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    掲載日:2026.10.05

    宮崎で楽しむ秋冬のルアーフィッシング

    九州の中でも黒潮の恩恵を受け、温暖な気候の中で釣りを楽しめる宮崎県。全国的に釣りの種類が少なくなる秋から冬にかけても、宮崎ではサーフ、港、磯、海への流入河川などさまざまな場所でバリエーション豊かなルアーフィッシングを楽しむことができます。

    釣り場もターゲットも多彩な日南海岸

    日照時間が長く秋冬も温暖な気候の恩恵で釣りが楽しめる宮崎県

    宮崎県の南に位置する日南市。その周辺に続く太平洋に面した日南海岸は、サーフ(砂浜)、港、磯場などが入り組むリアス海岸で、温暖な黒潮の影響で寒さが増す秋から冬にかけても多彩な釣りが楽しめます。

    陸続きの磯で秋に釣れた良型のアオリイカ

    おすすめの釣りの1つがエギング。エギングは日本生まれの「エギ(餌木)」を使うルアーフィッシングで、主なターゲットは暖かい海を好むアオリイカです。黒潮の恩恵を受ける日南海岸はアオリイカの生息数も多く、港の堤防や周辺の磯場で手軽に釣りができます。本州のアオリイカ釣り場であれば、一般的にはエギングが楽しめるのは長くても年内いっぱいまで。

    しかし、日南海岸では年明けの1月頃から大型の目安となる1kgオーバーが釣れるようになり、さらに2月でも十分な釣果を期待できて、時には2kgオーバー、3kgクラスの超大型サイズが狙えます。その釣れぐあいは釣り人の少ない離島にもひけをとりません。

    開放感抜群のサーフのヒラメ釣り

    サーフフィッシングを代表する対象魚のヒラメ

    また、日南海岸のサーフには、全国でもいち早く、年明け頃から産卵を控えたヒラメが接岸してきます。このヒラメをルアーで狙う釣りも面白く、特に波打ち際にヒラメがエサにしている小さなイワシがたくさん打ち上げられている時はチャンスです。

    ヒラメ釣りに使用するルアーは20g以上の重めのものが基本。サーフの釣り場は波の影響が大きく、周囲に遮蔽物がないので風の影響も受けやすいためです。そこで風が吹く中でも手前の波を超えて遠くまでキャストできる重いルアーが活躍します。

    日南周辺は秋から冬にかけて多数のヒラメが接岸してくる

    ルアーは表層をさぐるフローティングミノー、中層から底までを狙うシンキングミノーやバイブレーション、さらに遠投性能を重視したメタルジグなどを用意しておくのがおすすめですが、重めのジグヘッドにワームを刺して使用するソフトルアー系も効果があります。

    ヒラメは底付近にいる魚ですが、大型になるほど表層までイワシを追いかけて食べることもあるため、ルアーで狙う場合も底付近を中心に探りつつ、時には表層や中層も意識して釣ると反応が得られます。なお、サーフでは釣りを楽しむ際はウエーダーを着用し、目安として膝より深い場所までは海に入らず、ライフジャケットもしくはライフベストは必ず着用して、安全を確保しながら釣りを楽しむことが大切です。

    川筋のチニングも面白い

    砂浜に注ぐ河川の最下流部ではキビレが釣れる

    また、サーフの釣り場の近くに流入河川がある時は、海側だけでなく川に入ったところでルアーを使ったクロダイ釣りが楽しめます。いわゆるチニングと呼ばれる釣りで、日南海岸の流入河川で狙えるのはキビレと呼ばれるクロダイの仲間。キビレは海側にもいますが川筋を好む性質があり、川底に生息するカニ、河川内の小魚などをエサにしているためルアーで狙うことができます。

    ルアーの種類はバイブレーションやフリーリグと呼ばれるオモリとワームを組み合わせた仕掛けがおすすめ。川筋のチニングは海が荒れた時も楽しみやすいので、サーフフィッシング用以外にライトなルアータックルも準備しておくと状況に応じて釣りが楽しみやすくなります。

    散策スポットや海鮮グルメも豊富

    日南海岸の海と洞窟が作る神秘の聖域が鵜戸神宮
    伊勢エビなどの新鮮な海鮮料理も楽しめる

    日南海岸は足をのばして立ち寄ってみたい観光スポットも多く、宮浦地区の海岸沿いの断崖に建つ鵜戸神宮はその代表格。洞窟の中に本殿が鎮座する全国的にも珍しい神社は、運玉投げでも知られる人気スポットです。また、モアイ像が並ぶサンメッセ日南では、太平洋を一望する絶景が広がり、南国らしい開放感を満喫できます。さらに宮浦、目井津(めいつ)などの港町は新鮮な魚介類の産地として知られており、名物の伊勢エビ料理のお店などが数多くあります。

    幻の大型魚・オオニベがねらえる県央サーフ

    広大な砂浜の釣り場が続き開放感抜群の県央サーフ

    日南海岸のほかにも、宮崎県の中央部に位置し日向灘に沿って続く長い海岸線では、雄大な水平線を眺めながらさまざまなターゲットを狙うサーフフィッシングを楽しめます。主な対象魚は、大型に育ち激しいファイトで人気のオオニベ、砂地底を好むヒラメやマゴチ、さらにヒラスズキなどです。地元で「県央サーフ」と呼ばれるこれらの魚が狙えるフィールドは、主に宮崎市大淀川以北の海岸から、佐土原町、新富町にかけてのエリアになります。

    大物ファンが一度は釣ってみたいと憧れるオオニベ

    オオニベは大きなもので体長1.5m、30kgにも達するモンスター。船釣りでは昔から釣られることのある魚でしたが、近年、県央サーフでは岸からも狙えることがわかってきました。晩秋から厳寒期にかけて水深数m以下の浅瀬にまでオオニベが近づくことが判明し、さらに夜だけでなく日中でも釣り上げられるようになってきたのです。オオニベが浅瀬に来る理由の1つはエサの捕食のためと考えられていて、秋以降にサーフの波打ち際に近いところを数十尾の群れで移動するイシモチが主なエサになっていると考えられています。

    オオニベの釣り方はルアーフィッシングです。震えるように動くバイブレーションの実績が高く、小魚を模したミノーも有効です。いずれの場合もイシモチの群れをまず見つけ、その周辺にルアーを投げて誘うのが定番の釣り方になっています。アタリは大きな魚体に反して小さく、「コン」と小さくたたくような感触といわれていますが、フッキングすれば激しく暴れてラインを一気に引き出します。オオニベが狙って釣れるフィールドは全国でも宮崎県以外にほとんどなく、最近では夢の大物を求めて県央サーフに全国から熱心なサーフフィッシングファンが集まるようになっています。

    ヒラメ、マゴチ、ヒラスズキも楽しい

    エサの小魚をたっぷり食べた大型のヒラメも狙える
    マゴチもルアーへの反応がよくアタリを楽しめるターゲット

    オオニベではなくヒラメやマゴチを狙う場合は、イシモチではなく、シラス、アジ、ハゼといった魚がいる場所を見つけてその周辺を探っていきます。特に岸から沖に向けて払い出すような離岸流のある場所は、海底の砂が掘られており、ヒラメやマゴチが身を潜めやすいだけでなく、エサとなる小魚も流れに集まってくるので絶好の釣り場になります。

    ヒラメやマゴチもルアーで狙うことができ、バイブレーションやミノーのほか、ワームなどのソフトルアーがよく使用されます。釣りの時間帯は日の出や日没前後のマヅメ時が大きなチャンスですが、日中にヒットすることもあります。

    夜の県央サーフでよく釣れるのはヒラスズキ
    秋冬のサーフは空気も澄むため自然の美しさがいっそう際立つ

    さらに夜になると同じ釣り場でヒラスズキが釣れるようになります。ヒラスズキは一般的には磯の魚ですが、宮崎県ではサーフで狙う「砂ヒラ」の釣りが一般化しています。そして満天の星空の下、開放的なサーフでロッドを振る釣りにはここでなければ味わえない釣趣があります。

    豊富な地鶏料理や宮崎牛など肉料理も美味しいのが宮崎の魅力

    県央サーフの釣り場は、宮崎市内へのアクセスもよいので、宿は市内に取って夜は豊富な飲食店に足を運び、名物のチキン南蛮、地鶏の炭火焼き、宮崎牛、多彩な海鮮料理に舌鼓を打つのも楽しいひととき。また、県央サーフ北側の都農町は国産ワインの産地として注目を集めていて、お土産を購入したりワイナリーを見学したりすることもできます。もし海が荒れてしまったら、こうした観光スポットを訪れるのもおすすめです。

    秋から冬にかけても多彩なルアーフィッシングを楽しめる宮崎県。釣りと観光を上手に組み合わせ、ぜひアクティブな休日を過ごしてみてください。

    • 記載の内容は2026年8月現在のもので変更となることがあります。

    協力:つり人社

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