出石（いずし）

出石のシンボル、辰鼓楼。出石城の入口にある日本最古と伝わる時計台です。1871年、太鼓を鳴らして時を知らせる楼閣として建てられ、城主登城を太鼓の音で知らせていたとも言われています。現在の時計台の姿となったのは1881年、城下町で開業医がオランダ製の機械式大時計を寄贈して以来のことです。今では3代目の時計が、出石のシンボルとして時を刻み続けています。

出石永楽館（いずしえいらくかん）は、1901年に開館した芝居小屋。歌舞伎をはじめ新派劇や寄席などが上演され、但馬の大衆文化の中心として栄えました。1964年に閉館したものの、復元・再開を望む地元の人々の声から、2008年に大改修の末、明治時代に建てられた当時の姿で蘇りました。歌舞伎の有名役者を招いて行われる永楽館歌舞伎は大人気です。舞台裏を見学できる館内見学もあります。