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    掲載日:2022.02.10

    釣り好き水中写真家の水辺めぐり日記(第9回 駿河湾 富士を望む海の港の小魚たち)

    主に淡水魚の魅力に魅せられ、全国を訪ね歩いている写真家の知来要(ちらい・よう)さん。誰も来ない水辺でじっとその時を待ったり、魚たちと同じ視点を求めてウエットスーツで潜ったり、ユニークな撮影スタイルの中で出会ってきた、水辺の景色やその土地の魅力をお伝えします。

    絵画のような風景に身を置く

    西日に染まる西伊豆足保港から望む富士

    海に浮いて見える富士山の頂上付近。ピンク色の西日が射したかと思うと、その光は瞬く間に裾野へ駆け下りながら面積を広げ、北斎の富岳三十六景、赤富士(凱風快晴)のような見事な風景になりました。

    船を係留するロープの周りを小魚たちが群れで泳ぐ

    ここ西伊豆の足保(あしぼ)港に限らず、駿河湾の釣りが可能な堤防は、富士山を楽しみながら釣りができる場所が少なくありません。そして深海から沿岸まで起伏に富んだ駿河湾は、約1千種もの魚類を育む日本屈指の釣り場でもあります。

    愛くるしい海の小魚たち

    西向きの港は、北東風の強い冬場でも比較的穏やかで暖かい

    普段、私は淡水魚中心の釣りや撮影をしていますが、近年は海の魅力あふれる魚たちにも出会いたいという思いから、撮影用の水槽を持参して足繁く西伊豆の堤防を訪れています。

    オオスジイシモチ。釣られたことに怒っているような表情だ

    海での撮影では、美しい魚や珍しい魚はもちろん、釣り人に相手にされないような小魚(エサ盗り)や、毒を持った魚も、区別なく水槽に入れて“肖像”を撮影しています。目の動きや胸ビレの使い方で、意思や感情をわずかに読み取ることができるのですが、彼らが一瞬見せる無防備な表情は、アニメの主人公やゆるキャラたちのように愛くるしく、釣りで人気のない魚たちでも私には魅力たっぷりだからです。

    釣りでも人気のあるタカベ。美味しい魚だがプランクトンをエサにしているので釣るのは意外に難しい
    ヒブダイはブダイの仲間。自慢の歯を見せてくれた

    釣り上げる時の仕掛けも少々変わっています。小魚も守備範囲なので、湖のワカサギ釣り用や池のタナゴ釣り用の小さなハリを使うこともあり、「何をしているの?」という視線を感じることもしばしばあります。それでも、海に棲む多彩な魚たちの中から、「次はどんな一尾が釣れるのか?」とワクワクする感覚がたまりません。堤防の釣りは尽きることのない魅力にあふれています。

    アクセス・釣り情報

    足保港があるのは静岡県の沼津市。沼津市内から車で30分ほど。東京国際空港(羽田)や富士山静岡空港からはレンタカーでアクセスするのがおすすめ。釣りエサや仕掛けは市内の釣具店で購入できる。

    沼津市内の釣りエサ店「釣具・釣餌 タイシ」

    • 住所:静岡県沼津市下香貫下障子3145
    • TEL:055-932-8848(年中無休)
    • ウェブサイト:釣具・釣餌 タイシ

    旅情報

    沼津周辺は飲食店も多く、駿河湾の海の幸を使った料理店のほか、名物であるウナギも美味しい。飲食店の検索はマイルが貯まるANAグルメマイル「沼津・伊豆半島で検索」が便利。

    • 記載の内容は2022年2月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
    • 写真はすべてイメージです。
    ライター・フォトグラファー:知来 要

    釣り好き水中写真家の水辺めぐり日記

              

                                                             

                                                             

                                                             

                                                             

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