ダイバーシティ&インクルージョンの推進

ANAグループは、グループ全体でダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。年齢・国籍・性別・価値観・障がいの有無などの「多様性」を尊重し、それを「強み」に更なる変革を起こせるよう、様々な取り組みを推進しています。

ANAグループ ダイバーシティ&インクルージョン宣言

2015年4月には、ANAグループCEO 自らが「ダイバーシティ&インクルージョン宣言」を発表しました。

私たちは

  • 「ダイバーシティ&インクルージョン」を新しい価値創造(イノベーション)の源泉と考え、社員の多様性を大切にします。
  • 一人ひとりが自らの強みを存分に発揮でき、その強みを最大限活かす職場づくりに取り組みます。
  • 誰もがいきいきとやりがいを持って働くことで、揺るぎない信頼とたゆまぬ変革を生み出すANA グループを創ります。

推進体制

2015年4月の「D&I宣言」により、多様な人財の活躍を推進する専任組織を人事部内に設け、環境整備と風土醸成、意識改革を進めてきました。
2020年4月にはD&I推進機能強化を目指し、グループD&I推進部を新設しました。
またグループ各社にも「D&I推進担当者」を配置して、グループ全体で更にD&I推進を加速させる体制を構築しています。

D&I推進の主な取り組み

年齢・国籍・性別・障がいの有無などの「属性」のダイバー シティに加え、目に見えにくい価値観・経験などで生まれる「視点・思考」を含めたダイバーシティを尊重し、それらを「強み」にさらなる変革を起こせるよう、グループ全体でD&Iを推進する仕組みや風土づくりを強化しています。
社員がさらにいきいきとやりがいを持って働き、イノベーション創出や生産性向上を実行することで、新たな価値創造を加速していきます。

グローバル化

  • 人事制度のグローバル共通化
  • 客室乗務員の海外採用
  • 日本の若手社員の早期海外派遣など、国内/海外人財の流動促進
  • 海外実務研修公募制度
  • グローバルスキルアップトレーニング

シニアの活躍

  • 60歳以降、シニアの活躍へ期待を込めたトップメッセージの発信
  • 豊富な経験や専門性を活かした領域の拡大と真の戦力化
  • ベテラン、シニア世代におけるキャリア研修の充実

女性活躍推進

  • グループ各社のD&I推進担当者連携による制度、研修などの推進
  • グループ内女性管理職ネットワークの充実
  • 仕事と育児・介護の両立支援、男性育児参画支援

障がい者雇用

  • グループ行動規範「3万6千人のスタート」のさらなる浸透
  • 階層別研修や人事担当者会議などでの啓発活動の実施
  • 障がいの有無に関わらずすべての社員が活躍できる職場づくり

D&Iの理解促進と行動化に向けて

2020年12月9日と10日、2日間に渡り第6回目となる「ANAグループダイバーシティ&インクルージョンフォーラム」を開催しました。

今回ははじめてWeb開催となり、国内外のANAグループ事業所から、のべ1000名の社員や役員が参加しました。今年のテーマは「Diversity is a Fact, Inclusion is an Act. ~自ら考え、行動しよう~」。

著名な外部講演者のお話をお聞きした後、グループ各社にて社長や役員を交えた意見交換の機会も設け、D&Iの理解と行動をさらに進める機会となりました。

オープニングメッセージ(ANAホールディングス株式会社 片野坂社長)

2015年にD&Iフォーラム初開催以降、毎年社長自らメッセージを発信。
「D&Iは企業にとって非常に大事なテーマであり、大変重要な役割を果たすようになってきた。社員の多様性を大切にし、個々の強みを最大限に活かす職場作りを目指すために、実践できていること、不足があることなどを確認しながら、それぞれがD&Iについて考え、行動する機会としてほしい」とメッセージを伝えました。

グループ各社社長 メッセージムービー「あなたにとって、D&Iとは?」

ANAグループ各社の社長によるメッセージムービー「あなたにとって、D&Iとは?」を作成し、上映しました。

社長一人ひとりがD&Iについて考え、自らの言葉で発信していくことで、ANAグループ全体におけるD&I推進の更なる加速に繋げていきます。

女性活躍推進

会社や部署を超えたグループ内の女性管理職のネットワーキングを推進するため、「ANA-WINDS」(ANA-Women's Innovative Network for Diversity)を立ち上げています。また、ANAでは、厚生労働省の「ポジティブ・アクション普及促進賛同企業」を表明するとともに、自社における女性活躍推進についての数値目標(2020年度末までに女性管理職比率15%)も掲げています。

ANAの女性活躍推進における数値目標(2020年度末迄)

女性役員2名以上登用(社外取締役を除く)
現状:6名登用(2020年4月実績)
女性管理職比率15%
現状:15.2%(2020年4月実績)
総合職事務・客室乗務職掌における女性管理職比率30%
現状:28.8%(2020年4月実績)
主な取り組み

女性のエンパワーメント原則(WEPs)

ANAグループは、国連グローバル・コンパクトとUN Womenが進める、企業経営者のリーダーシップによるジェンダー平等の促進等を示した、「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」に署名しました。

女性のエンパワーメント原則
(WEPs)の詳細はこちら 新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。

ANA-WINDS

「ANA-WINDS」(ANA-Women's Innovative Network for Diversity)は、部門・職種を超えたANAグループの女性管理職の学びの場、また、女性管理職同士のネットワーク形成を目的として2014年度よりスタートしています。

ANA-WINDSの詳細はこちら 新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。

各種セミナーの開催

多くの女性が直面する「育児」「介護」などの課題に寄り添い、社外講師をお招きした講演会や、グループ内のロールモデルによるセミナーを開催し、さまざまな情報提供を行っています。

各種セミナーの開催の詳細はこちら 新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。

障がい者雇用の推進

ANAグループでは、2012年にANA人事部に「グループ障がい者雇用推進室」を設置し、『ANAグループ障がい者採用サイト 新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。』による情報発信や、『ANAグループ合同面接会』の実施等を通して、グループ全体での障がい者雇用の取り組みを推進しています。
また、グループ各社に障がい者雇用推進者を配置し、定期的な会議やセミナー等を実施することにより、安定雇用の実現を目指しています。
各社の積極的な取り組みの展開により、2020年6月時点のグループ39社を合算した雇用率は2.50%となっています。

ANAグループ障がい者雇用実績の推移

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
法定雇用数 588 653 678 694 695 788 896 973 1028
実雇用数 555.0 620.5 709.5 743.5 824.0 897.5 969.0 1087.5 1182.5
日本企業の
平均雇用率
1.69% 1.76% 1.82% 1.88% 1.92% 1.97% 2.05% 2.11% 2.15%
ANA GRP計の
雇用率
1.66% 1.84% 2.05% 2.10% 2.25% 2.25% 2.30% 2.43% 2.50%
  • 障害者雇用状況報告に基づき毎年6月1日のデータです。
  • 雇用率はグループ実績を合算して算出しているため、「人事関連データ(ANA)障がい者雇用率」欄に記載のグループ適用認定会社における行政報告値とは異なります。

ANAグループ障がい者雇用に関わる行動規範

グループ全体としての障がい者雇用に関する理解促進を図るため、2015年、グループ各社の人事担当者及び障がいのある社員合計50余名による議論の末、ANAグループの障がい者雇用に関わる行動規範『3万6千人のスタート』が策定されました。

この『3万6千人のスタート』をベースに全社員が障がい者雇用について正しく理解し、障がいのあるなしに関わらず全ての社員が活躍できるような強いANAグループになることを目指します。

『3万6千人のスタート』

私たちANAグループ各社は、障がい者雇用を法律で定められているからではなく、社会的公器の自然な責任として、更にはグループを支える貴重な戦力の確保と考えています。

そのために、グループの全社員が「障がい」とその多様性を正しく理解します。そして、共に働く仲間の強みを生かし、誰もが自信と誇りを持って働き、一人ひとりが輝く、活力のある企業グループを目指し、以下を実践します。

  • 私たち全ての社員は、障がいに起因する働く上での不便さを解消するよう最大限の努力をします。
  • 私たちは互いに向き合い、個を尊重します。障がいをもつ社員は、自分の障がいにとって必要なサポートを周囲に伝え、理解を得られるよう働きかけます。
  • 私たちは「出来ないことではなく、出来ること」に着目し、無限の可能性を追求します。
  • ANAグループは、障がいのあるなしに関わらず事業の発展に必要な戦力として、すべての社員に活躍の機会を提供します。

障がいのある社員の活躍

現在、ANAグループでは910名を超える障がいのあるグループ社員が、安全運航やお客様へのサービスの提供、現場のスタッフを支える業務などで様々な役割を担い、一人ひとりがグループの貴重な戦力として仕事に打ち込んでいます。

例えば、特例子会社であるANAウィングフェローズ・ヴイ王子(株)のANAマイレージクラブサービスセンターでは、管理職を含めた障がいのある社員が中心となり、各種カードの入会手続きや登録業務などを行っています。オフィスでは、聴覚障がいの社員へ情報保障を行うために大型デジタルサイネージを活用したり、車いす利用者の移動をスムーズにするために通路幅にゆとりを持たせるなどの配慮をしています。
また、ANAグループの施設内で、社員が利用できるカフェ「ANA WOnderful Day」を運営しています。笑顔あふれる接客とコミュニケーションを第一に、障がいのある社員一人ひとりの強みを活かすカフェ運営を行い、明るく元気な店づくりを目指しています。

特例子会社以外のグループ各社でも、障がいのある社員が、それぞれの会社の多種多様な職場で活躍をしています。

障がい者雇用を促進する様々な活動

グループ内転籍制度『スマートチャレンジ』

ANAグループでは、自分の強みを活かしながら働き続けることを可能にするために、グループ内の会社の枠を超えて、障がいのある社員が新しい業務にチャレンジ出来る制度として「スマートチャレンジ」制度を設けています。キャリアアップや職場環境の変化、障がいの進行などに対応し安心して仕事を続けるためのサポートを行っています。

ANAグループ障がい者雇用推進者会議・啓発セミナー

ANAグループ障がい者雇用推進者会議では、年に数回グループ各社の障がい者雇用推進者が集まり、方向性の確認や知識の共有等を行うことで、各社における障がい者雇用の促進の土台作りを行っています。また、年に一度のANAグループ障がい者雇用啓発セミナーでは、各社の障がい者雇用推進者などを対象に外部講師をお招きするなどし、障がい者雇用の行動指針「3万6千人のスタート」の理解促進を図る取り組みを行い、風土醸成に努めています。

ANAグループ障がい者合同面接会

より多くの方にANAグループ各社を知っていただき、応募いただくため、グループでの障がい者採用合同面接会を実施しています。2020年度は東京地区と大阪地区を対象に複数回実施し、延べ140名の方にエントリーいただきました。

社員を支援する制度・取り組み

制度

両立支援
育児
  • 妊娠時短
  • 妊娠通院休暇
  • 育児・看護休暇
  • パパママ出産・育児休暇
  • 短時間勤務制度
  • 短日数勤務制度
  • 育児日
  • 時間外労働免除、制限
介護
  • 介護休暇
  • 短時間勤務制度
  • 短日数勤務制度
  • 介護日
  • 時間外労働免除、制限
  • 深夜業免除
両立支援以外
働き方改革
  • フレックス勤務制度
  • リモートワーク制度
  • 半日有給休暇
  • 短日数勤務制度
  • 短時間勤務制度
活躍支援(成長支援)制度
  • 総合職転換制度
  • わくわく休職制度
  • 配偶者転勤休職制度
  • 退職者再雇用制度(客室乗務職対象)
  • 海外実務研修制度
  • ANAグループ人財公募
  • ANAグループスマートチャレンジ
  • グローバルチャレンジ留学制度
  • 社員向けオープンセミナー
  • 通信教育/スクール費用補助制度
LGBT
  • 同性パートナーの配偶者認定

取り組み

両立支援
育児
  • ANA両立支援ハンドブック配布
  • 育児休職前・復職前面談
  • 相談窓口設置
  • 仕事と育児の両立支援セミナー
  • 育児休職者向け復職セミナー
  • ベビーシッター、保育施設利用時の費用補助
  • 休職中自己啓発e-learning
  • 社内コミュニティ(Currents)による交流
  • ANAイクボスハンドブック・イクメンハンドブック配布
  • Hello Baby Card
介護
  • ANA仕事と介護の両立支援ハンドブック配布
  • 相談窓口設置(社内外)
  • 介護セミナー・相談会
  • 介護サービス紹介
  • 介護費用補助
  • 在宅介護補助
  • 介護階層別研修
両立支援以外
働き方改革
  • 「イクボス企業同盟」加盟
  • 「パパの公休日」参画
  • ANAイクボスハンドブック・イクメンハンドブック配布
  • イクボスセミナー
  • 子ども職場参観日「ANAきっずでい」実施
  • 他社とのコラボイベント(リモートワーク・デイ等)
  • ノー残業デー実施
  • 有給休暇の取得目標設定
活躍支援(成長支援)制度
  • ANA バーチャルハリウッドプログラム
LGBT
  • 相談窓口設置
  • 社員向け啓発プログラム

各種表彰・宣言

表彰
女性活躍推進 経営産業省 東京証券取引所 2018年度「なでしこ銘柄2018」選出
MSCI日本株女性活躍指数 (WIN) 構成銘柄選出(2020年)
D&I 厚生労働省 子育てサポート企業「プラチナくるみん認定」
J-Win 「2020 J-Winダイバーシティ・アワード アドバンス部門」 大賞(2年連続2度目)
厚生労働省 イクメン企業アワード2019 両立支援部門 特別奨励賞
経営産業省 新・ダイバーシティ経営企業100選
LGBT Work with Pride 「PRIDE指標2020」において、最高評価の「ゴールド」(5年連続5度目)
宣言
女性活躍推進 「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言に賛同
「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」署名
働き方改革 厚生労働省「イクボス宣言」にANAホールディングス片野坂CEOの宣言書を掲載
TOKYO働き方改革宣言企業
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