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    掲載日:2022.04.27

    世界中の観光客が憧れる、自然界のビッグイベント パタゴニア

    旅のプロが、「次に行きたい!」夢の旅先を選びました。その一つが日本から見てほぼ反対に位置するパタゴニア。そこに広がるのは、圧倒的な迫力の大自然。地球が生命体であることを実感するような圧倒的な氷河の姿をご紹介します。

    世界一風が強い「嵐の大地」に、世界三大氷原のひとつ「南パタゴニア氷原」

    「パタゴニア」は日本から見ると地球のほぼ反対、世界でもっとも遠い場所にあります。海岸は氷河によって削られたダイナミックなフィヨルド、大地はパンパと呼ばれる荒野で、世界一風が強い「嵐の大地」。
    そしてアンデスの高地には、48本もの氷河が流れる世界三大氷原のひとつ「南パタゴニア氷原」が広がっています。

    「パタゴニア」は日本から見ると地球のほぼ反対、世界でもっとも遠い場所にあります。

    グレイシャーブルー

    それはそれは美しいブルーに輝くグレイシャーブルー氷河

    特にオススメしたいのはこの氷河です。分厚い氷河の圧力が高純度の氷を形成し、これが赤い色を吸収して、グレイシャーブルーと呼ばれる神々しい青に輝いています。
    また、雪の重みで空気が圧縮された氷河の氷は、ロックにしてお酒を飲むとパチパチと音を立てて弾けます。氷河の氷で、夢の旅に乾杯といきましょう!

    ペリト・モレノ氷河

    ペリト・モレノ氷河はパタゴニアを代表するスポットの一つ

    自然界のビッグイベント、大崩落する氷河

    圧巻の迫力で崩落する氷河。ダイナミックな地球の鼓動

    観光のハイライトとなるのは「ペリト・モレノ氷河」。1日2mも成長し、湖に延びる末端が大音響とともに崩れて、大きな水柱を上げます。この大崩落は、世界中の観光客が憧れる自然界のビッグイベントです。生命のように代謝を繰り返す、地球の鼓動を強く感じることができるでしょう。
    こうした光景は、日本では決して見ることができないもの。きっと生涯の宝物になるはずです。

    アルゼンチン・パタゴニアへの翼

    東京(成田)からANA便でヒューストンへ。ヒューストンから乗り継いでブエノスアイレスへ。
    ブエノスアイレスからエル・カラファテへは国内線に乗り継いで約3時間半。

    All About「世界遺産」ガイド 長谷川 大さん

    All About「世界遺産」ガイド。世界を駆け回る世界遺産・世界史・国際政治・海外旅行ライター。得意ジャンルは世界遺産・世界史・海外情勢・海外旅行・哲学・芸術等。世界遺産マイスター、世界遺産検定1級文部科学大臣賞受賞。出版社で編集者として勤務したのち世界一周の旅に出る。現在は東南アジアを拠点に海外旅行を継続しながらフリーの編集者・ライターとして活動。訪問国数は約100、世界遺産は約250に及ぶ。

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