9月15日予選ラウンド1日目レポート

──今日のラウンドを振り返って、感触はいかがでしたか？

スコア的にはイメージに近い感じで、バーディを取っていくことができました。午前組で8アンダーのスコアがあったのでやりづらさもあったんですけど・・・逆に自分もあれぐらい伸びて当たり前なんだなと考えてましたね。それほどスコアにこだわらず自分がやるべきことをやれば、今日はやさしいコンディションだとは思っていました。

──ショットの満足度は？

ウェッジがいまひとつのケースはいくつかありました。でも、手応えとしては結構いい方向に進んでいると思います。昨日（アマプロチャリティ）や練習ラウンドで感じた手応えを試合で実践することで、より感触をつかんできていると思います。

──7番でドライバーを握ったのは風の問題ですか？

風がアゲンストだったので、昨日まで3番ウッドで打っていたラインでドライバーを選んだということです。

──しっかり打てましたか？

ちょっと左のラフに入ったところでしたけど、良いショットだったと思います。

──4番、7番のショットはイメージ通りでしたか？

4番、7番は修正できた感じはありました。でもその前の2番でフェアウェイ真ん中からバーディ取れなかったところと13番、特にウェッジだと100ヤード以内のフェアウェイが難しかったです。すごくタイトなライになるので、スピンをかけるのも難しいですし、普段よりも溝を1本、2本下に当たってしまうような感じになるので。今週はフェアウェイからはアイアンは厳しいと思います。

──パッティングも危なげなかったですね

もったいないパットはそんなになかったので、決めるところはしっかり決められたと思います。

──いつもよりお腹が空いていましたか？

やっぱりかなり集中力を使ったんだと思います。どのホールでもボギーになる可能性がある中で、最善のルートだと思ったところを攻め続けていくのは精神力も体力も使います。そこから逃げないように自分との闘いもあったので。集中力を使うとタンパク質を消費するので、おにぎりを食べたり、今日はお腹が空きましたね。

──大会連覇に向けて良いスタートを切れましたね

スタートとしては本当に良かったです。これからも自分のやるべきことができればよいのではないかと思います。ショットのクオリティとしてはまだまだなところが多く、その精度を高めていくことも目的としてラウンドを続けていきたいですね。優勝争いの中でよいショットができれば自分の財産になるので、どんどん吸収できるようにするためにも、よい位置で週末にプレーできるよう頑張りたいです。

──再来週、重永プロの地元、熊本で慈善活動をされますね

7月頃からその話をしていて、2人の気持ちが実現に向けて一致していました。学校の授業の一環としてスナッグゴルフをただ教えるだけじゃなく、話をして子どもたちと楽しい時間を過ごせればよいなと思います。ゴルフを通して自分ができることはやっていきたいと思います。

──今日はいい内容でしたね

ありがとうございます。ショットはずっと良かったですし、調子もいいんで。パッティングは最初の1ホール、2ホールは練習グリーンよりもコースの方が重かったので、転がりが不安なところはあったんですけど。その辺を考えながら転がりは気にせず、しっかり強めに打つことを心掛けたのがうまくいきました。

──12番でイーグル取りましたね

フェアウェイから244ヤードをクリークで打って、ピンハイが6～7メートルですかね。それが入ってくれたんで、いい流れに乗れた感じはします。

──先週はどう過ごされましたか？

先週は疲労がたまっていて、週前半はゆっくり休んでいました。週末に北海道に入ってラウンドをして、しっかり勘を戻して試合に臨みました。少し休みましたけど、ショットの調子は問題なかったと思うので、パッティングが入れば今日みたいなスコアは出るのかなと思います。

──アンダーパーが多い展開ですね

朝がどうだったかはわからないですけど、風もなく午前組の方が有利だったとは思います。グリーンのコンディションも悪くなる後半でしっかりスコアを伸ばせたのでよかったです。明日は午前組なので、アジャストしながらやっていけばいいと思います。

──以前勝っているコースなので、また優勝を狙いたいですね

そうですね。ぜひ、それは思います。

──ピンチはありましたか？

唯一9番のロングホールだけですね。アプローチが今日はよかったんですけど、昨日ちょっと丸山茂樹さんに教えてもらったんです。アプローチがあまりにも下手くそだったんで。丸山さんには「フィニッシュを体幹使ってしっかりすることだけを考えろ」と言われました。そこを意識してやったら結構うまくいきました。ヒョンソンもよかったですし、高山さんも序盤よかったんで、組み合わせにも恵まれたね。

──丸山さんにはどれくらいの時間、教えてもらいましたか？

時間もそんなになかったんで、アマプロ始まる前に少しだけです。今日の朝も打っていてイメージがわかなかったので、そこだけは徹底してやりました。優勝するためにはやっぱりアプローチは必要なのかな。そこがしっかりできるようになれば、優勝できるのかなと思います。丸山さんに「イメージ通りに打ってもダフッたりトップするのは誰にでもあるし、仕方ないと思うしかない」と言っていただいたので気持ちは楽になりました。

──64というスコアについてはいかがですか？

自己ベストですね。8つのバーディも自己ベストです。風もなかったですし、ラフにあまり入っていなかったし、パターもよかった。流れがよかったですね。

──先週はどういった調整をされましたか？

何もしてないです。水曜まで山梨にいたんで。家族も来ていて、旅行がてら富士5合目とか富士急ハイランドのトーマスランドとかに行っていました。

──セガサミー、日本プロと上位に食い込んでいます。北海道との相性は？

今までそんなによくはなかったので、それほどでもないはずなんですけどね。でも、今年入っていいですね。ただ、あまりにも食べ物が美味しいので、こっちに入ってお腹をこわすんですよね。昨日も（石川）遼と練習ラウンドしてすごく痛くなって（笑）

──洋芝はどうですか？

ショットに関しては苦手じゃないです。上からたたきつけるタイプなので抜けますから。洋芝の方が意外とピンハイに行きます。ただ、アプローチが難しくてイメージ通りにいかないことが多いですね。

──アプローチでスコアをつくれたのは自信になりますか？

いや、まだ1日ですからね。自信になったかと言われれば、なってないですね。8アンダーだろうが9アンダーだろうがまだ自信にはなってないですね。

──最終戦も見えてきていますか？

コンスタントに予選は通っていきたいですね。そうすれば、どれだけ上位に食い込めるか、優勝を目指せるかなどを考えながらできますよね。パッティングがよくなっているのとショットの精度も良くなっているので、崩れにくくなっているのかもしれません。

──石川プロと練習されていますね

フジサンケイから2回まわっていますけど、自分とゴルフスタイルがまったく違いますよね。すごい攻めるゴルフですよね、いつもドライバーだし。すごい技術を持っていますし、参考になるところは聞いてますし得るものはありますよね。再来週、自分の地元である熊本の慈善活動にも来てもらいますし、ありがたいことです。

──今週の目標をきかせてください

4日間まわれれば得るものはいっぱいありますので、まずは4日間まわりたいです。

──今日5アンダーでしたね

どうでしょうね、いいんじゃないですか。

──最終9番パー5のセカンドショットはどうでしたか？

予想外に飛びましたね。サードはどうやっても寄らないんで諦めました。

──ショットの調子はいかがですか？

体の痛みはないし、ショットもよかったり悪かったりです。まあまあじゃないですか。

──13番はボギーでしたね

まあ、バーディー取れてるのでよしかなと。悪い順位じゃないでしょ。