
漁期は2ヵ月だけ
日本海、冬の味覚といえば越前ガニ。11月に入ると解禁になり、港は一斉に活気づきます。ちなみに、越前ガニとはオスのズワイガニのこと。この種はオスとメスのサイズが大きく違うため、漁獲されている地域の多くでは性別ごとに別の名前で呼ばれています。
そして、今回紹介するのはメスのほう。こちらは福井では「セイコガニ」と呼ばれ、25cm前後とオスに比べると小さめですが、最大の特徴はミソ(卵巣・内子)と卵(外子)。解禁直後の2ヵ月間が旬になりますが、越前ガニでは味わえないような濃厚な味を楽しめます(ズワイガニのシーズンでもセイコガニの漁が許されているのは2ヵ月のみ/11月6日~12月末。翌年の2月ごろから産卵を始めるため、1月10日前後には禁漁になります)。
これは食通の文豪・開高健も好んで食べた食材として知られており、特にミソを和えたセイコガニの丼は地元の老舗旅館のオリジナル「開高丼」(内子、外子、カニの身全て使用)として、全国から食通が訪れます。ちなみに開高丼が食べられるのは例年11月上旬~12月末までの期間になります。


食べるなら
開高健も舌鼓を打った
ふるさとの宿こばせ
住所 |
ふるさとの宿こばせ福井県丹生郡越前町梅浦58-8 |
電話番号 | 0778-37-0018 |
ホームページ | http://kobase.net/ (開高丼に関しては、要問合) |
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このページの情報は2016年10月現在のものです。
