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熊野古道 中辺路
聖地へと続く巡礼の道
和歌山県南部の熊野エリアは古くから神聖な地として、人々の信仰を集めてきました。平安時代以降、熊野へと向かうため、日本各地からさまざまな参詣の道が生まれました。それが、日本の世界遺産の1つ、熊野古道です。その中でも、中辺路(なかへち)は中世に最も頻繁に利用され、道中には熊野の御子神(みこがみ)を祀った王子が点在しています。険しい山道を越えて巡礼の旅を続けることで魂が救われると信じ、身分や男女の別を問わず、あらゆる人々が熊野を目指した参詣道には、今もなお人々が絶えません。

熊野本宮大社 山々に囲まれた熊野詣最初の到達点
杉木立に囲まれた158段の石段参道を登り、神門をくぐると古式ゆかしい雰囲気をたたえた社殿が姿をあらわします。熊野三山の中でもとりわけ落ち着いた雰囲気が漂っていて、極楽浄土の聖地とみなされてきました。中辺路、小辺路(こへち)、大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)といった、いくつかの参詣道の交差点にあることから、一般的に熊野詣の最初の目的地であったといわれています。

湯の峰温泉 日本最古の湯
湯の峰温泉は、今も昔ながらの温泉情緒を残し、湯の街の風情を感じる日本最古の温泉です。熊野詣の際に、湯の峰で身を清め、そしてまた長旅の疲れを癒しました。日によって7回も湯の色が変化するといわれている天然温泉の岩風呂「つぼ湯」は、世界でも非常に珍しい世界遺産に登録された入浴可能な温泉です。

発心門王子 神域の入り口
発心門王子(ほっしんもんおうじ)は、熊野九十九王子(くまのくじゅうくおうじ)の中でもとりわけ格式が高いとして崇敬されてきた五躰王子の一つです。発心とは、仏道に入る心を起こすという意味で、熊野本宮大社の神域の入り口とされています。発心門王子から熊野本宮大社へと向かう約7キロメートルの古道は、休憩所も整備され、石畳の残る古道や棚田、茶畑が美しい集落の中を通り抜けるなど趣のある景観を楽しむことができる初心者向けのウォーキングコースです。
観光地詳細
| 名称 | 熊野古道 中辺路 |
|---|---|
| Webサイト | https://www.hongu.jp/kumanokodo/ |
| 所在地 | 和歌山県田辺市本宮町本宮100-1 |
| アクセス | JRきのくに線紀伊田辺駅からバスで約120分 JRきのくに線新宮駅からバスで約60分 |
| お問い合わせ先 | TEL: 0735-42-0735(熊野本宮観光協会) |









