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下風呂温泉郷

本州最北端の温泉地 下風呂温泉郷
青森県津軽海峡に面した旅情あふれる下風呂(しもぶろ)温泉郷。背後の山と眼前の海に挟まれた地に、硫黄の香り漂う温泉街がたたずみ、豊富な源泉、新鮮な海の幸を求めて多くの湯治客が訪れます。冬の厳しい津軽海峡、漁火が光る海を見ながら入る温泉は格別の風情です。井上靖の小説『海峡』の舞台にもなりました。
3つの源泉を堪能
下風呂温泉でよく知られる「大湯」「新湯」の2か所の湧口。海岸から約100メートル山手の高台に右手に白濁の「大湯」、左手に透明の「新湯」の共同浴場があります。100メートルも離れていないところに異なる泉質の温泉があるのは全国的にも珍しいと評判です。そして、もうひとつ海辺から湧く温泉が「浜湯」。3か所それぞれに効能も異なります。旅館によって温泉の種類も変わり、温泉ファンには、それもたまらない魅力です。
鮮度抜群のアンコウを食べつくす
下風呂温泉郷にある多くの旅館で味わえるのが鮮度抜群なアンコウ料理のフルコースです。アンコウは深海魚で見た目はグロテスクですが、その味のおいしさで有名な魚です。刺身にはじまり鍋や和え物などフルコース料理の種類の豊富さに目を見張ります。下風呂で供される風間浦鮟鱇(かざまうらあんこう)は刺身で食べることができるとても鮮度の高い貴重なもの。風間浦村の恵まれた漁場環境と古くから伝わる活け締め方法が、鮮度を保ったおいしいアンコウの秘密です。
文学作品の舞台 下風呂温泉
昭和の文豪・井上靖は知人から「ここなら渡鳥の声が聞ける」と聞き、1958年3月に下風呂温泉を訪れました。そして、津軽海峡が見渡せる旅館の部屋で、雪の下北半島を舞台にした小説『海峡』を書き上げたのです。この小説が、下風呂温泉をあっという間に有名にしました。「海峡いさりび公園」には井上靖の文学碑があり、文学ファンをはじめ多くの人が訪れてます。
観光地詳細
名称 | 下風呂温泉郷 |
---|---|
Webサイト | https://www.aptinet.jp/Detail_display_00000054.html |
所在地 | 青森県下北郡風間浦村大字下風呂 |
アクセス | JR大湊線下北駅から下北交通バス(佐井方面行き)で約1時間、バス停 下風呂下車 |
営業時間 | 施設によって異なる |
定休日 | 施設によって異なる |
お問い合わせ先 | TEL: 0175-35-2010(下風呂温泉旅館組合) |
料金 | 施設によって異なる |
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