2025/08/25
2025年4月13日から10月13日まで、大阪府大阪市で「2025年日本国際博覧会(下記、万博)」が開催されています。
ANAグループは、2023年から3年間、EXPO2025関西観光推進協議会に協賛しています。
「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、万博のスローガンである「持続可能な社会の実現」に呼応し、ANAグループの環境に関する取り組みを紹介する特別ブースを、6月20日限定で会場内「フェスティバル・ステーション」観光PRブースに出展いたしました。
ブースには約600人のお客様にお越しいただき、航空業界が果たすべきサステナビリティの取り組みについて多くのご関心をお寄せいただきました。
ブースでは、持続可能な社会の実現に向けた、ANAグループの環境への取り組みを展示品や動画でご紹介しました。主な展示品は下記のとおりです。
航空機の燃費効率向上とCO2排出量削減のため、サメ肌の構造を模した「リブレット加工フィルム」を一部の機体に導入しています。このフィルムは機体表面の空気抵抗を低減し、1機あたり年間約250トンの燃料消費量と約800トンのCO2排出量削減に貢献すると期待されています。
整備士の作業着をアップサイクルして、バッグなどのユニークな製品を製造して販売しています。この取り組みによって廃棄物の削減と資源の有効活用を目指しています。
持続可能な社会の実現を目指す活動の象徴として導入した特別塗装機で、国内外で3機(Jet機2機とプロペラ機1機)就航しています。機体には緑を基調とした「ANA Future Promise」のロゴと葉のモチーフ、そして「SAF Flight Initiative」のロゴと水のモチーフが描かれており、環境負荷低減に貢献するさまざまな取り組みが盛り込まれています。
ANA Future Promise Jetの中で展開している施策の一つです。青森県のappcycle社が開発した、りんごジュースを製造する際の搾りかすから作られた国産ヴィーガンレザー「RINGO-TEX」をヘッドレストカバーに採用しています。
ご担当の高田さん(写真前列左から2番目)にお話を伺いました。
高田さん:2025年4月、万博開催の地である大阪支店で「大阪・関西万博対応プロジェクトチーム」が立ち上がりました。
今回の出展も活動のひとつです。
2回出展予定のうち初回の今回は、ANAあきんど大阪支店のプロジェクトチームとANA CX戦略部が一丸となり、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿って、ANAグループの環境に関する取り組み「ANA Future Promise(下記、AFP)」の展示を実施いたしました。
出展に向けて、AFPについて改めて学習しその大切さを再認識したことで、ブースでは来場者に対して自らの言葉でご説明をすることができました。
また、ANA Future Promise Jet & Propと同じデザインの「水と緑」のモチーフを描いたエプロンの着用体験や、実際に展示品を触っていただいたり、就航路線図のパネルを用いたアンケートにご参加いただいたりと、展示品を見るだけや説明を聞くだけの出展内容にするのではなく、来場者も体験できる内容にしたことで、より多くの方が我々の取り組みに関心を持ちご参加いただけたと感じます。
万博会場内での出展というまたとない機会をいただけたことは、いい意味でのプレッシャーでもありましたが、世界各国からの来場者であふれる会場でANAグループの長期環境目標を紹介でき、ANAグループの経営ビジョンである「ワクワクで満たされる社会を」のもと、「いのち輝く未来社会のデザイン」に一歩でもつながる役割を果たせたのではないかと思います。
ANAは、これからも、より豊かな社会の実現に貢献してまいります。