コンテンツへ

    掲載日:2020.03.12

    働く人の出張めし〜高知で必ず食べるべき地元限定グルメ6軒〜

    飲酒量日本一の高知で飲んだくれ! 土佐の「おきゃく」を体験するはしご酒

    県民ひとりあたりの飲酒量が、全国一を誇る高知県。お客さんを招いて一緒に盛り上がる「おきゃく」という宴会文化があり、そんな県民性もあって、夜な夜な酒場が大盛り上がり。居酒屋に入れば一見も常連も関係なく、お酒を酌み交わして場を楽しむ光景があちこちで見受けられます。

    さらに、瀬戸内の魚介類や四万十ポークに地鶏・土佐ジローなど、ご当地食材が豊富な食の宝庫。せっかく高知の夜を過ごすなら、1軒といわず、2軒、3軒と飲み歩いて、高知のうまいもんと土佐っ子たちとの触れ合いをとことん満喫しましょう。

    高知の夜、大勢の人で毎晩盛り上がっているのが「ひろめ市場」。観光客にも人気のスポットで、地元の人たちも昼夜問わず気軽に訪れる高知の食が集結する市場です。鰹のタタキや鯨料理、土佐和牛に四万十うなぎなど…和洋中様々な飲食店が約40店舗並び、ここに来れば高知のグルメが全て揃います。

    市場内はフードコートのようになっていて、好きな食べ物やお酒を持ち寄って楽しめます。相席になったグループと親しくなったり、料理のおすそ分けが回ってきたり、にぎやかにワイワイ盛り上がれるのが「ひろめ市場」の魅力。どこで飲もうか迷ったら、まずココに来れば間違いなし。毎晩お祭りのような雰囲気で、訪れるだけで楽しい気分になれますよ。

    高知の夜は、繁華街の路地探検も楽しい
    高知の夜は、繁華街の路地探検も楽しい

    「ひろめ市場」の界隈にも、味自慢の店が数多く存在。大通りの裏手や川沿い、横丁の路地にこそ、地元の呑兵衛が集まる名酒場が潜んでいます。そこで、味も雰囲気も人も最高な、厳選3軒を紹介します。

    高知のうまいもんが大集合! 名物女将に元気がもらえる「ろばた焼き 仙樹」

    お店に入ると、カウンターに並ぶ海鮮類の数に圧倒! 創業43年の「ろばた焼き 仙樹」は、メジャーな高知名物から、県外の人には馴染みのないご当地食材や郷土料理まで揃う地元で人気の居酒屋です。

    テーブル席の壁には料理写真がびっしり! 外国人が見てもどんな料理か一目瞭然
    テーブル席の壁には料理写真がびっしり! 外国人が見てもどんな料理か一目瞭然

    カウンターにずらりと並ぶ食材も見事ですが、壁にぎっしり張られたメニューや料理写真も存在感抜群。思わず店内をぐるりと見渡してしまいます。食べる前からわくわくできる店は、いいお店の証。おのずと期待が高まります。

    名物女将の岡林輝代さん
    名物女将の岡林輝代さん

    食欲そそるメニューが満載ですが、ここではとにかく、高知でしか味わえない料理を食べるのがおすすめ。高知でも有名な名物女将の岡林輝代さんが、一押しを紹介してくれます。

    「清水サバとカツオはもう食べたかえ? うちの魚は冷凍してないき、鮮度が抜群。こじゃんとおいしいき!」

    カツオの塩タタキ 2,000円
    カツオの塩タタキ 2,000円
    清水サバの刺身 1,500円
    清水サバの刺身 1,500円

    やっぱり地元の名物は食べておかないと。清水サバは、土佐清水で水揚げされるブランド魚。足の早いサバは生食は避けられがちですが、鮮度抜群の清水サバは、酢〆しなくても刺身で堪能できます。身厚のカツオはうま味がたっぷり。新鮮で臭みがないから、藁で焼いたりしなくてもサッと炙るだけでいただけます。

    カツオはにんにくぬたをたっぷり塗ってから…
    カツオはにんにくぬたをたっぷり塗ってから…
    薬味を乗せて食べると、醤油とは異なるパンチの効いた味わいを楽しめる
    薬味を乗せて食べると、醤油とは異なるパンチの効いた味わいを楽しめる

    カウンターには、聞いたことがない食材もちらほら。そんな時は女将さんに聞くべし。

    はだかちゃん? 浜あざみ?
    はだかちゃん? 浜あざみ?

    「“浜あざみ”は室戸のほうで採れる、山やのうて浜辺に生える山菜。天ぷらにするとゴボウみたいでおいしいで。“はだかちゃん”ってゆうがは、ハダカイワシのこと。こっちでは“やけど”ってゆうがやけんど、水揚げするときにウロコが取れて火傷したみたいやきそう言いゆうがやけど、“はだかちゃん”のほうがかわいらしいろ?(笑)」

    おすすめ上手な女将さん。どれもおいしそうで胃袋が足りません!
    おすすめ上手な女将さん。どれもおいしそうで胃袋が足りません!

    女将さんの明るいキャラと土佐弁の勢いに押され、ついあれもこれも頼みたくなってしまうからキケン(笑)。“浜あざみ”の天ぷらは、ザクザクッとした食感が楽しく女将さんの言ったとおり、ゴボウのような味わい。“はだかちゃん”は生の姿はちょっとグロテスクですが、炉端で炙っていただくと、ふっくらとした身にイワシのうま味が凝縮。どちらも、お酒のアテにぴったりです。

    浜あざみの天ぷら
    浜あざみの天ぷら
    はだかちゃん、炙られ中
    はだかちゃん、炙られ中
    内蔵専門業者から仕入れる、土佐赤牛のタンやレバーも味わえます。これもまた、居酒屋とは思えない専門店並みのクオリティ!
    内蔵専門業者から仕入れる、土佐赤牛のタンやレバーも味わえます。これもまた、居酒屋とは思えない専門店並みのクオリティ!

    高知の銘酒とともにご当地グルメを味わっていたら、「“べくはい”って知っちゅう?」と女将さんが、天狗やおかめのお猪口を持ってきました。「可杯(べくはい)」とは土佐を代表するお座敷遊びのこと。数人でお猪口を手に持ち、「独楽」という駒を回して止まった絵柄と同じお猪口の人がお酒を飲む、というルール。

    土佐のお座敷遊びを体験!
    土佐のお座敷遊びを体験!

    可杯のお猪口は、小さな穴が開いていたり、先がとがっていたりして、下に置くとお酒がこぼれてしまいます。つまり、お酒を飲み干さなければ手を離せないのです。しかも、なみなみ注ぐのが高知流のおもてなし。というわけで、常連客の方と一緒に可杯に挑戦!

    「べろべろの~神様は~正直な神様よ~♪」と歌いながら駒を回します。本当に飲みたい人に駒の軸が向くとか
    「べろべろの~神様は~正直な神様よ~♪」と歌いながら駒を回します。本当に飲みたい人に駒の軸が向くとか
    自分のお猪口の絵柄が出たら、盃を飲み干すのがルール
    自分のお猪口の絵柄が出たら、盃を飲み干すのがルール

    常連さんが、もうひとつのお座敷遊び「菊の花」も教えてくれました。ルールはロシアンルーレットと同じで、逆さにしたお猪口の中に菊の花を隠しそれを当てた人が負け。

    目を閉じて、“菊の花”が隠れたお猪口を移動させます
    目を閉じて、“菊の花”が隠れたお猪口を移動させます
    どっちが菊の花を当てるか、じわじわと緊張感が高まります
    どっちが菊の花を当てるか、じわじわと緊張感が高まります

    順番にお猪口をひっくり返し、見事菊を当てた人は空いたお猪口分のお酒を飲み干さなければいけません。なんという恐ろしい宴会遊びなのでしょう(笑)。

    「菊の花」は人数が多ければ多いほど盛り上がるそう。この日は2人だったので、お互いあっという間にできあがってしまいました。

    さらに、おきゃく文化のひとつに、自分のお猪口に注いだ酒を飲み干したら、そのお猪口で目上の人に酒を注ぎ一気飲み干す「献杯」。その「献杯」を受けた人が、その杯を相手に返してお酒を注ぐ「返杯」もあります。同じ杯で交流を深める土佐流のコミュニケーションとして日頃からお酒の席で交わされているそう。こんな文化が根付いているから、高知の人たちは明るく親しみやすくて、初対面でもすぐ仲良くなれるのかもしれません。

    1階奥と2階席には広いお座敷席もあり、グループや団体でも利用できる
    1階奥と2階席には広いお座敷席もあり、グループや団体でも利用できる

    「仙樹」では、要望があれば可杯セットを用意してくれるそうなので、数人で訪れるときはぜひ体験してみてはいかがでしょうか? とにかく、楽しくておいしくて盛り上がれる「仙樹」。パワフルで明るい女将さんに、元気ももらえます。

    ろばた焼き仙樹

    住所:高知県高知市大川筋1-3-47
    TEL:088-823-7769
    営業時間:17:00~23:00/日曜休

    「ただいま」と言いたくなる、横丁の古典酒場「お茶漬けたに志」

    高知の繁華街には、味わい深い昔ながらの横丁が点在します。そのうちのひとつ、おびや町小路にある「お茶漬けたに志」は、昭和41年創業の老舗居酒屋。扉をがらりと開けると、カウンターに惣菜がずらりと並び、客がぎゅっと身を寄せ合って酒を愉しんでいます。地元の酒好きに愛される名店で、夜が更けるほど店が賑やかに。深夜1時をまわっても満席なんてことも珍しくありません。

    こぢんまりとした居酒屋やバーが軒並ぶ、おびや横丁の一角にある「たに志」
    こぢんまりとした居酒屋やバーが軒並ぶ、おびや横丁の一角にある「たに志」

    「創業当時は、おにぎりの店だった」と話す女将さん。女将さんのご主人が1階でおにぎり屋を経営し、女将さんは2階でスナックを経営していたそう。ご主人がお酒を出すのが嫌で、カウンターにおにぎりの具を並べて、おにぎりとお茶漬けを出していましたが、次第に1階が忙しくなり、女将さんも2階を閉めて手伝うように。いつの間にかお酒を出すようになり、今のスタイルになったのだとか。

    「たに志」という変わった店名は、初代の谷脇志郎さんの「谷」と「志」を取って。そこに、お米を作る田んぼにいるタニシをかけているのだそう。

    割烹着がとてもよく似合う女将さん。にこやかで可愛い。暖簾の「たっすいがはいかん!」とは、「なよなよしてたらいかん!」という意味
    割烹着がとてもよく似合う女将さん。にこやかで可愛い。暖簾の「たっすいがはいかん!」とは、「なよなよしてたらいかん!」という意味

    ホワイトボードに書かれた日替わりのメニューは、かつおの刺身、あじフライ、どろめ、あさりの酒蒸し、冷奴、ポテトサラダなど。冬場はおでんも登場。カウンターの大鉢に盛られた惣菜を見ると、食欲がそそられます。

    左・糸こんにゃくと鯨とにんにくの葉、右・菜の花おひたし。小鉢は400~500円
    左・糸こんにゃくと鯨とにんにくの葉、右・菜の花おひたし。小鉢は400~500円
    どろめ 600円(仕入れ価格によって変動)
    どろめ 600円(仕入れ価格によって変動)
    冬場はおでんも登場。1個150円一律
    冬場はおでんも登場。1個150円一律
    天むす 550円は常連客に人気の一品
    天むす 550円は常連客に人気の一品

    地元で獲れた鮮魚や、季節の食材を使った惣菜をつまみながら、高知のお酒をちびちび。
    食べれば、期待を裏切らぬ家庭的なおいしさに、じんわりと幸せが満ちてきます。

    カウンターを切り盛りするのは二代目店主。親しみやすく、話しながらついお酒が進んでしまいます
    カウンターを切り盛りするのは二代目店主。親しみやすく、話しながらついお酒が進んでしまいます
    ほかのお客さんがお店に差し入れした、たこ焼きをおすそ分けしてもらいました
    ほかのお客さんがお店に差し入れした、たこ焼きをおすそ分けしてもらいました

    常連のお客さんが多いですが、一見さんが入ってきてもすっと輪に入れてくれるおおらかな人ばかり。女将さんやその息子さんの二代目店主もフレンドリーで、初めてなのに家族の一員になったような温かな時間を過ごせます。そんな雰囲気に魅了されてなのか、県外から訪れる出張族も多いそうで、この日もカウンターの3割が出張中のビジネスマンでした。

    ほかのお客さんが頼んでいた「ニラと玉子の雑炊」550円がおいしそうだったので、真似して注文。飲んだ胃袋に沁みる優しいおいしさ
    ほかのお客さんが頼んでいた「ニラと玉子の雑炊」550円がおいしそうだったので、真似して注文。飲んだ胃袋に沁みる優しいおいしさ

    滞在中も、常連客とおぼしき紳士が次々に扉を開け、満席と知ると残念そうに「また来るね」と一言。お店には二階席もありますが、やっぱり女将さんや店主のいるカウンターで和気あいあいと飲みたいのでしょう。

    高知の呑兵衛たちにとってきっと、「たに志」はもうひとつの我が家。「ただいま」と言って一杯飲んでお茶漬けをすする。そんな夜の〆が絵になる、高知の名酒場です。
    高知の呑兵衛たちにとってきっと、「たに志」はもうひとつの我が家。
    「ただいま」と言って一杯飲んでお茶漬けをすする。そんな夜の〆が絵になる、高知の名酒場です。
    家庭料理お茶漬け たに志

    住所:高知県高知市帯屋町1-9-19
    TEL:088-824-2276
    営業時間:18:30~翌2:30/日曜・祝日休

    はしご酒の〆に立ち寄りたい、餃子屋台「松ちゃん」

    高知の夜の名物で、忘れてはならないのが廿代町にある“屋台通り”です。グリーンロードという道沿いに屋台が並び、週末になるとここに7軒近い屋台が軒を連ねます。屋台といえばラーメンやおでんを思い浮かべますが、高知の屋台ではそれらを差し置いて餃子が大人気。なかでも、「松ちゃん」は地元の呑兵衛たちの〆の1軒としておなじみ。絶品餃子を求めて、ほろ酔い(なかには泥酔も)の人たちが毎晩ここを訪れます。

    ひたすらフライパンで焼き続け、客足が落ち着けば今度はひたすら餃子を包む
    ひたすらフライパンで焼き続け、客足が落ち着けば今度はひたすら餃子を包む
    カウンターではラーメンを作る作業風景を眺められる
    カウンターではラーメンを作る作業風景を眺められる

    屋台といっても中は、カウンターとテーブルがあり広々。ラーメンを作るブースと、餃子を焼くブースとで分かれていて、次々と注文を受けるスタッフさんの声が飛び交いとても活気ある雰囲気。さっそく名物の餃子をオーダーし、ほどなくしてテーブルに運ばれてきました。

    餃子1人前8個 700円
    餃子1人前8個 700円

    こんがり香ばしく焼き上げられたひと口サイズの餃子とビール。揚げ焼きのように調理された餃子は、表面がサックサクの食感で、スナック感覚でぽいぽい口に運ばれていきます。すでにお腹いっぱいのはずなのに…深夜の餃子は別腹。

    松ちゃんの餃子は、皮は薄く餡は野菜多めでジューシー。サクッと軽い皮の食感と餡のシャキシャキした食感が軽い食べ心地で、ぺろりと一人前を平らげられます。鶏ガラやネギなどの野菜がベースのスープで作る、あっさり味のラーメンも飲んだあとの気分にぴったり。

    しおラーメン 700円
    しおラーメン 700円

    餃子の焼き場を担当する正木さんに、「松ちゃん」の歴史をたずねると、「ここに屋台を開いたのは今から25~26年前くらい。当時はそんなに屋台はなかったけど、少しずつ増えてまた減って、今あるのは7軒くらい」と教えてくれました。

    週末は店頭にずらりと行列ができる。餃子はおみやげも可能
    週末は店頭にずらりと行列ができる。餃子はおみやげも可能

    平日は屋台の数が少なく、「松ちゃん」は定休日以外にも雨や悪天候の日は休むこともあるので訪れる際はご注意を。“屋台通り”のにぎわいを体験したければ、金曜や土曜を狙って訪れるといいかもしれません。

    都心部ではめっきり姿を見なくなった昔懐かしの屋台。今となっては貴重な風情あるロケーションと、絶品餃子を楽しむ高知ナイトを満喫しては?

    松ちゃん

    住所:高知県高知市廿代町6-27
    TEL:なし
    営業時間:20:00~翌3:00(早仕舞いあり)/日曜・月曜休 ※ほか臨時休業あり

    お酒と宴会が大好きで、もてなし上手な高知の呑兵衛たち。陽気であたたかな土佐弁にも心が和み、一晩居ただけでまたここに帰ってきたくなるような愛着が生まれてきます。出張の合間を縫って、土佐のグルメと人に触れるひとときを楽しんでくださいね。

    • 記載の内容は2020年1月現在のもので、変更となることがあります。
    • 税抜価格を表示しております。

    トラベル特集

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む

    トラベル特集

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む

    トラベル特集

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む

    ライフ特集

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む

    この記事に関連するおすすめ

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む
    ページの先頭に戻る