航空機の運航以外における取り組み

ANAグループにおけるCO2排出量削減の取り組み

エネルギー消費量の削減

ANAグループは省エネ法に基づき、独自に作成したエネルギー管理標準を用い、グループ全体の施設でエネルギー使用量の削減に取り組んでいます。省エネ法上の「特定事業者」であるANA、(株)ANAケータリングサービス、ANAフーズ(株)は、目標である年1%以上のエネルギー削減を達成し、経済産業省の省エネ法クラス分け制度で創設以来5年連続「省エネ優良事業者(Sクラス)」に認定されました。
また、各事業所での省エネ対応を深化させるだけでなく、空港車両 などのHV(ハイブリッド自動車)・EV(電気 自動車)・FCV(燃料電池自動車)の導入や 自社施設・設備などの省エネ機器への更新を順次行っていきます。

再生可能エネルギーの活用

ANAグループでは再生可能エネルギーの活用を進めています。
ANAグループの総合トレーニングセンター「ANA Blue Base(ABB)」、ANA殿町ビジネスセンター、ANAテレマート(株)長崎支店コールセンターでは、太陽光パネルを設置し、太陽光エネルギーによる電力を活用しています。また、大阪地区や九州地区の自社施設でも再生可能エネルギーを活用するなど、ANAグループ全体で導入を進めています。

ANAグループ「省エネ大賞」

ANAグループは、2050年までに航空機の運航以外で発生するCO2排出量をゼロにすることを目標に掲げ、グループが所有する施設および賃貸物件でのエネルギー使用量の削減に取り組んでいます。
その一環として、エネルギー使用実績に基づき、前年度と比較し削減量・削減率の大きい事業所の取り組みを「省エネ大賞」とし表彰しています。

「省エネ大賞」を受賞した事業所の取り組みをご紹介します。

取り組みの詳細はこちら

資源循環の取り組み

ANAグループでは、プラスチック、紙などを中心に資源類の利用を削減(Reduce)、再利用(Reuse)、リサイクル(Recycle)する3Rの取り組みを推進しています。

プラスチック使用量の削減

空港ラウンジや機内で使用しているすべての使い捨てプラスチック製品を紙やバイオプラスチックなどの環境配慮型素材に変更するなど、プラスチック使用量の削減に取り組んでいます。また、ANAは2021年8月より順次、日本の航空会社として初めて、国際線エコノミークラス機内食の主菜容器をプラスチック製から地球環境に優しいバガス素材(サトウキビから砂糖を精製する際に残る茎や葉のこと)へ変更します。これにより、機内物品における使い捨てプラスチック年間使用量の約3割を削減することが可能になります。

カトラリーを木製素材へ変更
主菜用容器をバガス素材に変更

紙類資源の削減

時刻表や機内誌など紙媒体からオンラインへ移行することで、紙消費重量の削減に取り組んでいます。
また、運航乗務員、客室乗務員をはじめ、全ての職掌で紙媒体マニュアルの電子化、オペレーションで必要な書類の電子化を進めています。

詳細一覧

Reduce

機内
  • マドラー・カトラリー・ストローの環境配慮型素材へ変更
  • 電子化による紙の時刻表廃止
  • 機内誌や貨物運送状の電子化促進
  • ヘッドレストカバーのリユース素材への変更
整備
  • 洗浄剤の使用量削減(超高圧水でエンジン部品を洗浄)
その他
  • 旅行パンフレットの適正数量への見直し
  • 紙媒体マニュアルの電子化

Reuse

機内
  • 再生プラスチックを原料とした機内用品(国際線の飲料カップやサラダボールカップなど)の導入
整備
  • 梱包資材のリユース
自社施設
  • 機内搭載水の残りや厨房排水処理水(中水)の利用
  • 独自に策定したファシリティースタンダードに基づいたオフィス備品(机など)のリユース

Recycle

機内
  • 雑誌類のクローズドリサイクル
整備
  • 貨物防水・防塵用ビニールシートのリサイクル
  • 梱包資材リサイクル
空港施設
  • 梱包資材のリサイクル
  • 手荷物タグの回収、リサイクル

食品ロスと食品廃棄の削減

食品製造会社(株)ANAケータリングサービス、や食品販売会社ANAフーズ(株)では、食品リサイクル法に準拠し、加工の過程で発生する食材のリサイクル率向上に努めております。一方、機内で発生する食品廃棄を削減するため、国内線、国際線において廃棄率をモニターし、機内食搭載数の見直しを行っています。国際線のファーストクラスとビジネスクラスでは機内食の事前予約サービスを充実させ、機内で食事のご要望にお応えできない状況を回避すると同時に、余剰な機内食の搭載をなくし、お客様の満足度向上と食品廃棄の削減を実現しています。
ANAグループは、製品ライフサイクル(食材の調達、調理、食事の提供、廃棄)を通じ、2050年度目標として機内食などの食品廃棄を50%削減のために取り組んでいきます。

国際線ファーストクラスでの事前ミールオーダーサービス実施

環境法令

ISO14001とは

ISO14001とは、製品の製造やサービスの提供など、自社の活動による環境への負荷を最小限にするように定めた仕様書です。ISO14001を取得した組織や企業は、地球環境へ配慮した組織・企業活動を行っていると国際的に認められています。

ANAケータリング(株) 2007年取得

容器包装リサイクル法とは

容器包装リサイクル法は、環境省、経済産業省、財務省、厚生労働省及び農林水産省の5省が所管しており、容器包装廃棄物を資源として有効利用することにより、ごみの減量化を図るための法律です。消費者は分別排出、市町村は分別収集、事業者は再商品化(リサイクル)を行うことが役割となっています。また、平成12年の容器包装リサイクル法の完全施行後から公益財団法人日本容器包装リサイクル協会にリサイクル業務を委託しています。

食品リサイクル法とは

食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律です。食品製造工程から出る材料くずや売れ残った食品、食べ残しなどの食品廃棄物(未利用資源)」を減らし、リサイクルを進めるため、生産者や販売者などに食品廃棄物の減量・リサイクルを義務付けた法律であり、2000年に制定されました。農林水産省・環境省が所管しています。食品循環資源の再生利用等を総合的かつ計画的に推進するため、実施すべき量に関する目標を、業種別(食品製造業、食品小売業、食品卸売業、外食産業)に定めており、ANAグループは準拠しています。

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