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篠山城大書院
日本100名城のひとつ丹波篠山城で唯一残された大書院
交通の要衝であった兵庫県丹波篠山(たんばささやま)に1609年に築かれた篠山城。天守が築かれなかった篠山城では、篠山城築城とほぼ同時期に建てられた大書院が、政治の中心として使用されました。大規模な木造建築で、藩主のみ入ることを許された部屋です。1944年1月に火災により焼失してしまいましたが、2000年に復元再建されました。

篠山城大書院
大書院は木造住宅建築としては非常に規模が大きく、現存する同様の建物の中では京都二条城の二の丸御殿に匹敵する建物です。二条城の御殿は将軍が上洛したときの宿所となった第一級の建物ですから、大書院は一大名の武家住宅としては破格の規模と古式の建築様式を備えたものでした。上段の間は、最も格式の高い部屋であり、幅3.5間(6.9メートル)の大きな床の間、その左手に付書院(つけしょいん)、右手に違い棚などが設けられています。江戸時代初期の狩野派絵師が描いた屏風絵を障壁画として転用し、往事の雰囲気を再現させています。

武家屋敷安間家史料館
安間家(あんまけ)史料館は1830年以降に建てられた武家屋敷で、1994年の大改修後、史料館として一般に公開されました。江戸時代、篠山城の外堀の周辺には、その身分によって武家屋敷が配置されていました。安間家は篠山藩主青山家の家臣。規模としては篠山藩の標準的な下級武士の住宅で、当時の武家の暮らしを伝えています。

丹波篠山市立歴史美術館
丹波篠山市立歴史美術館は、1870年から1981年まで使われていた篠山裁判所を美術館にふさわしく内部を改装し、1982年に開館されたもの。篠山裁判所は当時の木造建築の裁判所としては日本最古級の重要建造物です。 内部は簡素でありながら重厚さを醸し出すよう随所に工夫が凝らされています。歴史美術館には、この地方の古墳からの発掘品、丹波焼をはじめとする中世篠山を語る史料や近世の美術品など篠山の歴史資料が展示されています。
観光地詳細
| 名称 | 篠山城大書院 |
|---|---|
| Webサイト | http://www.withsasayama.jp/REKIBUN/osyoin_top.htm |
| 所在地 | 兵庫県丹波篠山市北新町2-3 |
| アクセス | JR福知山線篠山口駅から神姫グリーンバスで篠山営業所行に乗り約15分 バス停二階町下車 徒歩で約5分 若狭舞鶴自動車道丹南篠山口ICから東へ車で約10分 |
| 営業時間 | 9:00~17:00(受付終了16:30) |
| 定休日 | 毎週月曜日(祝日の場合翌日)、12月25日~翌年1月1日 |
| お問い合わせ先 | TEL: 079-552-4500 |
| 料金 | 篠山城大書院入館料: 大人:400円、高・大生:200円、小・中生:100円(30名以上 団体料金あり) 4館共通入館券(篠山城大書院、青山歴史村、武家屋敷安間家史料館、歴史美術館): 大人:600円、高・大生:300円、小・中生:150円 (歴史美術館特別展は料金が異なる場合があります。) |









