ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)

「お客様のダイバーシティ」 に着目し、多様性を尊重する共生社会の実現に貢献します。

ANAグループのユニバーサルへの取り組みはこちら

基本的な考え方

 国際線事業を成長の柱に位置付けているANAグループにとって、グローバルレベルでお客様から「選ばれ、信頼される」ことは不可欠であり、事業を通じて共生社会づくりに貢献することは、公共交通機関を担う私たちの責務と考えています。
 多様性を尊重する持続可能な社会の実現を目指し、「お客様のダイバーシティ」に着目したグループ共通の考え方を全社的に共有するなど、「ユニバーサルなサービス」の強化に取り組んでいます。

推進体制

 国内外のユニバーサルなサービスの研究やお客様の声の分析に加え、グループ内で障がい者雇用を推進するANAウィングフェローズ・ヴィ王子(株)の社員による、実体験を交えた提案を積極的に取り入れるなど、すべてのお客様が不安やストレスなく、より快適に飛行機を利用できる環境の整備に努めています。
 また、空港地上係員・客室乗務員など、フロントラインの社員を対象に実施してきた「バリアフリー教育」の対象を拡大し、グループ全社員に「ユニバーサル」に関する理解と気づきを促すためのeラーニングを展開しています。
グループ全社員が受講する「ANA グループユニバーサルサービス」のeラーニング(画面イメージ)

主な取り組み

 2020年と将来的な超高齢化社会を見据え、ハード・ソフトの両面からバリアフリーの取り組みを推進するために、専門的な知見を有する他社と連携し、新技術を積極的に商品・サービス開発に導入しています。また、東京2020大会に向けて組織委員会が発行している指針「Tokyo 2020 アクセシビリティ・ガイドライン」に従い、飛行機をご利用いただくすべてのシーンにおいて、お客様の安心と利便性を向上していきます。

お客様の搭乗前から降機後までのすべてのシーンにおける安心、利便性を追求(シーンイメージ)

ハードレガシーの創造に向けて

 多様なお客様のニーズにお応えするため、搭乗手続きから、保安検査場、機内までの移動をスムーズにサポートする「樹脂製車いすmorph(モルフ)」、雨・風・雪でもプロペラ機を利用するすべての方が快適に搭乗、降機いただくことができる「プロペラ機用PBB(旅客搭乗橋)アダプター」、17 の言語に対応し、空港や機内で安心してコミュニケーションが取れる「電子版コミュニケーション支援ボード」の導入を進めています。また、小型機の一部(エアバスA320neo/A321型機)には、機内車いすでもスムーズにご利用いただける化粧室を設置しています。このような空港・機内・搭乗時におけるバリアフリー化の取り組みに対し、全日本空輸(株)とANAウイングス(株)が「第10回 国土交通省 バリアフリー化推進功労者大臣表彰」を、また、2017年12月には、「バリアフリー・ユニバーサル推進功労者表彰」にて航空運送分野で初めて内閣総理大臣賞を受けました。また、ユニバーサルデザインの考え方を導入した羽田空港国内線第2旅客ターミナルが「2016年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

樹脂製車いす「molph(モルフ)」
日本初の樹脂製車いす「molph」は、金属を使用していないため、座ったままスムーズに保安検査を受けられ、機内では座席横まで移動することができます。
 お客様のストレスフリーな搭乗体験を目的として開発されました。
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プロペラ機用PBBアダプター
ドアの位置が低いプロペラ機でも、旅客搭乗橋(PBB)の装着ができるよう開発された「PBBアダプター」。雨にぬれることもなく、また車いすを利用されるお客様もスムーズに乗り降りが可能になりました。
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コミュニケーション支援ボード
多様化するお客様ニーズに対応できるよう、タブレット端末を活用した「コミュニケーション支援ボード」を導入しました。17の言語へ対応し、ピクトグラムでの表示を多用するなど、よりスムーズなご案内やコミュニケーションに活用していきます。
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「グッドデザイン賞」を受賞
「すべてのお客様に、やさしく、わかりやすく」を目指し、リニューアルされた羽田空港国内線出発カウンター。目的別に4つのゾーンを設け、明確でシンプルなカウンターレイアウトになりました。
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遠隔手話通訳サービスを導入
耳や言葉の不自由なお客様向けに、「遠隔手話通訳サービス」を導入しています。
 今後、羽田空港以外にも国内線の主要空港に展開予定です。
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機内誌「翼の王国」の朗読と点字化
視覚・聴覚障がいのあるお客様のために、機内誌「翼の王国」の朗読と点字化に取り組んでいます。
朗読は客室乗務員が実施しています。

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ソフトレガシーの創造に向けて

 ANAグループの社員が様々な価値観を受け入れる受容力を高め、お客様がそれぞれの楽しみ方で旅ができるよう、ソフト面でのサービスの向上にも努めています。
 障がいに対する“心のバリア”への理解を深め、社員が自らの問題としてその解消に積極的に向き合えるよう、各種講座を展開しています。フロントラインスタッフの教育・訓練担当者と外部講師による座談会や、NPO・大学・パラリンピアンの方などを招聘した「心のバリアフリー講座」を継続して開催するなど、日本社会における“心のバリアフリー”の実現を牽引できる人づくりに取り組んでいます。

福岡空港での手話講座
お客様を手話でお迎えし、安心してご搭乗いただける環境づくりを目指して、福岡空港で働くグランドスタッフが手話講座に参加しました。
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心のバリアフリー講座
障がいをお持ちの方々が感じている心のバリアへの理解を深めることを目的として、外部講師を招いたセミナーを開催しています。
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補助犬セミナー
障がいのある方の大事なパートナーである補助犬についての理解を深めるため、セミナーを開催しました。

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LGBTフレンドリーなエアライングループへ

 2015年4月のANAグループ「ダイバーシティ&インクルージョン宣言」を受け、LGBT※の課題に取り組んでいます。
 2016年度は、羽田・成田空港をはじめとしたANAラウンジの化粧室表示の変更や、ANAマイレージサービスにおける「ANAカードファミリーマイル」の「ファミリー会員」「特典利用者」における同性パートナーの登録を開始するなど、各種商品・サービスにおけるLGBT対応を進めています。
※ LGBT:レズビアン(L=女性同性愛者)、ゲイ(G=男性同性愛者)、バイセクシャル(B=両性愛者)、トランスジェンダー(T=性同一性障がいを含む生まれたときの体の性と心の性が一致しない人)の頭文字

ANAラウンジの化粧室表示変更
 ANAラウンジ内のトイレは、LGBTのお客様も含めて、どなたにも利用しやすいユニバーサルな環境を目指して、順次リニューアル中です。
LGBTフレンドリーのシンボルマーク
 レインボーの配色が印象的なこのマークは、セクシュアリティ、つまり人間の多様性を尊重するという意味が込められています。 色は全部で6色。世界共通で用いられているレインボーフラッグと同じです。
「PRIDE指標」で「ゴールド」を獲得
 日本初のLGBT指標「PRIDE指標」において、最高評価の「ゴールド」を獲得。 ANAマイレージクラブサービス関連では、「同性パートナー」の方の登録ができ、現在では全世界共通のサービスとして展開しています。
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