社長メッセージ
航空事業の持続的な成長に向けて
芝田 浩二
株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2026年3⽉期の第2四半期は、旅客需要が堅調に推移し、特に夏場の需要を着実に取り込んだ結果、売上高は上期として過去最高の1兆1,904億円となりました。営業利益は976億円と、前年同期から減益となりましたが、燃油や為替の市況影響等により、計画を上回り順調に推移しております。
旅客事業においては、引き続き堅調な旅客需要を取り込むとともに、貨物事業においては、8月1日にANAグループに迎えた日本貨物航空(NCA)とANAとのリソースの相互活用や、特殊商材の取り込み、共同運航の開始等、シナジー効果を創出する取り組みを迅速に進めること等で増収増益が見込めることから、通期の連結業績予想を上方修正いたしました。
また、従前から続くウクライナ情勢によるロシア上空通過の回避や、一部新造機の受領遅れ、エンジン改修等による稼働機材数の制約を解消するべく、AirJapanブランドの運航を2026年3月28日をもって休止(関係当局の認可が前提)し、機材と人財をANAブランドの運航に集約することにより、国際線旅客事業におけるANAグループの収益力と競争力の最大化を目指してまいります。
今後も基本品質の徹底と安全・定時運航を遵守し、航空事業の持続的な成長を追求していきます。
株主・投資家の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2025年10月
代表取締役社長 芝田 浩二