社長メッセージ
安全と基本品質を徹底しつつ、価値創造サイクルを推進してまいります
株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2025年3月期の第1四半期は、回復基調が続く旅客需要を着実に取り込み、売上高は前年同期と比べて557億円増加の5,167億円となりました。運航規模の拡大に伴う整備機会の増加や人財への投資を進めたこと等から費用が増加し、営業利益は303億円となり、前年同期からは減益となりました。今後も収入・費用の両面でマネジメントを強化しながら通期の利益計画の確実な達成に向けて努めてまいります。
事業面では、国際線旅客事業において、コロナ禍以降の需要回復が遅れていた中国路線を中心に運航規模を増加させたほか、Peachでは、運航機材の配分を国際線に重点的に振り分け利益の最大化を図りました。また、2月に運航を開始したANAグループの第3ブランドとなるAirJapanでは、成田-バンコク線、仁川線に続き、成田-シンガポール線を新規開設し、アジアからの旺盛な訪日需要へのアプローチを進めてまいります。
本格的な夏の多貨客期を迎えるにあたり、基本品質の徹底と安全・定時運行を守ると共に、ANAグループ全体での価値創造サイクルの実現に向けて取り組んでまいります。
株主・投資家の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2024年7月
代表取締役社長 芝田 浩二