長崎市は日本の西端の小さな港町。「坂のまち」の言葉通り、平地が少ないため山間部にも建物が密集しています。また、日本国内において唯一2つの世界遺産を持ち、日常の風景の中でこれらの遺産を見ることができます。長崎港から聞こえる汽笛の音、教会の鐘の音、そして、世界に誇る夜景。エキゾチックな風景の中で、憧れの生活が待っています。
長崎ランタンフェスティバル
中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とする、長崎の冬の一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」。
長崎新地中華街をはじめ、長崎市内の中心部に約15,000個にも及ぶランタン(中国提灯)や、大型オブジェが飾られ、幻想的に街を彩ります。(毎年1月末から2月頭。春節に合わせて2週間開催)
グラバー園
冒険商人トーマス・グラバーをはじめ居留地時代から残る外国人の住宅と長崎市内に点在していた洋館が集まるこの地では、幕末から明治の長崎の歴史を感じることができます。
石畳や石段、長崎港を一望できるロケーションと共に、歴史、文化の香りに包まれながら、特別なひとときをお過ごしいただけます。
大浦天主堂
大浦天主堂は、幕末の開国にともなって造成された長崎居留地に、在留外国人のために建設された中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の教会で、現存するものでは国内最古となります。1933年に国宝となりましたが、原爆による損傷の修復が完了した後、現存する日本最古の教会建築として1953年に再度国宝に指定されました。
また、2018年にユネスコの世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつです。
軍艦島
長崎港から船で約40分のところに位置する端島(はしま)。小さな海底炭坑の島は、岩礁の周りを埋め立てて造られた人工の島です。岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。2015年7月世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」として正式登録されました。