第18-009号
2018年7月2日

ANAが提供する『Beam Pro』で
遠隔地教育の実現のための共同トライアル授業を実施します

~教育分野における「ANA AVATAR VISION」の実現を目指します~


 ANAホールディングスと学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校(本校:沖縄県うるま市 校長:奥平博一、以下N高)は、ANAが提供する遠隔操作ロボット『ANA AVATAR(Beam Pro): 以下「Beam(ビーム)」』を活用した「遠隔操作ロボ 通学コース」のトライアル授業を2018年7月4日~13日の平日8日間、N高・横浜キャンパスにて実施します。

 ANAホールディングスは、AVATAR(時間、距離、文化、年齢、身体能力など様々な制限に関わらず「移動」できる技術)の基礎技術を集約・発展させ、AVATARで人々を繋ぎ、世界をより良くすべくイノベーションを加速させていくことを目的として「ANA AVATAR VISION」を策定しました。教育分野における「ANA AVATAR VISON」の実現に向け、通学が困難な生徒が「Beam」を使って授業に参加する今回のトライアルを通して遠隔地教育の実効性を確認します。

 トライアル授業の参加者は、自宅からPCを用いて「Beam」の操作し、自身の分身としてロボットが横浜キャンパスに“通学”します。これまで居住地域や身体的困難など物理的な制限の理由によって通学を断念せざるを得なかった生徒が「Beam」を通じて遠隔地から通学することで、横浜キャンパスにいる生徒とコミュニケーションを取り、グループワーク型授業に参加するなど、一般の生徒と同じ授業に参加する機会を得ることができます。

 N高には、日本各地から時間や場所を選ばずにオンラインで授業を受けられる「ネットコース」と、各地のキャンパスに通って学習する「通学コース」の2つのコースがあります。通学コースでは、主体的・双方向型のアクティブラーニングや、生徒が自ら興味のある分野を探求する課題発見・解決型のプロジェクト学習を多く行っています。しかしながら、居住地域や身体的困難など物理的な制約のある生徒は、通学コースでより実践的で双方向な学びを得たいという意思がありながら、自宅から授業を受けられるネットコースを選択せざるを得ないという現状がありました。自身が操作しながら移動もできることから、より参加意識が高まることを期待しています。

 ANAホールディングスは、今後も新しい教育の発展と実現に貢献するとともに、世界を目指して未来に羽ばたく若者を育成、応援していきます。

以上

  • <「遠隔操作ロボ 通学コース」 トライアル授業概要>
  • ●日時:2018年7月4日~13日の平日
  • ●時間:9:45~11:35(月~木)、14:15~16:05(金)
  • ●場所:N高等学校 通学コース・横浜キャンパス
    (神奈川県横浜市神奈川区栄町2-9 東部横浜ビル1階)
  • ●授業内容:アクティブラーニング型学習「プロジェクトN」(ディスカッションやグループワークへの参加)
  • ●参加者:N高生2名
  • <ANA AVATAR (Beam Pro)> https://ana-avatar.com
  • 遠隔地のPCから遠隔プレゼンスシステム「Beam Pro」にアクセスし、互いに双方向の対話が可能。
    • ・自宅などや病院に居ながら簡単操作で自在に操縦できるので、自由に移動させることができる。
    • ・液晶画面とマイク、スピーカーを内蔵しているので、その場にいる人と顔を合わせながら会話を楽しむことができる。

◆学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校について◆
本校:沖縄県うるま市、校長:奥平博一/公式サイト:https://nnn.ed.jp/
2016年4月に開校した“ネットの高校”で、現在の生徒数は6,784名(2018年7月時点)。「IT×グローバル社会を生き抜く“創造力”を身につけ、世界で活躍する人材を育成する」という理念のもと、今のネット社会に対応した新しい教育を実践します。授業やレポート提出はネットで行い、時間を問わず自身のペースで授業を受けられます。また、高校卒業資格のための必修授業の他に、大学受験やプログラミング、ライトノベル、ゲーム、ファッション、美容など多種多様なネットでの課外授業や、全国各地での職業体験により、社会で役立つスキルや経験を高校時代に身につけられるカリキュラムが特徴です。ネットコースと通学コースが選択できます

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