2024年は躍動する年へ
ANAグループは世界中の皆さまにワクワクをお届けし、力強く進んでまいります。

代表取締役社長
芝田 浩二

平素より格別のご支援ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

はじめに、「令和6年能登半島地震」および1月2日の羽田空港における航空機の衝突事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。

昨年は、コロナパンデミックの収束を契機とした社会・経済活動の正常化に伴い、リアルな移動を通した人のつながり、物の流れを支える社会インフラとして世界の航空業界は活力を取り戻すところとなり、ANAグループの業績も堅調に推移しました。ANAグループを応援してくださいましたお客様をはじめとするステークホルダーの皆様に、心より御礼申し上げます。
空からはじまるヒト・モノ・コトの多様なつながり創り、夢にあふれる未来に貢献するという、航空事業の大切な役割と、それに携わることのありがたさを改めて認識しております。

迎える2024年は、2023-2025年度中期経営戦略新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。の2年目にあたります。航空事業を中心に収益を拡大しつつ、ライフバリュー事業を強化し、航空とライフバリュー事業間におけるお客様の回遊を促進してまいります。

航空事業においては、安心・安全を基盤として、ANA・Peach・AirJapanの3ブランド展開により、世界の需要を幅広く取り込んでいきます。
AirJapanでは、4月より成田=バンコク線に続いて、シンガポール線に路線を拡大します。
また、ANAでは、ウィーン線の復航や、4年ぶりとなる新規地点(ミラノ、ストックホルム、イスタンブール線)への就航を計画しています。
さらに、NCA(日本貨物航空)のANAグループの仲間入りに向けた調整など、新たな成長に向けた挑戦が続きます。

ANAグループは、航空事業を柱として、航空関連事業や商社事業、旅行事業、不動産事業、研修事業など様々な領域でESG経営を推進することで、グループ経営ビジョンの実現と共に、社会的価値と経済的価値を同時に創出することを目指します。

昨年は、お客様をはじめとするステークホルダーの皆様のご支援で「跳ねる」ことができました。今年は、この「跳ね」をバネにして、基本品質にこだわり、足元を固め、2025年度以降のさらなる成長に挑戦する「躍動の年」にしてまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年1月
ANAホールディングス株式会社
代表取締役社長
芝田 浩二

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