- 文化
- 大阪
国立文楽劇場
大阪が育んだ日本の伝統芸能 ユネスコ無形文化遺産「文楽」を堪能
「歌舞伎」や「能」と並ぶ日本の伝統芸能のひとつである「文楽」を上演するための舞台機構を備えた劇場。ユネスコ無形文化遺産として大阪が世界に誇る「文楽」を中心に、歌舞伎や邦楽、舞踊、大衆芸能などを上演しています。文楽伝承者の養成、公演記録の作成、調査資料の刊行なども行い、関西の伝統芸能の拠点になっています。世界的に有名な建築家、黒川紀章の設計による建物の中には、大小二つのホールの他に資料展示室や図書室があります。

伝統と現代を融合した建築
17世紀から続く劇場街で、現在も大阪を代表する観光スポット、道頓堀にほど近い日本橋にある国立文楽劇場。世界的な建築家、黒川紀章の設計による建物は、伝統的な和風の意匠を取り入れ、黒の格子模様を基調にした伝統と現代を見事に融合したものです。客席の周囲には提灯があしらわれ、伝統芸能鑑賞を盛り上げてくれます。

「太夫」(語り手)・「三味線弾き」・「人形遣い」が三位一体となって演じる高度な総合舞台芸術
古くから受け継がれた「語り」の芸能は、演奏に「三味線」が用いられるようになり、「人形操り」と結びつき、そして近松門左衛門の戯曲が人気を博したことで、現在の「文楽」へと繋がっていきました。太夫(たゆう)の語りと三味線による音楽芸能「義太夫節」は、それだけで物語を堪能できる文学作品ですが、その「動く挿絵」とも言えるのが人形の舞台です。大きな人形一体を三人がかりで操作するという世界に類を見ない方法で、美しく精妙かつダイナミックに、ときには人間には不可能な動きで、物語を造形していきます。語りと音楽と人形が一体となって創り上げる高度な総合舞台芸術、それが文楽なのです。
観光地詳細
| 名称 | 国立文楽劇場 |
|---|---|
| Webサイト | https://www.ntj.jac.go.jp/bunraku.html |
| 所在地 | 大阪府大阪市中央区日本橋1-12-10 |
| アクセス | Osakaメトロ堺筋線/千日前線日本橋駅、近鉄奈良線近鉄日本橋駅下車 7号出口より徒歩で約1分 エレベーターのご利用は10号出口エレベーターをご利用ください。 駐車場はございませんので、車でのご来場はご遠慮ください。 |
| 営業時間 | チケット売場及び資料展示室:10:00~18:00 公演の上演時間は各公演毎に異なります。 |
| 定休日 | 7月1日及び年末年始 公演期間及び公演期間中の休演日は各公演毎に異なります。 資料展示室は随時展示入替のための閉室期間があります。 |
| お問い合わせ先 | TEL: 0570-07-9900(国立劇場チケットセンター) |
| 料金 | チケット料金は公演毎に異なります。 資料展示室は無料 |
| その他 | 文楽公演にはイヤホンガイドあり(日本語と英語のみ) 文楽公演には「幕見席」あり 公演詳細はHPでご確認ください。 |