INTERVIEW 1
「ANAで働く魅力とは?」
Chapter02
ANA入社後の"思い出深い仕事"
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溝内
ANA入社後の"思い出深い仕事・場面"を教えてください。
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高村
入社して特に印象に残っているのは、ANAと慶應義塾大学の共同研究から生まれたスタートアップ「Blue WX」への出資を実行したことです。これは通常のCVC投資とは異なり、イレギュラーな要素が多々ありました。出資の意思決定に至るまでには多くの困難がありましたが、チーム一丸となってそれらを乗り越え、最終的に無事出資を実行できたことは、大きな達成感に繋がっています。
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船曳
この1年半で最も印象に残っているのは、スイスで開催されたIATA主催のフォーラムに出張で参加したことです。世界中のエアライン関係者が集まり、業界の最新動向を学ぶ中で『自分は本当にエアラインの一員になったんだな』と改めて実感しました。また、滞在中にどうしても本場のチーズフォンデュが食べたくなり、一人で迷いながらお店を探し歩いて、ようやくたどり着いた味が格別で(笑)。最高の思い出になりました。
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東山
私は、前職で設計に携わったエンジンが搭載された飛行機に同乗し、日帰りで石垣島へ飛んだ時のことが印象に残っています。
エンジンは実際の運航を考慮して設計されていますが、運用現場では安全性やサービスを最優先するため、想定とは異なる条件で使われることもあります。これは全く問題のない使用方法ですが、エンジンの信頼性という観点では、次世代エンジンの開発に向けてフィードバックしたいと感じる点もありました。
開発段階から実際の運航まで、同じエンジンに深く関わっていけることは本当に貴重な経験です。この貴重な経験で培った知見を、これからの世代へしっかり繋いでいきたいと思っています。
ちなみに、石垣島へのフライトは業務の一環でしたので、着陸後すぐに折り返しで戻ってきました(笑)。今度はプライベートでゆっくり訪れてみたいと思いましたね。
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古谷
ANAに入社してから特に印象に残っている場面は、周りのメンバーや上司に積極的に助けを求めるようになったことです。
これまでの職場では、担当者レベルで解決できることはできる限り自分で進めてきました。しかし、ANAでは一つ一つの事象に深い歴史や背景があり、それを理解した上で業務を進めなければならない場面が多くあります。最初は戸惑うこともありましたが、自分一人で抱え込まず、関係する方々の声に耳を傾け、その歴史や背景を踏まえて物事を進めていく重要性を強く感じました。
部署内外問わず多くの人に助けを求める中で、様々な知見や視点に触れることができ、結果として、より円滑に、そして深く業務を進められるようになったと感じています。この経験を通じて、周囲を巻き込みながら仕事を進めていくことの価値を改めて実感しました。