ESGにかかわる中長期目標
ANAグループは、これまでも事業活動を通じて「社会的価値」と「経済的価値」を同時創造し、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指すため、 環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮したESG経営を推進してきました。長期的な視点で事業活動をさらに強化していくため、ESGにかかわる中長期目標を策定しました。
ANAグループの経営理念である「安心と信頼を基礎に世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します」という使命を果たし、SDGsの達成にも貢献していきます。
Environment 環境
航空機の運航で発生するCO2排出量の削減
2050年度までに実質ゼロとする

〈取り組み内容〉
- 運航上の改善
- 航空機等の技術革新
- SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の活用
航空燃料の低炭素化 - NETs(Negative Emissions Technologies:ネガティブエミッション技術)の活用
- 排出権取引制度の活用
航空機の運航以外で発生するCO2排出量の削減
2050年度までに実質ゼロにする

〈取り組み内容〉
- 施設、設備機器の省エネ化や老朽化更新
- 再生可能エネルギー活用
- 空港車両の更新時にEV(電気自動車)/FCV(燃料電池自動車)化を促進
資源類の廃棄率
2050年度までにゼロにする

〈取り組み内容〉
- 使い捨てプラスチック製品を環境配慮型素材へ変更
- 貨物用ビニール類のリサイクル促進
- 機内誌/時刻表/旅行パンフレット/貨物運送状など紙資源の電子化
食品廃棄
2050年度までに食品廃棄率を50%削減する

〈取り組み内容〉
- 機内食・国内空港ラウンジミールの廃棄モニタリングや搭載量見直しなど
生物多様性の保全

〈取り組み内容〉
- 野生生物違法取引防止に向けた取り組みなどを推進、拡充し、生物多様性の保全に貢献
Social 社会
イノベーションを活用した社会課題解決への貢献
アバター、ドローン、MaaSなどの活用と異業種連携により、新たな価値を提供

地域創生
社会貢献活動と社会課題解決を通じ、地域活性化に貢献

Governance ガバナンス
ESG経営について、外部評価の結果により推進状況を把握。評価結果を役員報酬にも反映。
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中長期目標の策定プロセス
ESGにかかわる中長期目標は、「社会要請の把握」「社会要請の整理・優先付けと目標の策定」「目標の妥当性確認と決定」 の3つのステップで策定しています。 詳しくは、中長期目標策定プロセスをご覧ください。