CSR推進体制、社内浸透への取り組み

中期CSR方針における重点課題の深化に向けて

 グローバルレベルで発生する「リスク」と「機会」への対応、社会課題の解決とグループの成長の両立、「説明・開示責任」への迅速かつ的確な対応を実行するべく、CSRマネジメント体制、コーポレートコミュニケーション機能の強化とともに、全社的なPDCAサイクルの推進に取り組んでいます。グループ全体のCSR推進に関わる方針策定・立案は「グループCSR推進会議」にて実施し、国内外の各組織で推進しています。また、様々な機会で社内外のステークホルダーとの対話を図り、当社グループに対する社会の期待や要請を把握し、各種活動に反映しています。

グループ全体のガバナンス強化

 「中期CSR方針」の実践にあたり、グループ全社でのPDCA機能を強固なものとしていくため、従来のANAグループ行動基準を見直し、グループ全役職員が共通して守るべき行動準則として、2015年3月期に「社会への責任ガイドライン」を新たに作成しました。この浸透を目的とし、役職員一人ひとりに求められる行動を分かりやすく整理した解説資料や教育ツールなどを整備するとともに、新たな発想で「社会課題を解決した」「企業価値を高めた」グループの活動に対する表彰なども実施しています。
 さらに、人権をテーマに外部有識者とのダイアログ(対話)も開催するなど、様々な方法で社員の意識向上に取り組んでいます。

社会への責任ガイドライン

  • (1) お客様と社会へ安心と満足を提供します。
    • ・すべての業務プロセスで安全を最優先し、お客様と社会の安心を高めます。
    • ・お客様の声や社会ニーズに誠実に対応した、サービス・商品の提供および改善に努めます。
  • (2) 各国・地域の法令やルールを守ります。
    • ・業務に必要な法令を正しく理解し、これに基づいた活動を行います。
    • ・会社方針や規則を守ることはもとより、常に公正な判断のもと誠実に行動するよう努めます。
    • ・取引や交際は、法令や社会通念に従って行います。
  • (3) 情報を適切に管理し、誠実なコミュニケーションを行います。
    • ・お客様や関係者の立場に立ち、分かりやすく正しい情報をタイミングよく提供します。
    • ・会社の機密情報を無断で会社外に開示したり、漏えい・紛失したりしないよう、常に注意します。
    • ・ANAグループに対するお客様や社会の信頼を損なう言動を慎みます。
  • (4) 人権・多様性を尊重します。
    • ・ANAグループの企業活動において人権が尊重されるよう、常に配慮して行動します。
    • ・各国・地域の文化・慣習、歴史、価値観、社会規範を尊重し、関係者の関心ごとに配慮して行動します。
    • ・職場の仲間の個性や多様性を認め、ハラスメントがない健全で働きやすい職場づくりに自ら協力します。
      ※人権…国際的に宣言されている人権「世界人権宣言」参照
  • (5) 環境に配慮し、行動します。
    • ・ANAグループの企業活動は環境に負荷をかけており、環境への取り組みはグループ存続の必須要件であることを認識します。
    • ・業務上のあらゆる場面で環境に配慮し、行動します。(CO2削減、省資源、電気や紙の節約、ゴミの削減など)
  • (6) あかるい社会づくりに貢献します。
    • ・地域社会や国際社会が抱える課題に関心を持ち、ANAグループの一員として社会に貢献します。

国連グローバル・コンパクトへの参加

 国連グローバル・コンパクトは、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みづくりに各企業・団体が参加する自発的な取り組みで、署名企業に対し「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」に関する10原則の実践を求めています。ANAグループは、2008年より参加しています。