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石舞台古墳

古代のロマン溢れる、飛鳥のシンボル

奈良県明日香村は飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されている古代史のロマンを感じられる場所です。石舞台古墳は、6世紀に築造され、巨石30個を積み上げて造られた石室古墳で、その規模は日本最大級を誇ります。盛土が失われ、露出した天井石の上面が平らなことから、石舞台と呼ばれています。この巨大な古墳が誰の墓なのかまだ明らかとなっていませんが、付近に、時の権力者、蘇我馬子の庭園があったことから、馬子の墓ではないかとする説が有力です。

豊かな自然と古代の首都をサイクリング

多くの古代遺跡や美しい景色に出会える明日香村では、レンタサイクルを利用し、心地良い風を感じながらゆったりと名所を巡る楽しみ方がおすすめです。電動自転車で気軽にサイクリングができます。のどかな風景の中に溶け込む古民家を改造した農家民宿に宿泊すれば、地元産の新鮮な食材を使った食事や農業体験も楽しめます。まるで田舎のおばあちゃんのお家に遊びに来たみたいですよ。

日本の原風景を心に刻む「稲渕(いなぶち)の棚田」

石舞台古墳の近くには、中世(794年~1573年)に開墾され、日本の棚田百選にも選ばれた美しい棚田のパノラマが広がっています。約300の水田と畑により形作られ、春の菜の花、初夏の水田に映る夕陽、秋の真っ赤に咲き誇る彼岸花など四季折々に見せる表情は、明日香村の魅力的な歴史的景観の一部となっています。現在も日本の原風景を大切に受け継ぐ明日香村。訪れる人を優しい気持ちにしてくれます。

古代史の舞台を一望

自転車から少し降りて、飛鳥の中心にある標高148メートルの緩やかな丘、甘樫丘(あまかしのおか)を軽くハイキングしてみましょう。頂上からは明日香村が一望でき、大和三山といわれる耳成山(みみなしやま)、畝傍山(うねびやま)、天香久山(あまのかぐやま)も眺めることができます。かつて蘇我蝦夷・蘇我入鹿親子が権勢を天下に示すために、この丘の麓に居宅を築いたといわれています。整備された遊歩道には、日本最古の詩集と言われる『万葉集』で歌われた植物が植えられ、古の時代を感じさせてくれます。

観光地詳細

名称 石舞台古墳
Webサイト https://asukadeasobo.jp/kankou/ishibutai/
所在地 奈良県高市郡明日香村島庄254
アクセス 近鉄橿原神宮前駅東口または飛鳥駅から、奈良交通明日香周遊バス石舞台下車すぐ
営業時間 8:30~17:00
お問い合わせ先 TEL: 0744-54-4577(一般財団法人明日香村地域振興公社)
料金 一般:300円、高校生以下:100円

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