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    掲載日:2021.01.07

    温泉ライターが厳選! 冬に行きたい絶景雪見風呂のある温泉宿

    冬の旅の定番といえば温泉旅行。なかでも雪深いエリアの温泉地には、白銀の世界に囲まれて名湯に浸れる温泉宿が点在します。そこで、冬ならではの絶景が広がる雪見風呂のある温泉宿を紹介。温泉取材歴20年以上の温泉ライター・野水綾乃さんに、厳選5軒をピックアップしていただきました。

    里山十帖(新潟県大沢山温泉)

    雑誌「自遊人」が、廃業したお宿を引き継いで運営しているデザイナーズ旅館。オーガニック&デトックスの食、デザイナーズ家具や現代アートを配した館内など、従来の旅館とは異なる「提案型施設」「体感するメディア」が高く評価され、温泉宿初のグッドデザイン賞「BEST100」にも選ばれている旅館です。

    こちらの宿が引いている大沢山温泉の湯は、この地域でも珍しいツルツル・ヌルヌルとした肌触り。お湯には大量の湯の花が舞い、入浴時はツルツル、湯上がりはさっぱり。昔から皮膚病に著効があるとされ、美人の湯、美肌の湯として知られています。

    「日本百名山のひとつ・巻機山をはじめとする山並みが遠くに白く輝き、周囲の里山の木々も雪に覆われます。朝焼けや夕暮れに赤く染まる巻機山が、また絶景。この風景を眺めながら入る温泉が驚くほどトロトロとした感触で、化粧水に浸かるとはこういう温泉のことをいうんだなと感じていただけるはずです」(野水さん以下同)

    冬場は、宿周辺に4~5mの雪が積もるのも当たり前。しんと静まり返った空間に響くお湯の注がれる音をBGMに、温泉と絶景に浸る至福のひとときを過ごせます。

    里山十帖

    住所:新潟県南魚沼市大沢1209−6
    TEL:025-783-6777
    URL:http://www.satoyama-jujo.com/

    大牧温泉旅館(富山県庄川温泉郷)

    船でしか行けない山の中の秘境にある一軒宿。かつてあった集落が、小牧ダムの完成により湖底に没し、この温泉宿1軒だけがダム湖と切り立つ断崖の間に取り残されました。そのため、宿へ行く手段は船だけに。しかし、その宿への非日常的なアプローチや自然と調和したロケーションの素晴らしさが、多くの旅好き、温泉好きを魅了しています。

    「小牧ダムから庄川峡遊覧船に乗って30分。雪の庄川峡を進む道中も絶景で、宿が見えてきた時の感動も忘れられません。露天風呂は渓谷を見渡す高台にあり、雪の花を木々に咲かせたような周囲の山々の美しい雪景色が広がります。宿泊したときは1日目に雪がなかったのですが、夜に降り出して2日目の朝、積もったばかりの輝く雪景色の中で入った温泉が最高でした」

    無色透明の温泉は塩分を含んでいて、じっくりと体を温め湯冷めしにくいのが特徴。時折、タヌキやカモシカが顔を見せることもあるそう。崖に佇む秘境の宿で、何もしない贅沢な時間に心身を癒されてはいかがでしょうか。

    大牧温泉旅館

    住所:富山県南砺市利賀村大牧44
    TEL:0763-82-0363
    URL:http://www.oomaki.jp/

    ゆさや旅館(宮城県鳴子温泉)

    宮城県鳴子温泉で、400年の歴史を持つ温泉旅館「ゆさや」。建物と敷地内にある蔵は、国の有形文化財に指定されています。館内の至るところにノスタルジックな雰囲気が漂い、温泉街の情緒に心が温まります。

    こちらの宿の自慢が、名湯「うなぎ湯」、「滝の湯」、「茜の湯」の3つの温泉。なかでも、野水さんの冬のお気に入りが、貸切露天風呂の「茜の湯」です。

    茜の湯からの冬の景色
    茜の湯からの冬の景色

    「宿から少し歩いた高台に、宿泊者は無料で入れる貸し切り露天風呂『茜の湯』があります。ここが特別な場所で、森の中の露天風呂といった雰囲気なのです。冬は周囲の木々が雪化粧をして、白銀の世界となります」

    うなぎ湯
    うなぎ湯

    内湯のうなぎ湯は、天候や気温の変化で色がエメラルドからカラス色へと日によって変化する神秘の温泉。肌ざわりは滑らかでやわらかく、肌を良くするのに効果があると言われていて、これがうなぎ湯と呼ばれる所以なんだとか。「貸し切り露天の茜の湯は別の源泉で、うなぎ湯とは少し成分が違うので入り比べてみるのも楽しいですよ」と、野水さん。

    宿の隣にある鳴子温泉のシンボルの共同浴場「滝の湯」も利用でき、こちらはさっぱりとした硫黄泉。「ゆさや」の宿泊客はチェックアウトまで無料で何度でも入ることができるので、趣や泉質が異なる3種類の湯を、心ゆくまで楽しめます。

    ゆさや旅館

    住所:宮城県大崎市鳴子温泉湯元84
    TEL:0229-83-2565

    旅館ひげの家(福島県高湯温泉)

    福島県高湯温泉は、山形県の蔵王温泉や白布温泉とともに、奥州三高湯の1つと謳われる400年の歴史を誇る温泉。高湯温泉にあるすべての宿が“100%源泉かけ流し”で、乳白色で硫黄の香りが特徴的です。「旅館ひげの家」は、10室あるすべての客室から、四季の山と清流の景色が堪能でき、静かに過ごすのに最適な宿。こちらでは、2つの露天風呂と1つの内湯で温泉を満喫できます。

    「すぐそばの源泉地から木の樋を伝って自然流下だけで引湯する温泉は、お湯がほどよく揉まれてとてもまろやかな硫黄泉になっています。男女別の露天風呂は小さな渓流沿いにあり、雪に覆われた渓谷が湯けむりの向こうに眺められます」

    「星見台」という小さな展望台から階段を降りると、「星見風呂」という名の粋な貸し切り露天風呂があり、こちらは予約不要で空いていればいつでも利用することができます。「このお風呂がいちばん川に近く、頭上にまたたく星を見上げながらついつい長湯してしまいます」と、野水さんも絶賛。うっすら緑がかった乳白湯の温泉に浸かりながら、雪見風呂と星見風呂を同時に楽しむ、冬だけの贅沢な湯浴みを満喫できます。

    旅館ひげの家

    住所:福島県福島市町庭坂字高湯15-1
    TEL:024-591-1027

    本家伴久(栃木県湯西川温泉)

    湯西川温泉の、美しい山々や清流に囲まれた、平家の流れを継承する350年の歴史ある宿。本館と夕食処を結ぶかずら橋や、囲炉裏や民芸調の部屋など、ノスタルジックな雰囲気の中で非日常の時間を過ごせます。

    女性露天風呂
    女性露天風呂
    貸切露天風呂 君待月
    貸切露天風呂 君待月

    「夜景遺産にも認定されたかまくら祭で有名な湯西川温泉で、いちばん歴史と格式がある宿です。宿独自で川沿いに氷瀑を作るのですが、それが冬の名物になっています。男女別の露天風呂や3つの貸し切り露天風呂もすべて川沿いにあり、川に手が届きそうな近さ。男女別の露天風呂からも氷瀑が眺められます」

    湯西川を挟んだ対岸に幻想的な氷瀑が造形され、2月初旬から3月末までライトアップされる。
    湯西川を挟んだ対岸に幻想的な氷瀑が造形され、2月初旬から3月末までライトアップされる。

    800年の歴史をきざむ湯西川温泉発祥の湯は、四季の風情を映す深山渓流沿いにあり、四季折々の景色を楽しめます。女性用露天風呂はメタケイ酸たっぷりの「美肌の湯」で、湯上りのお肌はすべすべに。内風呂は「子宝の湯」と言われる名湯で、浴室内の檜の香りが心身をリラックスさせてくれます。どのお風呂も趣が異なり、温泉三昧を楽しめます。

    本家伴久

    住所:栃木県日光市湯西川749
    TEL:0288-98-0011
    URL:https://www.bankyu.co.jp/

    冷えた体を芯までぽかぽかに温めてくれて、乾燥した肌はしっとりすべすべに。さらに、幻想的な雪景色で心までじんわりと癒やしてくれる雪見風呂は、まさに冬だけ味わえる究極のリラクゼーション。冷たく澄んだ空気の中で温泉に浸かり温まる、格別の心地よさを体験しに訪れてはいかがでしょうか。

    【教えてくれた人】

    野水綾乃さん
    温泉ソムリエマスター、温泉入浴指導員、温泉ソムリエアンバサダーなどの資格を持つ、温泉ライター。温泉や旅などをテーマに、雑誌やウェブで活躍。

    • 記載の内容は2020年11月現在のもので、変更となることがあります。
    ライター:Ayano Sakai

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