エネルギーの管理
管理対象
航空輸送を中核とするANAグループは、航空燃料の使用によりCO2排出量を多く発生します。ANAグループでは事業活動におけるエネルギー使用で発生するCO2排出量を管理し、削減への取り組みを深化させています。
| Scope | エネルギー | 占める割合 | |
|---|---|---|---|
| Scope1 | 航空機の運航 | 航空燃料 | 98%～99% |
| Scope1,2 | 航空機の運航以外 | 電気・車輛燃料 | 1%～2% |
中長期環境目標（2021年度～）
| 目標年度 | 2030年度 | 2050年度 |
|---|---|---|
| 航空機の運航 | 2019年度比 10%以上削減（実質） （約1110万トン以下） |
実質ゼロ |
| 航空機の運航以外 （車輛燃料/施設、設備機器の電気） |
2019年度比 33%以上削減（実質） |
実質ゼロ |
詳細はこちら
進捗評価
| 単位 | 2019（基準） | 2021 | 2022 | 2023 | 2024（速報） | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 航空機の運航 | 万ｔ | 12,33 | 767 | 932 | 1,055 | 1,123 |
| 削減率% | - | 38% | 24.3% | 14.5% | 8.9% | |
| 原単位 kg-CO2ｔ |
1.01 | 1.09 | 1.00 | 0.992 | 0.984 | |
| 航空機の運航以外 | 削減率% | 0 | 25.2 | 22.8 | 20.9 | 20.5 |
- この数値に基づくデータは全てLRQA社PDF 新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。の検証と認証を受けております
エネルギー使用とCO2排出量の削減の取り組み
| 航空機 | 燃料消費の削減 |
運航上の工夫における燃料使用の削減
|
|---|---|---|
| 低燃費機材の導入 | ||
| 機体改修による燃料使用の削減 | ||
| グリーンエネルギーの採用 | SAF（バイオ燃料）の使用促進 | |
| 研究開発・投資 | ネガティブエミッション技術（NETs）の活用 Direct Air Capture（DAC）技術開発への支援
|
|
| 空港特殊車両 | 燃料消費の削減 | HV（ハイブリッド自動車）・EV （電気自動車）・FCV（燃料電池自動車）等への更新 |
| グリーンエネルギーの採用 研究開発・投資 |
次世代型バイオ燃料（Renewable Diesel）導入に向けた実証実験の開始新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。 | |
| 施設・設備 | 電力消費の削減 | 省エネ機器への計画的な更新 |
| グリーンエネルギーの採用 | クリーンエネルギーの採用 太陽光パネルの設置、太陽光エネルギーによる電力創出と自社使用施設名
|
| 年度 | 2023 | 2024 | 2025 |
|---|---|---|---|
| 目標 | 105 | 114 | 158 |
| 削減実績 | 114 | 158 |
- 施策項目
早期加速上昇/地上走行時の片側エンジン停止/着陸後の逆噴射抑制/飛行経路の短縮/その他施策
詳細は
環境教育
ANAグループでは、従業員が、ESG推進の重要性を理解し、お客様応対時において適切なご案内や行動ができるようになることを目的として、環境に関するeラーニングを年に数回実施しています。ANAグループの環境目標やその進捗、取り組みだけでなく、グローバルな視点で学ぶべき最新情報を基に作成された教育プログラムを受講することで社員の環境教育を推進しています。
教材例）
