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    掲載日:2025.09.17

    ANA直行便で旅する、ウィーン・フランクフルト・パリ

    音楽と芸術が息づくウィーン、古きと新しきが調和するフランクフルト、そして、華やぎと静けさが共存するパリ。何度も訪れたことのある街も、季節が変われば、きっと新たな表情に出会えるはず。ANAの直行便でアクセスできる3都市の、それぞれのおすすめスポットをご紹介します。

    音楽と芸術が息づくオーストリア・ウィーン

    中欧に位置し、豊かな自然と悠久の歴史に育まれた国、オーストリア
    © Stadtansicht-Wien_Oesterreich-Werbung_Julius-Silver

    オーストリアの首都ウィーンには、ハプスブルク家の栄華を今に伝える宮殿や、モーツァルトやクリムトが活躍した芸術の足跡が随所に残ります。美術館やカフェ文化、華やかなバロック様式の建築、そしてクラシック音楽が響く劇場など、五感を刺激する魅力が詰まった街です。

    シェーンブルン宮殿

    外壁の色はマリア・テレジア・イエローと呼ばれている
    © Christkindlmarkt-vor-Schloss-Schoenbrunn_Oesterreich-Werbung/Christian-Kremser

    ハプスブルク家の夏の離宮「シェーンブルン宮殿」。外観はバロック様式、内装はロココ様式というきらびやかな建築物です。1,441室の部屋のうち約40室が公開され、その中にはナポレオン戦争後のウィーン会議で舞踏会の会場となった「大広間 グローセ・ギャラリー」、6歳のモーツァルトが御前演奏を行った「鏡の間」などがあります。

    シェーンブルン宮殿を見学した後は、宮殿周辺に広がるフランス・バロック様式の「シェーンブルン庭園」を散策しましょう。庭園内はヨーロッパ最大の温室「パルメンハウス(大温室)」、現存する世界最古の動物園「シェーンブルン動物園」など見どころが盛りだくさん。敷地内を運行するミニ鉄道に乗って巡るのもおすすめです。

    シェーンブルン宮殿

    • 住所:Schönbrunner Schloßstraße 47, 1130 Wien, オーストリア
    • 営業時間:8:30〜18:00
    • 定休日:無休
    • 料金:大人25ユーロ〜、6〜18歳16ユーロ〜
    • ウェブサイト:シェーンブルン宮殿(英語)

    ウィーン国立歌劇場

    ネオ・ルネッサンス様式の建物は夜になるとライトアップされ、存在感が一際目立つ
    © Staatsoper-Wien_Oesterreich-Werbung/Julius-Silver

    音楽の都“ウィーン”のシンボル的存在である「ウィーン国立歌劇場」は音楽ファンなら誰でも憧れる特別な場所。

    1869年の開場後、皇帝フランツ・ヨーゼフと皇妃エリザベートの御前でモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」が上演され、「帝国宮廷劇場」としての地位が確立されました。1918年の帝国崩壊後も、グスタフ・マーラーの監督などによる画期的な演出が施され、ウィーン国立歌劇場の名がますます広まるように。現在、オペラやバレエなど年間200以上を開演。臨場感あふれる馬蹄型の場内で、伝統を重んじた演目を楽しめます。

    ウィーン国立歌劇場

    ベルヴェデーレ宮殿

    18世紀に建てられた、ウィーンの英雄であるオイゲン公の夏の離宮
    © Adventmarkt-Wien-Schloss-Belvedere_Oesterreich-Werbung/Harald-Eisenberger

    バロック建築の傑作「ベルヴェデーレ宮殿」は上宮と下宮から構成される美術館です。オーストリアの画家・クリムトの代表作「接吻」をはじめ、中世以降の世界的に有名な作品を約430点、展示しています。

    上宮から見下ろすウィーンの街並みや幾何学的なデザインの庭園は“美しい景色”を意味するベルヴェデーレにふさわしい眺めです。庭園は無料で市民に公開されているので、地元の方の散策コースとしても親しまれています。

    毎年11月中旬から12月、ベルヴェデーレ宮殿上宮前の広場ではクリスマスマーケットが開催され、雑貨やグルメの屋台が軒を連ねます。ライトアップされた幻想的な宮殿の前で思い出に残るクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか。

    ベルヴェデーレ宮殿

    • 住所:1030 Wien オーストリア
    • 営業時間:上宮9:00〜19:00、下宮10:00〜18:00
    • 定休日:無休
    • 料金:9.3ユーロ〜
    • ウェブサイト:ベルヴェデーレ宮殿(英語)

    オーストリア国立図書館プルンクザール

    奥行80m、天井高30mあるバロック様式の図書館
    © Oesterreichische-Nationalbibliothek-Bibliotheksaal-mit-historischen-Buechern_Oesterreich-Werbung/Stefan-Strasser

    オーストリア国立図書館プルンクザールでは、豪華絢爛な木製の書架に1501年〜1850年に出版された20万冊以上の古書が保管されています。天井を見上げれば、ダニエル・グラン作のフレスコ画で装飾されたドームが広がり、絵画内の人物が今にも動き出しそうです。

    オーストリア国立図書館はプルンクザールのほか、地球儀博物館やエスペラント博物館、文学博物館なども運営しています。蔵書だけでなく、パピルス、肉筆文書、地図、音楽、チラシ、ポスターといった8つの分野の特別コレクションもあり、常設展や特別展で見ることができます。

    オーストリア国立図書館プルンクザール

    カフェ・ザッハー・ウィーン

    カフェ・ザッハーのザッハトルテはバランスの取れたちょうどいい甘さ
    © Sachertorte-essen-im-Cafe-Sacher-Wien_Oesterreich-Werbung/Christian-Kremser

    オーストリアのユネスコ無形文化遺産に登録されているウィーンのカフェ文化。ウィーンを訪れたのなら必ず体験したいことのひとつです。なかでも寒さが厳しい冬は、カフェで過ごす時間がより心に残る、特別なひとときになります。

    有名な老舗のカフェ「カフェ・ザッハー」では、大理石のテーブルや布張りのソファなど、当時から愛される伝統的なスタイルで楽しむことができます。

    ここで注文したいのはオーストリアの代表的な銘菓「ザッハトルテ」。チョコレート風味のスポンジケーキとアプリコットジャムで層を成し、全体をチョコレートでコーティングしたチョコレートケーキです。コーヒーや添えてある無糖の生クリームと一緒に味わいましょう。

    カフェ・ザッハー・ウィーン

    古きと新しきが交差する街、ドイツ・フランクフルト

    文豪ゲーテが生まれた街としても知られる
    © DZT / Dagmar Schwelle

    歴史的な街並みと近代的な都市機能が美しく融合するドイツ・フランクフルト。ビジネスの中心地でありながら、豊かな文化と人々の暮らしが息づくこの街には、中世の趣を残す広場やエリア、芸術や歴史に触れられる博物館など、見どころが点在しています。

    レーマー広場

    カフェやお土産ショップ、美術館が並び、冬にはドイツ最大のクリスマスマーケットが開催される
    © visitfrankfurt / Isabela Pacini

    「レーマー」と呼ばれる旧市庁舎があるレーマー広場は、フランクフルトの欠かせない観光スポット。切妻屋根が特徴的な建物に囲まれ、石畳が敷かれた広場は、中世ヨーロッパの歴史的な雰囲気を味わえます。

    広場から赤褐色の外観が目印の大聖堂へと続くエリアは、戦災で破壊されたものの、2018年に、ショップやカフェなどが並ぶ新フランクフルト旧市街として再建されました。大聖堂の展望台(有料)からはフランクフルトの街を一望できます。

    レーマー広場

    • 住所:Römerberg 26, 60311 Frankfurt am Main, ドイツ

    ゲーテハウス

    アニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場するゼーゼマン家のモデルになったとも言われている家
    ©visitfrankfurt Isabela Pacini

    フランクフルト出身の文豪ゲーテが生まれ育った家を見学できます。生家は第二次世界大戦中に破壊されましたが、後に再建され、現在は隣接するゲーテ博物館とあわせて楽しめます。

    帝国議会議員だった父と、母、妹と住んでいた4階建ての建物には、実際に使われていた美しい家具や装飾が置かれ、名家といわれていた一家の生活の様子がうかがえます。4階にあるゲーテの書斎は、「ファウスト」や「若きウェルテルの悩み」といった初期の作品が生まれた部屋として有名です。

    ゲーテハウス

    • 住所:Großer Hirschgraben 23-25 60311 Frankfurt am Main, ドイツ 
    • 営業時間:金〜水曜、祝日10:00〜18:00、木曜10:00~21:00
    • 定休日:なし ※
    • 入場料:一般12ユーロ、学生7ユーロ
    • ウェブサイト:ゲーテハウス(ドイツ語)
    • 変更になる場合もあり

    博物館河岸

    シュテーデル美術館には、絵画、彫刻、版画、写真など、数万点に及ぶ作品が所蔵されている
    © Städel Museum, Frankfurt

    マイン川の南岸沿いにある数々のミュージアムが立ち並ぶエリアは、博物館河岸と呼ばれる人気の観光地。映画博物館や建築博物館など、さまざまなテーマを扱うミュージアムが並び、その景観には誰もが圧倒されます。

    中でも、14世紀から現代にかけての西洋美術のコレクションを幅広く所蔵するシュテーデル美術館は必見。ヨハネス・フェルメールやパブロ・ピカソの作品といった世界的に有名な芸術家たちの傑作と出合うことができます。

    博物館河岸

    • 住所:Schaumainkai, Frankfurt am Main, ドイツ

    ザクセンハウゼン地区

    アップルワインとドイツの郷土料理が食べられるお店が集まる
    © visitfrankfurt Isabela Pacini

    マイン川の南岸にあるザクセンハウゼン地区は、古い町並みが残る酒場町です。多くのお店では、この町の名物であるアップルワインを提供しており、べンベルと呼ばれる陶器のピッチャーを使い、ひし形模様のグラスに注いでいただくのが伝統です。

    石畳の道が続く雰囲気あふれる小路には、木組みの伝統的な家や、口から水を吹く有名な女性の銅像などを見つけることができるので、ドイツのお酒や郷土料理を楽しみながら、ゆっくりと町を散策するのもいいでしょう。

    ザクセンハウゼン地区

    • 住所:Sachsenhausen Frankfurt am Main, ドイツ

    華やぎと静けさが調和する、フランス・パリ

    シャンゼリゼ通りのイルミネーションは毎年11月中旬〜1月上旬にかけて
    © PIXTA

    優雅な街並みに、美術や建築、ファッション、食文化が自然に溶け込むフランス・パリ。何度訪れても、新たな魅力に心を奪われます。眺めて、歩いて、そっとただずむ、そんなひとときの中で、いっそう深く感じられるパリの美しい見どころをご紹介します。

    シャンゼリゼ通りと凱旋門

    凱旋門が建つのは、シャルル・ド・ゴール広場の中央
    © PIXTA

    パリ随一の美しさを誇るシャンゼリゼ通り。整然と並ぶ並木道の両側には、カフェやブティックが軒を連ね、歩くたびに洗練されたパリの空気が感じられます。通りを西へと歩みを進めれば、その先に堂々たる凱旋門が姿を現します。澄んだ冬の空気の中、静けさと荘厳さをまとったその姿は、パリの冬景色に凛とした美しさを添えてくれます。

    毎年11月中旬〜1月上旬にかけて、シャンゼリゼ通りの木々にイルミネーションが点灯されます。点灯時間は通常午後5時頃〜深夜。華やかなショーウィンドウときらめくイルミネーションに包まれ、通り全体が幻想的な雰囲気に。寒ささえも忘れるような、心浮き立つひとときが待っています。

    凱旋門では、大晦日の夜に限り、プロジェクションマッピングや花火が行われます。きらびやかな演出は複数年にわたり開催されており、2025年の年越しにも実施されると見込まれています。最新の開催情報は、公式サイトなどで事前にご確認ください。

    凱旋門

    サント・シャペル

    サント・シャペルのステンドグラスは東向きに設置されているため、午前中は特にきれいに見える

    セーヌ川に浮かぶシテ島の一角に、ひっそりとただずむゴシック様式の礼拝堂サント・シャペル。パリ最古のステンドグラスの教会としても知られています。まるで宝石箱のように美しいこの聖堂は、ルイ9世の命により1248年に建立されました。外観は控えめながら、ひとたび扉をくぐれば、色と光に包まれる幻想的な世界が広がります。

    見どころは、なんといっても15面に及ぶ大きなステンドグラス。色鮮やかなガラスが、天井近くまでずらりと並び、訪れる方を物語の中へと誘います。特に冬は、低くやわらかな太陽の光が礼拝堂の中を斜めに照らし、ガラス越しに差し込む光と影が、壁や床に美しい模様を描き出します。

    サント・シャペル

    • 住所:10, boulevard du Palais 75001 Paris
    • 営業時間:4〜9月9:00〜19:00、10〜3月9:00〜17:00
    • 定休日:1/1、5/1、12/25
    • 料金:13〜19ユーロ ※
    • ウェブサイト:サント・シャペル(フランス語)
    • 時期により料金は異なる

    ノートルダム大聖堂

    世界150カ国からの支援が集まり、2024年末に再開が実現
    © PIXTA

    2019年4月に発生した大規模な火災から5年あまり。パリの象徴、ノートルダム大聖堂が、ついに2024年末に再びその扉を開きました。修復には、石工や大工、ステンドグラス、絵画の修復士など2,000人以上の職人が携わり、長い時間と技術の粋が注ぎ込まれました。

    再建された大聖堂の内部に足を踏み入れると、変化に驚かされます。かつて「中世の暗い森」と称された荘厳な空間は、明るく生まれ変わりました。照明が整えられたことで、ゴシック様式特有の天井ヴォールトや17世紀の絵画群も、より鮮やかにその姿を現しています。大聖堂中央で無傷のまま残っていた14世紀の聖母子像は、「奇跡の聖母子像」と呼ばれ、希望の象徴となっています。

    ノートルダム大聖堂

    • 混雑が予想されるため、事前予約を推奨

    リュクサンブール公園

    地元の方たちの憩いの場となっている場所。ゆったりとした時間が流れる
    © PIXTA

    パリ6区に位置するリュクサンブール公園。ルイ13世の母であるマリー・ド・メディシスの居城として建設を命じたリュクサンブール宮殿の庭園として整備されました。

    園内には、歴代のフランス王妃や王女たちの像をはじめ、自由の女神像など数多くの彫刻が点在。整えられた自然と芸術が美しく調和し、訪れる人々を穏やかな時間へと誘います。

    春や夏には色とりどりの花が咲き誇りますが、冬の公園もまた趣深いもの。落葉樹のシルエットや枝に止まる野鳥の姿、静けさのなかにたたずむ歴史ある建築物……。パリジャンたちが緑の椅子に腰掛けて過ごす様子からは豊かな時間が感じられます。

    リュクサンブール公園

    モンマルトル

    石畳の道が今も残るモンマルトル。坂や階段の多い街並みには、どこか懐かしいパリの風景が広がる
    © PIXTA

    パリ18区のモンマルトル。19世紀半ばに多くの芸術家がアトリエを構えたこのエリアは、「パリの中の小さな村」とも称される独特の雰囲気が魅力です。

    モンマルトルの丘の上からはパリ市街を一望でき、街歩きを楽しむのにもぴったり。映画「アメリ」の舞台として知られる「カフェ・デ・ドゥー・ムーラン」など、趣あるカフェが点在しています。冬の散策の合間には、あたたかなホットチョコレートや焼きたてのクロワッサンでひと息。心までほっと和む、パリの冬ならではの楽しみです。

    そのほか、白亜のドームが印象的な「サクレ・クール聖堂」や、絵描きたちでにぎわう「テルトル広場」、華やかなキャバレー「ムーラン・ルージュ」など、訪れたいスポットが充実しています。

    モンマルトル

    • 記載の内容は2025年8月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
    ライター:minimal

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