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    2月 国内旅行 ベストシーズンカレンダー

    大分県(由布院、別府)

    由布院温泉や別府温泉など多くの温泉地を擁する大分県。温泉の総湧出量と源泉数は別府温泉が全国1位、由布院温泉が全国2位を誇り、日本一の温泉県と称されるのも納得です。

    町歩きは春や秋が快適ですが、温泉を存分に楽しむなら空気が冷たくなる10月下旬~4月初旬頃が気持ちいい。12月~2月頃には風情ある雪見風呂になることもあります。

    標高1,584mの由布岳のふもとに広がる由布院温泉は、九州随一の人気を誇る温泉郷。「由布院 玉の湯」「亀の井別荘」「山荘無量塔」といった高級旅館が点在し、上質な湯を堪能できます。由布院駅前の由布見通りを中心に雰囲気のよいレストランやカフェ、土産物店が並んでいます。

    別府温泉は通称「別府八湯」と呼ばれる8カ所の温泉地の総称。約2,300の源泉をもち、さまざまな泉質の温泉に浸かれます。コバルトブルーの「海地獄」、酸化鉄や酸化マグネシウムで赤く染まった「血の池地獄」など7つの奇景を見る「別府 地獄めぐり」も、豊富な源泉をもつ別府ならではの楽しみです。

    北海道

    2月の北海道は一年で最も気温が低く、特に冷え込む内陸部からは-20℃を下回ったというニュースが届くこともあります。道内ではそんな寒さを逆手にとったイベントが多数催されています。

    まずは札幌から。例年2月上旬に開催される「さっぽろ雪まつり」は、1950年に始まった歴史ある祭りで、開催期間中は市内に点在する会場でさまざまなイベントが催されます。ハイライトは雪像や氷像、スケートリンク、グルメ屋台などが約1.5kmに渡って出現する大通公園。例年250万人以上が訪れる一大イベントです。道央の大雪山国立公園にある層雲峡では、1月~3月中旬に「氷瀑まつり」が開催され、氷瀑神社や雪像、氷でできたバーなどが登場します。

    “日本一寒い町”陸別町で開催されるのは、方言で寒いを意味する「しばれフェスティバル」。このイベントのハイライトは、極寒に果敢にチャレンジする「人間耐寒テスト」。チャレンジャーはバルーンマンションと呼ばれる氷のかまくらに一晩滞在し、北海道随一の寒さを耐え抜きます。

    また、道東の知床では流氷が着岸。氷の漂う海を砕氷船でクルーズしたり、ドライスーツを着て流氷の上を歩く流氷ツアーが開催されます。ニセコやトマム、富良野などにはスキー場が多く、北海道ならではの広大なゲレンデで極上のパウダースノーを楽しむのもおすすめです。

    広島県

    (写真提供/広島県)

    広島の冬の名物といえば、この時期に旬を迎える牡蠣です。広島は牡蠣の生産量が全国1位で、新鮮な牡蠣をリーズナブルに楽しめるのが魅力。生牡蠣に焼き牡蠣、牡蠣フライ、そしておなじみお好み焼きのトッピングまで、広島の飲食店には牡蠣を楽しむための多種多様なメニューが並びます。

    さらに牡蠣を豪快に楽しむなら、冬にだけ登場する「カキ小屋」へ。わいわいと自分たちで焼く浜焼きスタイルがまた楽しい。広島市内にもいくつか店舗があり、県内、県外を問わず多くの人でにぎわっています。カキ小屋は、店舗によりますが10月~11月頃にオープンし、4月~5月頃まで営業しています。炭火を使うため、どうしてもにおいがつくので、洗濯できるカジュアルな服装で訪れましょう。

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