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掲載日:2021.12.23

【大人の一人旅ワーケーション_道後温泉後編】松山の日常に溶け込むように過ごす

旅行者目線で街に溶け込めば、日常の風景も新鮮に映るものです。そこで今回は、道後温泉でのワーケーションにおすすめのホテル「道後hakuro」を起点に、市電に乗ったり、城下の広場で過ごしたり、ローカルフードを味わったりしながら、松山・道後温泉エリアを散策してみました。

松山市内へのアクセスが良好な道後温泉

道後温泉本館の様子。現在は保存修理工事が行われているが1階の入浴場は利用可能

兵庫県の有馬温泉、和歌山県の白浜温泉と並び日本三大古湯に数えられる愛媛県の道後温泉。古くは「日本書紀」や「万葉集」に登場し、夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台にもなった日本最古の温泉としても知られています。そんな道後温泉の醍醐味と言えば、そのシンボル的存在である道後温泉本館をはじめ、別館の飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)、そして椿の湯と、3つある外湯巡りが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。

由緒ある温泉情緒を味わいながら、お湯に浸かって疲れを癒すのは、温泉地でのワーケーションらしい楽しみです。3つの外湯は、いずれも今回のワーケーションの拠点となる「道後hakuro」から徒歩3分圏内。ホテルから浴衣姿で外湯巡りに出かける人も多いそうです。

さらに道後温泉は、四国でも有数の都市であり、松山城をはじめ多くの観光スポットを擁する松山市に近いロケーションということも大きな魅力。道後温泉とJR松山駅を結ぶ市電(路面電車)を利用すれば、市の中心街で松山城のロープウェイ乗り場にも近い大街道までおよそ20分でアクセスできます。松山市内でのビジネスの拠点として「道後hakuro」を利用する人が多いというのも頷けます。それでは、ホテルでのリモートワークに一区切り付いたところで、道後温泉と松山市内の散策に出発です。

地元の人たちに親しまれている市電に乗って

道後温泉の商店街にある和菓子店でいただいた坊っちゃん団子。三色の串団子が一般的

まずは、道後温泉本館を見学しつつ、道後ハイカラ通りと呼ばれる商店街を通って市電の道後温泉駅へ。お土産屋や飲食店が建ち並ぶ商店街は、修学旅行生や観光客、そして地元の人たちで賑わっています。まだ歩き疲れてはいないけれど、老舗の風格漂う和菓子店で名物の坊っちゃん団子をいただいて、ちょっと休憩。求肥を餡で包んだ小さなお団子は、上品な甘さで口溶け滑らかです。ちなみに「坊っちゃん」の主人公が道後温泉で食べたとされるのは、米粉餅を小豆のこしあんで包んだ湯ざらし団子だったそうです。

坊っちゃん列車は、もともと蒸気機関車だったが、現在はディーゼルエンジンを採用している

ほどなくして、レトロな外観の道後温泉駅に到着。駅前には、煙突を戴く古めかしい機関車が展示されています。坊っちゃん列車と呼ばれるこの機関車、実は定期的に運行しており観光客にも人気なのだとか。道後温泉駅からは1日4本(往復8本)運行しているので、タイミングが合えば乗ってみるのもいいですね。

今回は、坊っちゃん列車ではない普通の車両に乗って、松山市の中心街にある大街道駅まで向かいました。客車には地元の人も多く、普段あまり耳にしない方言を耳にしながら市電に揺られていると、なんだか松山の日常に少し触れられたようで新鮮でした。

松山城の大天守最上階からの景色は必見

加藤嘉明が築き始めた松山城は、江戸時代以前に建造された天守を有する数少ない城郭の一つ

大街道駅で下車し、5分ほど歩いて松山城のロープウェイ乗り場へ。松山城は標高132mの勝山の頂上に築かれており、本丸の入口付近までロープウェイとリフトで上がれます。もちろん登城道を歩いても行けますが、できれば体力を温存しておきたいところ。というのも、本丸の入口となる長者ヶ平から天守閣まで緩い上り坂が続くだけでなく、高さ約30mの大天守の最上階へは、かなり急な階段を上がらなければならないからです。なかなか手強い道程ですが、その甲斐はあります。大天守の最上階からの眺めは、まさに息を呑むような絶景です。

荘厳な石垣が築かれている本丸内は、まるで時代劇の舞台のよう
東西南北が広く見渡せる松本城の大天守最上階。西側からは遠く瀬戸内海が見える

海と山に囲まれた松山の景色を堪能した後は、徒歩で勝山をのんびり下るのもいいでしょう。ロープウェイのある斜面とは別の愛媛県庁裏手の登城道を下りていくと、二之丸史跡庭園や堀之内に広がる城山公園があります。綺麗に整備された城山公園は松山市民の憩いの場となっており、ベンチでパソコンを広げている人の姿もちらほら。そんな地元の人たちに倣って、お城が見えるポジションのベンチでしばしワークタイム。

県庁裏登城道からは、麓の館と山頂の天守を石垣で連結させた珍しい登り石垣を見ることができる

鍋焼きうどんは松山のソウルフード

松山鮓は愛媛の方言で「混ぜる」を「もぶる」ということから「もぶりずし」とも呼ばれる

松山のグルメと言えば、鯛めしや鯛そうめんを筆頭に近海で獲れる海の幸の料理が有名です。なかでもアナゴやしめサバなど瀬戸内海で獲れる魚を、甘めの酢飯の上にたくさん散りばめた松山鮓は、この地を代表する郷土料理。昔からお祝い事などで松山鮓をふるまう習慣があったそうで、松山ゆかりの俳人、正岡子規は「われ愛す わが豫州(予州) 松山の鮓」という句を残しています。

土鍋やどんぶりではなく浅いアルミ製の小さな鍋で出てくるのが松山の鍋焼きうどんのスタイル

もう一つ、見逃せないのが松山のソウルフードとも呼ばれている「鍋焼きうどん」。専門店があるのも驚きですが、昔ながらの食堂などでもメニューに置いてあり、松山では夏でも熱々の鍋焼きうどんを食べるのが当たり前だそうです。麺は柔らかめで、ほんのり甘い透き通った魚系の出汁が後を引きます。今回入ったのは細い路地にお店を構える専門店だったせいか、メニューは鍋焼きうどんといなり寿司のみ。ファストフード感覚で、熱々をササッと食べササッと出て行く常連とおぼしきお客さんの姿から、いかに鍋焼きうどんが地元の人たちに親しまれているかを実感しました。

松山市の中心街となる大街道に近い一番町や二番町には、趣ある佇まいのバーやレストランが多い

ホテルへは市電に乗って帰れるので、ちょっと一杯お酒でも飲もうと、夜の繁華街をぶらぶら散策。初めて訪れる街で一人飲みは少し気後れしてしまいますが、ふと目に付いた老舗感漂う外観のバーに勇気を出して入ってみました。松山には50年以上続くバーがいくつかあり、全国的に名の知れたお店もあるそうです。この道50年というマスターから聞く街の歴史は、観光ガイドでは知り得ない貴重な情報ですね。そんな話を聞きながら、地元の人たちと肩を並べてお酒を飲んでいると、また少し松山の街に溶け込めたような気がしてきます。

日常の足として親しまれている市電、市民の憩いの場となっている街中の広場、路地の食堂で食べるローカルフード、味のあるマスターのいる老舗のバー。地元の人たちには当たり前の一コマでも、旅行者の目には新鮮に映るものです。非日常に包まれたリゾート地で特別な体験を味わうワーケーションも素敵ですが、松山のような大きな都市で街に溶け込むように過ごしてみるのも、自由気ままな大人の一人旅ワーケーションにぴったりな楽しみ方ですね。

道後hakuro

  • 住所:愛媛県松山市道後鷺谷町3-1
  • TEL:089-903-8960
  • ウェブサイト:道後hakuro

松山城(松山城総合事務所)

  • 記載の内容は2021年11月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
  • 写真はすべてイメージです。
ライター:Tsuyoshi Nakano
フォトグラファー:Hirotaka Hashimoto

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