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安土城跡

今はなき、高層の天守がそびえ立つ豪華絢爛な城に思いをはせる
戦国武将として名高い織田信長(1534-1582)の居城跡。滋賀県近江八幡市の標高199メートルの安土山一帯にある国指定の特別史跡です。1576年から織田信長が約3年の歳月をかけて完成させました。安土城跡付近には「安土考古博物館」「安土城天主 信長の館」があり、焼失してしまった安土城のもとの姿をレプリカ等で見ることができます。
極彩色に彩られた革新的天主
戦国武将・織田信長と豊臣秀吉が活躍した約30年を安土・桃山時代(1568-1603)といいます。安土城はその幕開けとして築城されましたが、織田信長が倒れた本能寺の変の後、焼失し、今では石垣だけが残っています。それまでの城にはない独創的で絢爛豪華な城であったと推測され、城の外面は各層が朱色・青色・あるいは白色、そして最上層は金色だったといいます。内部は、当時天下一の絵師と呼ばれた狩野永徳(かのうえいとく)が描いた墨絵で飾られた部屋や、金箔が張り巡らされ極彩色で仕上げた部屋などがあり、当時の日本最高の技術と芸術の粋を集大成して造られたといわれています。日本の城、と言えば今では多くの人が思い浮かべる天主(天守)の建築は、この安土城が始まりとされ、歴史上に名を残す名城跡です。
観光地詳細
名称 | 安土城跡 |
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Webサイト | https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/831![]() |
所在地 | 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦 |
アクセス | JR琵琶湖線安土駅下車、徒歩で約25分 |
お問い合わせ先 | TEL: 0748-46-6594(安土山保勝会) |