”つながる”炭鉄港への旅
明治初期に新たに命名された「北海道」は100年の間に人口が100倍となる急成長を遂げました。実は、この成長の中核となった産業こそ石炭というエネルギー資源。空知の「炭鉱」、室蘭の「鉄鋼」、小樽の「港湾」、それらを繋ぐ「鉄道」を舞台に繰り広げられた歴史が日本遺産「炭鉄港」の物語です。今もなお北海道のまだ見ぬ魅力を語る、炭鉱遺産や工場景観、港湾や鉄道施設など、北の産業革命の歴史をたどる旅にでませんか?
夕張市
旧北炭滝ノ上水力発電所
北炭により建設された自流ダム水路式の水力発電所で、1924年(大正13年)に竣工し、翌年から稼働を開始しました。赤いレンガ造りの旧発電所建屋は当時の代表的な洋風建築物で、現在は春の桜、秋の紅葉との見事な調和を楽しむことができます。
岩見沢市
炭鉱の記憶マネジメントセンター石蔵
1909年(明治42年)に建設された石蔵で、鉄道国有化直後から岩見沢の駅と街の盛衰を見守ってきました。石蔵に用いられてる石は札幌軟石と伝えられています。2009年(平成21年)に炭鉱遺産を中心とした地域のインフォメーションセンターとして、そらち炭鉱の記憶マネジメントセンターが開設されました。
室蘭市
室蘭市旧室蘭駅舎
1912年(明治45年)に建設された木造2階建ての駅舎で、3代目室蘭駅舎として1997年(平成9年)まで稼働していました。北海道内最古の木造駅舎として国登録有形文化財に指定されています。
小樽市
旧手宮鉄道施設
幌内鉄道の基点となった手宮には、車両整備などのための様々な鉄道関連施設が設置されました。これらの鉄道施設は、幌内から石炭を運び、近代日本の産業発展を支えた遺産であり、蒸気機関が主流であった当時の鉄道の仕組みを知ることができる貴重な近代化遺産として、2001年(平成13年)国の重要文化財に指定されています。
美唄市
三菱美唄炭鉱竪坑櫓
1923 年(大正12年)に建設された、道内で2番目に古い竪坑櫓で一対は日本唯一。排気・入気用の2本の竪坑が並び、現在は炭鉱メモリアル森林公園として公開されています。
赤平市
住友赤平炭鉱立坑櫓・周辺施設
1963年(昭和38年)に建設された立坑櫓で、1994年(平成6年)の炭鉱閉山時まで稼働していました。隣接する赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設で、立坑櫓建屋内部のガイドツアーの参加申込みを受け付けています。時間は、1日2回、午前10時~と午後1時30分~、ガイド料800円(市外大人)、月曜火曜休館です。
芦別市
旧三井芦別鉄道 炭山川橋梁
1945年(昭和20年)に竣工した三井鉱山専用鉄道の橋梁。貴重な産業遺産として国の登録有形文化財に指定され、橋の上には、懐かしいフォルムのディーゼル機関車DD501と、石炭専用貨車セキ3820を保存展示されています。
三笠市
北炭幾春別炭鉱錦立坑櫓
幾春別炭鉱は1886年(明治19年)に開鉱し、鉱口の集約、効率化を図るため、1933年(大正8年)に錦立坑が掘削されました。現存する立坑櫓の中では道内最古のもので、櫓に使用されている鉄骨には八幡製鉄所で製作されたことがわかる刻印が残っています。
栗山町
小林酒造建造物群
空知に残るレンガ造りの歴史的建造物としては最大規模のもので、現在も小林酒造の酒造施設として稼働している施設です。13の施設が国の登録有形文化財に指定されています。醸造される日本酒「北の錦」は炭鉱マンたちに愛飲され、炭鉱の発展とともに生産量が伸びていきました。
月形町
樺戸集治監本庁舎(月形樺戸博物館)
1881年(明治14年)の開庁当時の庁舎が火災で焼失したため、1886年(明治19年)に再建され、1919年(大正8年)の廃監後は1972年(昭和47年)まで町役場として使用されていました。現在は月形樺戸博物館の一部となっており、過酷な環境で開拓に従事した囚人の歴史を今に伝えています。
沼田町
クラウス15号機蒸気機関車
1889年(明治22年)にドイツ・ミュンヘン近郊のクラウス社で製造され、九州鉄道が輸入したB形タンク式蒸気機関車。1931年(昭和6年)に留萌鉄道に譲渡され、明治鉱業昭和鉱の構内移動などに使用されましたが、1969年(昭和44年)に現役を引退し、沼田町へ寄贈されました。現存する国内最古の小型蒸気機関車です。
安平町
蒸気機関車 D51 320号機
1939年(昭和14年)に日立製作所笠戸工場で製造後、函館機関区へと配備。その後五稜郭機関区、長万部機関区、小樽築港機関区を経て、1972年(昭和47年)に追分機関区に転属してきました。1975年(昭和50年)12月に蒸気機関車牽引列車が廃止となり廃車となりました。
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ガタタン
芦別に伝わるスープ料理。炭鉱マンに愛された具材たっぷり熱々グルメ!栄養価が高く、体がすぐに温まると炭鉱労働者の活力となった一品。
美唄焼き鳥
炭鉱を支えた貴重なタンパク源で炭鉱マンに愛されたソウルフード。塩味で焼き上げられたモモ、キンカン(玉子)、レバー、砂肝、ハツ(心臓)などの鶏の各部位が一度に味わえるのが魅力の一品。
がんがん鍋
赤平で昔から親しまれる家庭料理。ホルモンが入った味噌味のスープで、ストーブをガンガン焚いて、ガンガン煮込んでガンガン食べ、ガンガン働くという炭鉱文化への想いが込められた一品。
カレーそば
豚肉を使ったカレーそば。過酷な労働に従事する炭鉱マンに愛されたスタミナ食。なみなみ注がれる熱々つゆで夕張に来たら必ず食べたい一品。
室蘭やきとり
豚肉とタマネギを炭火で焼き、タレ+洋からしで食べる室蘭のご当地グルメ。室蘭の製鉄所で働く労働者に愛された一品。
もち菓子 ぱんじゅう
腹持ちの良い小樽スイーツ。ぱんとまんじゅうが合体したようなお菓子で炭鉱夫や労働者のおやつとして親しまれた一品。
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ナイトクルーズ
室蘭港をクルーザーで周回し、夜景を堪能できるナイトクルージングです!ライトアップされた白鳥大橋を下から眺め、光り輝く工業地帯を眺めながら過ごす時間はとてもロマンティックです。
昔から続く鉄鋼マンたちの働きのおかげで見ることのできるこの景色を一度体験してはいかがですか?
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設
「炭鉄港」をより強く体験することができる「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」は、見るだけではなく、実際に炭鉱の働く機材や重機などに乗ることができて、当時の雰囲気や迫力を感じることのできるおすすめのスポットです!
焼肉のたきもと
滝本商店は昭和27 年に創業し、現在も地元に密着し、市民からも親しまれているお肉屋さん&焼肉店。かつて炭鉱マンが愛した「がんがん鍋」を食べることができるお店をひとつ。特に寒い季節では、ホルモンや野菜が入った味噌仕立てのスープが体も心も温めてくれます!赤平市内には他にもがんがん鍋を提供しているお店もあり、自分好みの味を探しにくるのもおすすめです!
芦別温泉スターライトホテル おふろcafeリゾート
星の降る里というキャッチフレーズを持つ芦別市の歴史と豊かな自然をコンセプトにした宿泊施設。隣接する「おふろcafe星遊館」では温泉に入ったり、読書を楽しんだり1日中楽しめる空間で、炭鉱などをイメージしたオリジナル料理も堪能できます!特におすすめは、芦別の景色を眺めながらアロマロウリュができる「バレルサウナ」や「塩サウナ」で、体も心もリラックス&リフレッシュしませんか?
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芦別
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