あらゆる環境の変化に対応できる強靭な事業構造に転換します

代表取締役社長
片野坂 真哉

株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社グループは、コロナ禍において航空旅客需要の大幅な減少に見舞われる中でも、全役職員が安全を守り、空港や機内における感染防止に向けた万全の対策を講じながら、日々の業務に邁進しております。

2021年3月期第3四半期は、国内線旅客事業、国際線貨物事業の売上高が、それぞれの第2四半期までの累計額に匹敵する実績となり、需要の回復傾向が見られました。しかしながら、国際線旅客事業では出入国制限が続き、国内線旅客事業でも12月以降「Go Toトラベル事業」が全面停止となり、大変厳しい状況となりました。一方で、国際線貨物事業では貨物専用機等を最大限に活用し、自動車部品や半導体、医療関連品等の旺盛な需要を確実に取り込むことができました。

かかる未曽有の危機を乗り越えるため、当社グループでは、運航規模の抑制や固定費削減等の緊急対策を実行しています。そして再びの成長を目指し、昨年10月に発表した「新しいビジネス・モデルへの変革」を着実に進めているところです。

コロナ禍の影響で、社会や人々の意識・行動が変容し、旅客需要は「質」「量」共に変化していくことが想定されます。リスクへの適応力と財務基盤を強化した上で、こうした「新常態」に適合すべく、事業構造改革を確実かつ迅速に進めていくために、公募による2,976億円の増資を実施いたしました。調達した資金は、中長期的な成長の原動力となるボーイング787型機の購入を含む設備投資と長期債務の返済に充当する予定です。

ANAグループは、パンデミックの再来も含め、あらゆる環境の変化に対応できる強靭な事業構造に転換してまいります。株主・投資家の皆様におかれましては、当社グループへ変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年1月
代表取締役社長 片野坂 真哉

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