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    掲載日:2026.08.04

    グルメや温泉と楽しめる。北陸の1泊2日紅葉旅プラン

    北陸の富山と石川には、トロッコ電車や庭園、温泉と楽しめる紅葉の名所があります。秋が深まる時期の北陸といえば、富山湾鮨や香箱ガニなどの海の幸も忘れてはなりません。今回は、色づく紅葉の絶景と現地でしか味わえない絶品グルメが満喫できる北陸の紅葉プランをご紹介します。

    富山県の1泊2日紅葉旅プラン

    富山県のおすすめの紅葉スポットは黒部峡谷です。1日目に富山空港から富山市内に出て、富山湾鮨を堪能してから宇奈月温泉に移動して宿泊。2日目にトロッコ電車で黒部峡谷の紅葉の絶景スポットを巡ります。ランチに白えびのかきあげを食べることもお忘れなく。

    トロッコ電車で巡る黒部峡谷

    後曳橋を渡る黒部峡谷トロッコ電車
    ©黒部峡谷鉄道

    富山県にある「黒部峡谷」は北アルプスの立山連峰などの隆起と黒部川の流れによる侵食でできた日本一深いといわれるV字峡谷です。例年10月中旬よりナラ、ブナ、カエデ、ヤマトモミジなどが赤や黄色に染まり、スギやツガなどの常緑樹とのコントラストが見事。11月中旬まで大自然が織りなすダイナミックな錦繡を観賞することができます。

    黒部峡谷を縫って黒部川沿いを走るのが黒部峡谷トロッコ電車です。黒部峡谷の紅葉はトロッコ電車に乗車してゆったりと楽しむのがおすすめ。窓がない眺めの良い普通客車と、窓があり肌寒い日でも快適なリラックス客車があります。次々と目の前に登場する絶景ポイントを満喫しましょう。

    トロッコ電車が走る新山彦橋と遊歩道になった山彦橋
    ©黒部峡谷鉄道

    トロッコ電車は宇奈月駅を出てすぐ「新山彦橋」を通過します。眼下に見える黒部川は透明度が高いため、山の色を映し出したエメラルドグリーンの川面が見下ろせます。その後も「うなづき湖」「出し平ダム」「出し六峰」など、水と峡谷が調和した絶景が続きます。壮大な山と、その間に流れる川や湖がさまざまな姿を見せるのが黒部峡谷の紅葉時期のハイライトといえるでしょう。

    新柳河原発電所
    ©黒部峡谷鉄道

    柳橋駅の近くを通過するときには、うなづき湖のほとりに中世ヨーロッパの古城のような建物が浮かんでいるのが見えます。こちらは1993年に建設された水路式の「新柳河原発電所」。メルヘンな景色は日本にいることを忘れてしまいそうです。黒薙駅で下車して上流へ600mほど歩くと、宇奈月温泉の源泉「黒薙温泉」があります。トロッコ電車と徒歩でしかいけない秘境の湯は日帰り温泉としても利用できるため、立ち寄りスポットとしておすすめです。

    黒部峡谷鉄道

    • 住所:富山県黒部市黒部峡谷口11
    • TEL:0765-62-1011
    • 運行期間:例年4月20日〜11月30日(冬季間運休)
    • 運行時間:宇奈月駅始発8:17、宇奈月駅終発 15:19※
    • ウェブサイト:黒部峡谷鉄道 
    • 季節により変動

    富山湾鮨

    富山湾鮨の秋冬バージョン
    ©天然の生け簀 富山湾鮨

    立山連峰の雪解け水が注ぎ込み、“天然の生け簀(いけす)”と呼ばれる富山湾。そこで穫れた富山湾の地魚をネタにしているのが「富山湾鮨」です。カウンターの鮨は緊張するという方でも、店舗ごとに10貫で2,700〜5,500円(税込)と料金が決まっているので安心。時期ごとに旬のネタが味わえるのも魅力です。秋にはアオリイカ、マサバ、アカカマス、ベニズワイガニなどが握られます。富山湾鮨は前日までに予約してから訪れると、小鉢や鮨一貫などのサービスが受けられます。

    • 店舗により異なります。
    富山湾鮨一献セット
    ©天然の生け簀 富山湾鮨

    富山の地魚と鮨、酒の肴を味わいたいという方には、「富山湾鮨一献セット」があります。こちらは富山湾鮨5貫に刺し身の盛り合わせ、地魚と酒の肴がつくセット。店舗ごとに5,500〜7,700円(税込)の定額で味わうことができます。富山湾鮨や富山湾鮨一献セットの提供店について、詳しくはウェブサイトをご覧ください。

    富山湾鮨(問い合わせ先:公益社団法人とやま観光推進機構)

    • 住所:富山県富山市新総曲輪1-7県庁南別館2F
    • TEL:076-441-7722
    • 営業時間:8:30〜17:15/土曜・日曜・祝日・年末年始休
    • ウェブサイト:富山湾鮨

    白えびのかきあげ

    白えびかきあげ丼1,450円(税込)
    ©レストプラザ柏や

    “富山湾の宝石”と称される白えびは、漁獲量が少なく希少な海産物。透き通った美しさと上品な甘みで知られています。最盛期は4月から5月と8月から9月ですが、11月まで漁が行われているため、紅葉で富山を訪れたら食べたい海の幸です。白えびをかきあげにすると、殻ごと揚げたサクサクと香ばしい食感とともに上品な甘みがポイント。旨みが凝縮された風味が口の中に広がります。かきあげにするとタマネギやにんじんなどの野菜の甘みも感じられるでしょう。

    白えびかきあげそば1,200円(税込)
    ©レストプラザ柏や

    黒部峡谷トロッコ電車で紅葉を楽しむなら、宇奈月駅から徒歩3分の「レストプラザ柏や」へ。白えびのかきあげを使ったランチメニューが提供されています。人気No.1は、白えびのかきあげ丼です。サクサクの白えびと香味野菜を甘辛いつゆでからめてあり、軽やかに食べすすめられます。こちらには富山のとろろ昆布のお吸い物付きです。だし汁にしみたかきあげが好みなら、白えびかきあげそばやうどんがおすすめ。出汁にこだわり、関西風の昆布とかつお節の風味が絶品です。白えびかきあげは単品でも提供されているので、ビールやお酒とともに味わいたい方にはぴったりです。

    レストプラザ柏や

    • 住所:富山県黒部市宇奈月温泉372
    • TEL:0765-62-1607
    • 営業時間:1階おみやげ処10:00〜16:30、2階食事処11:00〜L.O.14:00/木曜休
    • ウェブサイト:レストプラザ柏や

    石川県の1泊2日紅葉旅プラン

    石川県の代表的な紅葉の名所は兼六園、那谷寺、鶴仙渓です。庭園やお寺、温泉のなかに紅葉スポットがあるため、日本らしい情緒を存分に感じられます。1日目は小松空港から那谷寺や兼六園を見物。名物ガスエビや金沢おでん、香箱ガニを食べて、山中温泉に宿泊しましょう。2日目は鶴仙渓を散策するのがおすすめです。

    兼六園

    兼六園の紅葉絶景スポット山崎山
    ©金沢城・兼六園管理事務所

    日本三名園の1つと称される「兼六園」は、四季折々で見せる景観が美しい庭園です。園内にはカエデが約340本、桜が約400本、ケヤキが約50本あり、それぞれが赤や黄色、オレンジに色づきます。例年、11月上旬から11月下旬が紅葉の見頃。特に霞ヶ池、瓢池、山崎山周辺が見どころです。特に山崎山は、別名・紅葉山と呼ばれるほどの絶景ポイントです。園内の紅葉は、明るく染まる色合いが少しずつ違うため、鮮やかながら落ち着いたグラデーションが日本庭園に映えます。

    雪吊りと紅葉のライトアップ
    ©金沢市

    園内では11月から12月中旬にかけて雪吊り作業が行われます。期間中は、雪吊りされた木々と紅葉を同時に観賞できるところも兼六園の紅葉風景の見どころです。また、11月からは「金沢城・兼六園ライトアップ四季物語~秋の段~」が開催されます。2026年のライトアップは11月7、14、15、21、22、28、29日です。18時からのライトアップ時間帯は入園無料。しっぽりと夜の紅葉を楽しんでみましょう。

    兼六園

    • 住所:石川県金沢市兼六町1
    • TEL:076-234-3800
    • 営業時間:3月1日〜10月15日7:00〜18:00、10月16日〜2月末日8:00〜17:00 /無休
    • 入園料(税込):大人320円、子供100円
    • ウェブサイト:兼六園

    那谷寺(なたでら)

    那谷寺の奇岩遊仙境の紅葉
    ©那谷寺

    石川県小松市にある「那谷寺」は、霊山・白山を祀る自然信仰のお寺です。大自然の恵みに感謝する自然智(じねんち)の教えを伝えています。境内の奇岩や岩窟をそのまま活かし、山水画のような美しい庭園が作られているのが特長。参拝して四季の移ろいを感じることで、生かされているよろこびが湧き上がってきます。秋の紅葉の季節もまた、那谷寺のハイライトの1つ。11月上旬から下旬にかけて、モミジやツツジなど15種類、1,000本の木々が紅葉し、境内を彩ります。岩山を中心として境内が真っ赤に染まる姿は圧巻。その絢爛で優美な景観が訪れる人の心を癒やします。

    展望台
    ©那谷寺

    那谷寺にある絶景スポットといえば、奇岩遊仙境です。松尾芭蕉が「石山の 石より白し 秋の風」と詠んだことで知られています。紅葉の時期に訪れると、岩肌の白さがより際立つように感じられるでしょう。また、奥にある展望台からは境内を一望する事ができ、朱に染まった境内が眼前に広がります。山門をくぐり、紅葉を下から眺めながら進み、御本尊を参って展望台へ行き、次は上から見る風景を楽しむのがおすすめ。視点によって全く異なる紅葉の美しさを感じられます。紅葉の時期には特別御朱印が授与されているので、集めている方はお忘れなく。

    那谷寺

    • 住所:石川県小松市那谷町ユ122
    • TEL:0761-65-2111
    • 拝観時間:9:15〜16:00/無休
    • 拝観料(税込):1,000円
    • ウェブサイト:那谷寺

    鶴仙渓

    鶴仙渓
    ©石川県観光連盟

    「鶴仙渓」は、山中温泉を流れる大聖寺川の渓谷美を楽しめるスポットです。1.3kmにわたって、自然豊かな遊歩道が整備されており、その季節ならではの風情を感じながら散策できます。例年10月末頃から11月いっぱいまで紅葉が見られ、11月中旬が見頃です。

    あやとりはし
    ©石川県観光連盟

    紅葉の時期は遊歩道を歩き、そこに架かる3つの橋を渡りながら、のんびりとその風景を満喫しましょう。重厚な石造りの黒谷橋は、周辺の木々の緑と色鮮やかな紅葉のコントラストが楽しめます。S字に曲がるユニークな紅紫のあやとりはしは歩行者専用。橋の上からスリリングに絶景が見下ろせます。総檜造りのこおろぎ橋は、温泉街の風情をより高めています。

    鶴仙渓川床
    ©石川県観光連盟

    山中温泉には多くの旅館が渓谷沿いに建ち並びんでいるため、客室の窓から紅葉に彩られた鶴仙渓を眺めることができます。お部屋やお風呂から紅葉をゆったりと楽しむのは贅沢そのもの。旅館の夕食には秋の味覚が取り入れられ、11月6日からは新鮮なズワイカニの料理がいただけます。鶴仙渓には川床もあり、そこでお茶をしながら紅葉狩りも。歩き疲れたら足湯でひと休みするのもおすすめです。菊の湯前の広場では、風情あふれる山中節を聞くことができます。

    鶴仙渓

    • 住所:芭蕉堂 石川県加賀市山中温泉東町 こおろぎ橋 石川県加賀市山中温泉下谷町
    • TEL:0761-78-0330(山中温泉観光協会)
    • 営業時間:鶴仙渓川床 4月1日〜10月31日9:30〜16:00/11月1日〜11月30日10:00〜15:00
    • ウェブサイト:鶴仙渓

    ガスエビ

    ガスエビ
    ©石川県観光連盟

    9月に漁が解禁される「ガスエビ」は、弾力のある食感と濃厚な旨みが特長です。北陸や山陰の日本海沖で水揚げされますが、石川ではその名で呼ばれています。鮮度が落ちやすいため、地元でしか味わえない幻のエビ。刺し身で食べるとねっとりと濃厚で忘れられない甘さが口の中に広がります。紅葉の時期には、身の締まったガスエビを食べることができるでしょう。

    ガスエビの握り寿司
    ©石川県観光連盟

    ガスエビは金沢の近江町市場でも見かけますが、金沢市内の飲食店や石川県内の温泉宿で刺し身、唐揚げ、寿司などで食べることができます。提供されている店舗は石川県漁業協同組合のウェブサイトを確認してみましょう。

    石川県漁業協同組合

    • 住所:石川県金沢市無量寺町ヲ51
    • TEL:076-268-1410

    金沢おでん(カニ面)

    金沢おでん
    ©金沢市

    全国各地にはさまざまなおでんがありますが、「金沢おでん」はだし汁の風味の豊かさが特長です。昆布や鰹節、煮干しなどから取られただし汁は、ほのかな甘さがあります。味付けには金沢の大野醤油が使用され、コクと上品な風味が加わっていきます。具材は、おでんに彩りを添える赤と白の渦巻きの「赤巻き」、はんぺんに似た魚のすり身「ふかし」、バイ貝、車麩、金沢春菊など。関東や関西とも異なるやさしい色合いのおでんです。

    カニ面
    ©金沢市

    金沢おでんの具材として、忘れてならないのが「カニ面」です。こちらはいわゆるメスのズワイガニ・香箱ガニの具材を詰めたもの。甲羅のなかにカニの身やカニミソ、内子、外子が贅沢に盛り付けられています。カニ面は、香箱ガニの漁獲期間である11月6日から12月末頃までしか提供されません。紅葉と合わせて食べるなら、その時期に計画を立てましょう。

    一般社団法人 金沢市観光協会

    • 住所:石川県金沢市木ノ新保町1番1号 金沢駅構内
    • TEL:076-232-5555
    • 営業時間:9:00〜17:45/土曜・日曜・祝日・年末年始休
    • ウェブサイト:一般社団法人 金沢市観光協会

    北陸の富山、石川には風情豊かな紅葉スポットが点在し、グルメや温泉とともに楽しめるのが魅力でした。いずれも富山空港や小松空港から出かけるのがおすすめです。行きたいスポットに合わせて紅葉旅の計画を立ててみましょう。

    • 記載の内容は2026年6月現在のもので変更となることがあります。
    ライター:岡本のぞみ(verb)

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