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番所庭園

紀州徳川家ゆかりの地 番所庭園
和歌山県には、紀州徳川家ゆかりの地がたくさんあります。和歌山市の雑賀崎(さいかざき)にある「番所(ばんどこ)庭園」は、和歌浦湾に突き出た岬にあります。紀州藩の海の見張りのための番所跡で、その珍しい地形と美しい庭園が人気です。紀州徳川家の別邸であった養翠園(ようすいえん)や繁栄を祈願した紀三井寺(きみいでら)、豪華絢爛な紀州東照宮などを訪れると、紀州徳川家の繁栄が偲ばれます。
番所庭園
平坦で海に長く突き出た独特の地形をしている庭園は、「番所の鼻」と呼ばれる岬にあります。1853年の黒船来航より、紀州藩も本格的に海防に取り組むことになり、複数置かれた遠見番所の中でも、この番所庭園は最も和歌山城に近い番所として、重要な役割を担っていました。四方を海に囲まれた美しい日本庭園は珍しく、目にも鮮やかな大芝生と、海と空が織りなす絶景はここならではのもの。海水浴や磯釣り、バーベキューも楽しむことができます。
養翠園
養翠園(ようすいえん)は、紀州徳川家10代目藩主の徳川治寶(とくがわはるとみ)が造営した3万平方メートルにおよぶ大名庭園です。海水を取り入れた汐入りの池は全国でも珍しいものです。庭園東部は中国の西湖をイメージした直線的なシンプルな庭園、西部はより曲線的な日本式手法でデザインされていて、日本庭園と中国庭園が融合しています。数寄屋づくりの養翠亭や表千家の茶室も風情があり、カキツバタやアジサイなど四季折々の花々が四季折々景色を彩ります。
紀三井寺
紀三井寺(きみいでら)は、紀州藩の歴代藩主が繁栄を祈願した寺で、西国三十三所第2番の札所(西国巡礼の寺のひとつ)でもあります。楼門をくぐると231段の階段が目の前に迫り圧倒されますが、登りきれば番所庭園や養翠園がある和歌浦を一望することができます。六角堂は、西国巡礼に等しい功徳があると伝えられ、多くの参拝客が訪れます。また、早咲きの桜としても有名で、近畿地方の桜開花のスタートを切る桜の名所でもあります。
紀州東照宮
紀州初代藩主の徳川頼宣(とくがわよりのぶ)が建立。徳川家康と徳川頼宣を祀っていて、いたるところに徳川家の家紋を見ることができます。石段を登った所に現れるのは関西唯一といわれる朱塗りの楼門。極彩色で彩られた彫刻が美しい本殿や拝殿は見応え十分で、「関西の日光」ともよばれています。毎年5月に行われる和歌祭では、白装束の男たちが神輿を担いで石段を下る勇壮な「神輿下ろし」と、華やかな「練り物行列」が見どころです。
観光地詳細
名称 | 番所庭園 |
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Webサイト | http://www.wakayamakanko.com/model/course1.html![]() |
所在地 | 和歌山県和歌山市雑賀崎番所ノ鼻 |
アクセス | 阪和自動車道和歌山南スマートICから車で約30分 南海電車和歌山市駅/JR和歌山駅からバスで約30分、「雑賀崎遊園」で下車し徒歩で約15分 |
お問い合わせ先 | TEL: 073-433-8118(一般社団法人 和歌山市観光協会) |
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