ANA OPEN 2014 GOLF TOURNAMENT

今日の速報

2014年9月20日(土)

ANA OPENゴルフトーナメント決勝ラウンド1日目 — 総評 —

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昨日までの雨天とは一転、暖かく晴天に恵まれたANAオープンゴルフトーナメントも、本日から決勝ラウンドに突入。予選を通過した65名(うちアマ1名)の選手が、定刻のアウト8時10分、イン8時15分にスタートしました。

ムービングサタデーの3日目を終えトップに立ったのは、前日から首位に立つ谷原秀人選手と前日2位タイの宮本勝昌選手。1打差の3位タイには4名、続く1打差7位タイに4名が続きます。注目の石川遼選手は5バーディ、3ボギーの28位タイ。池田勇太選手は1イーグル、4バーディ、1ボギーの16位タイで最終日を迎えます。

単独首位で3日目をスタートした満身創痍の谷原選手は、前日までの痛みも少しずつ癒え、着実にスコアを伸ばしました。「体調も良くなってきているし、最終日は前半からスコアを伸ばしていきたい。終盤はバーディをとるのが難しくなるコースなので、前半からパットが入ればいいなと思います」

Position Score Player Total
1 -13 谷原 秀人 203
  -13 宮本 勝昌 203
3 -12 増田 伸洋 204
  -12 金 亨成 204
  -12 李 尚熹 204
  -12 藤本 佳則 204

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1打差の2位タイで3日目をスタートした宮本選手は、前半9ホールをすべてパーという我慢のゴルフ。12番で初めてバーディを取ると、17番ホールのパー5では、3打目を直接カップインさせる見事なイーグル。首位に並び、最終組での優勝争いに臨みます。「毎年、大会前にANAの機内放送で前年大会のダイジェストを見ていて、いつか自分も優勝して出たいと思っていました。夢をかなえたいですね」

2打差に10名がひしめく大混戦。谷原選手と宮本選手がこのまま独走するのか、それともダークホースが現れるのか──最後まで目を離せない優勝争いにご注目ください。

谷原秀人選手

イメージ13アンダー(1位タイ) 3R 69

──(最終18番ホールで1メートルもないパーパットをはずして)最後はボギーでした

うん。もったいなかったですね。めちゃめちゃ開いちゃった。

──(突然降り出した)雨が気になりましたか?

そりゃ、あれだけ降れば少しは気になるでしょ(笑)

──(痛めている)首の状態はいかがですか?

朝起きた状態で、今日はやれそうだなと思いました。

──満足いく練習はできましたか?

まったくしていないですね。朝やったくらいですよ。練習よりケアのほうが長いですから。朝・夕で1時間半ずつ電気マッサージをやって……。寝て起きると、痛いという感覚はありますよね。

──いつもより早くゴルフ場に来ているのでは?

うん、今日は2時間半前に来ましたね。

──首と肩甲骨、どちらが痛むのでしょうか?

肉離れなので両方が良くないですね……。

──優勝スコアはどのくらいになると予想されていますか?

18アンダーくらいになるんじゃないですかね。明日1日で9アンダーとか出されたら、もっといくかもしれないですけど。

──グリーンの状態はいかがでしょう?

グリーンは相変わらず止まりますね。上りの良いラインにつけられれば、スコアを伸ばすきっかけになるんじゃないですかね。今日は朝の時点でアイアンが飛んでいるなと思って、昨日より1番手戻ったので、トレーナーがビクビクしていましたよ。朝はオーバーめが多かったです。自分が振らない限りは悪化しないと思います。

──昨日藤本(佳則)選手はこらしめましたか(笑)

あの後すぐに。「あぁ、あれね」なんていってたよ(笑)

──最終日への意気込みをお願いします

明日は前半から伸ばしていかないとね。終盤はバーディとるのが難しくなるので、前半から良いパットができればいいなと思います。

──今日のショットはいかがでしたか?

打てています。たまに良いショットもありますよ。

──藤本選手と同組はどうでしたか?

うーん、微妙じゃないですかね。もうちょっと伸ばせた気がするし、僕らの組はいいパットが入っていなかったので。リラックスしてやっていました。

──手ごたえは?

ここまでやれたんで、体調も戻ってきていますし、パター次第かなと思いますね。

──ラフからのショットはきついですか?

1クラブ上げて、フェイス開いて打っているので、その中ではうまく打てていると思います。

──この後、練習は?

しないです。

石川 遼選手

イメージ6アンダー(28位タイ) 3R 70

──今日は5バーディ2ボギーという内容でした

なかなか思った通りのプレーをさせてくれないな、と。

──ボギーが2つ先行するラウンドでした

ショットが「あっ」と思った瞬間にはもう隣のコースというのが、このコースの特徴なので……。このコースはドライバーだけでは難しいですね。

──2年ぶりに輪厚に帰ってきてどうですか?

ショットをもう少し安定させてトップ10には入りたいですね。このコースはプレーしていて楽しいですし、明日最終日で3日間応援してくださった方々にもいいプレーを見せたいです。

──今日はティーショットが不調でしたか?

どうしてもセカンドで林に入ると、グリーンを狙えないところに簡単にいってしまいます。まだまだ安定感がないですね。

──右に行く理由はわかっていますか?

振りきれていないというか、思い切りがない時ですね。18番が今日1番のティーショットでしたね。あれだけいいショットを最後に打てているので、ホントにそれが気づけていれば……。置きに行くと曲がってしまうということはわかってはいるんですが。特にこのコースはフェアウェイが狭いので振り切って狙っていくというクセがまだついていないんです。今シーズン振ろう振ろうという意識がなくて、コース上で振れないんです。

──パッティングはどうでしたか?

長いバーディパットが多くて……。アイアンも思った通りのスイングができていない。パットのほうもいいストロークができていない。安定して良いスイングができていればスコアも上がってくると思います。コントロールを意識してもうまくいかないんです。縦を意識すると横がぶれる。横を意識すると縦がぶれる感じですね。昨日も16番170ヤードのアゲンストで178〜179ヤード打っていくつもりでやった時はしっかりうまくいったんですけど、前の15番で160ヤードを8番アイアンで打った時は、10ヤード調整しなければいけないんですけど、スイングが合わなくてコントロールできない状況にいるんです。シンプルなショットが1番いいんですよね。ドライバーとか1番シンプルじゃないですか。ティーグラウンドが平らでティー刺して。最後の18番みたいなスイングができればいいですね。

──パッティングがショートしている感じがありましたか?

18番は7メートルをショートしてしまって。でもあまり気にする感じではないのかなと思います。今日は長いのが多かったので。ショートしたりオーバーしたりというのがないので、まだ合わせやすいのかなと思います。2〜3メートルをショートしていたら気にしなくてはいけないですけど。

──明日へ向けて一言お願いします

たくさんの人に見に来ていただいているのでいいスコアを出したいと思いますし、そのためにどうするかというのが自分のやるべきことだと思います。

宮本勝昌選手

イメージ13アンダー(1位タイ) 3R 68

──(17番ホールは)ナイスイーグルでした

あれはすごいいいプレーができたと自分でも思いますね。

──同組の2人(谷原、藤本選手)がいいプレーをしていたのでは?

そうですね。はずさないし、ピンに寄るし、2人ともうまいなあ、と思っていました。僕もツイてなくはないんだけど、それほどピンに近いわけでもない。入れたいんだけど、中途半端な距離ばかり。それも難しい下りのフックラインとか、スライスとか。非常に気持ちをニュートラルに維持するのが難しかったですね。明日はうまくいけば藤田さんと一緒に回れればと思っていました。プレー途中でも、こういうときは藤田さんならどういうふうにするかな、と思ったり。17番のイーグルは3打目が残り72ヤードでサンドウェッジ。ゆっくり打つイメージを考えていたら、そのイメージ通りにいった。1メートル手前からバウンドしてそのままカップイン。

──18番のパーパットも2メートルくらいでした

難しかったですね。フックラインがきつかった。

──首位で最終日を迎えました

そうですね。優勝もそうですけど、(表彰式での)CAさんとの写真撮影もしたいですね。それに毎年大会前にANAの機内放送で大会のダイジェストが流れるので、いつもあれ見ていて、いつか(優勝して)出たいなあ、と思っていたので。2つの夢かなえたいですね(笑)

──藤田さんとの優勝争いになりますか?

なかなか2人で優勝争いすることはないですね。まあ、明日は違う組だし、あまり意識しないでやります。

増田伸洋選手

イメージ12アンダー(3位タイ) 3R 63

──今日は63と絶好調でした

いやあ、打っている本人はそんなに気持ちよく打ってないんですけど、いいのが入ってくれました。パットの読み具合とか、1ピンからうまく入ってくれたところもあったんでね。14番では10メートル以上あったのが、2パットで入ってくれた。

──今日はショットよりパットの調子がよかったように見えます

そうですね。今週パターを変えて、それがすごくいい感じです。ショットはもうちょっと。まだ、自分でなじんでいない。だから、今日はドライバーも新しいものに変えてみました。今日はそのおかげでティーショットが意外と良くて。前のよりも球が上がりやすく、やさしい感じ。パターはこれまで34インチだったものを36インチにしました。グリップも太いし、今まで見向きもしなかったパターだったけれど、メーカーの勧めで使ってみたら意外と良かった。パットの調子が悪くなって、かがんでグリップも強く握っちゃうのも良くなかったのかも。今までは2ボールのヘッドだったのが、今回はツノが生えているようなやつです。9アンダーはVISAで63出したことあります。

──優勝狙える位置にきましたね

そうですね。来ちゃいましたね。もう流れに任せますよ。欲かいても仕方ないし、1打1打しっかりやっていきたいです。日本オープンが地元で、育ててくれたコースでもあるので出たいですね。勝って出られたら一番いいんですけどね。

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