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菅谷たたら山内
日本古来の製鉄法「たたら」
日本刀を作る原料を生み出すための日本古来の製鉄法が「たたら」です。菅谷たたら山内には。日本国内で唯一、当時の製鉄炉や設備、たたら職人たちの住居などが今も保存されています。そこを訪れ、伝統的な製鉄法に思いを馳せてみませんか?

「たたら」とは日本刀を作る原料となる純度の高い玉鋼を生み出すための、砂鉄と木炭を用いた日本古来の製鉄法です。今もなお、刀鍛冶たちが日本刀を作るのに用いる原料には、この「たたら」で生み出された鋼が使われています。

菅谷たたら山内
たたら職人たちが住んでいた集落を山内と呼びました。菅谷たたら山内にはその家並みが今の保存されており、当時の生活や風景を垣間見ることができます。菅谷たたら山内には、高殿(たかどの)と呼ばれる製鉄を行うための建物が日本国内でも唯一今もなお保存されています。

高殿(たかどの)
高殿には製鉄炉に火を起こすための新鮮な空気を送り込む足ふいごが並んでいます。高殿は、たたら製鉄の心臓部と呼べるものなのです。全国で唯一現存する菅谷高殿は、1751年から170年の間にわたって操業が続けられていましたが、100年近く前にその火が消されました。
観光地詳細
| 名称 | 菅谷たたら山内 |
|---|---|
| Webサイト | http://www.tetsunorekishimura.or.jp/sugaya |
| 所在地 | 島根県雲南市吉田町吉田4210-2 |
| アクセス | 出雲市より車で50分 |
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
| 料金 | 大人:300円、小中学生:200円 |









