ホテルでうっとり泊も。2025-2026全国のイルミネーションスポットを訪れる旅

1981年に大通公園で始まったイルミネーションは今年で45回目を迎える、札幌の冬の風物詩。年々その規模と内容は充実し、現在は大通公園や札幌駅周辺など5つの会場で開催され、札幌市街を幻想的に彩ります。大通西2丁目では「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」が開催され、ワインやクリスマス料理、クリスマスグッズの販売が行われ、ドイツのクリスマスマーケットのような盛り上がりを見せています。

札幌駅南口駅前広場では音と光の演出が行われ、ここを起点にするとイルミネーションのスタートが盛り上がります。メイン会場である大通会場には1丁目から5丁目までテーマを持ったシンボルオブジェが設置されているため、それぞれで写真を撮るのがおすすめです。「スノー・ファンタジア」という雪の結晶をイメージした光のトンネルも登場。さらに大通5丁目には「コズミック・スクエア」という体験型の広場も用意され、アクティブに楽しむこともできます。

今年10月に開業したばかりのインターコンチネンタル札幌 by IHGは、すすきのエリアから1駅の中島公園のライラックスクエアにできました。「邸宅のような居心地」と「札幌の自然美との融合」をテーマにデザインされ、客室は心地よい空間。パブリックスペースは水や火、緑がモチーフになっています。

客室は42平方メートル〜最大160平方メートルまでさまざまなタイプが用意され、いずれもゆとりのあるくつろぎの空間。総客室149室のうちスイートルームも13室あり、上質な滞在ができます。客室内にはバスタブとプライベートバーが設けられ、イルミネーションを見た後も贅沢なリラックスタイムが過ごせるでしょう。なかには、札幌市内を優雅に眺められるガラス張りの客室もあり、札幌の街並みとともにゆったり余韻を楽しむこともできます。

ホテル内にはクラブインターコンチネンタル、レストラン2店舗、ラウンジ＆バー、屋内温水プール、フィットネスジム、テラス、ミーティングルームがあり、充実の設備のなか、ホテルライフを楽しむことができます。レストランでは朝食からディナーまで北海道の恵みをいただけ、焼き立てのベーカリーショップも併設されています。

2010年にスタートした「よみうりランド ジュエルミネーション」の今年のテーマは「LIGHT HOP⤴」。グランドテーマである「LIGHT is LOVE」のもと、世界で活躍する照明デザイナー石井幹子氏のプロデュースにより、楽しさや華やかさを光で表現した空間が楽しめます。イルミネーションには地球にやさしいグリーン電力が使用されているのも特長です。

今年は太陽の広場に「ジュエリー・プラザ」や、両面で異なるライトアップを楽しめる「ジュエリー・グランオブジェ」が登場。さらに幅60m高さ15m噴水272本という大迫力の噴水ショーも用意され、スケールアップしたイルミネーションが楽しめます。また、昨年オープンした新観覧車「Sky-Go-LAND」に乗車すると、東京の大夜景と宝石色のイルミネーションを一望することができます。遊園地ならではのイルミネーションと観覧車のコラボは必見です。

ホテルモリノ新百合丘は新百合ヶ丘駅徒歩1分の場所にあり、自然豊かな風景も楽しめる地域密着型のホテルです。よみうりランドからも約5km圏内にあり、バスやタクシーでアクセスできます。ホテルには和食と洋食のレストランがあるほか、下層階には複合ショッピングモールがあり、ホテルライフを便利に過ごすことができます。

客室は空間のゆとりを大切に、シンプル＆シックにまとめられたモダンなインテリアになっています。客室は新百合ヶ丘の街や自然を見下ろす街並みビューと、ホテルの中庭やレストランを見下ろすテラスビューのいずれか。客室は、スタンダードダブルルーム、デラックスダブルルーム、スタンダードツインルーム、モダンキングルーム、デラックスツインルーム、トリプルルーム、スイートルームの7タイプが用意され、いずれの客室でも落ち着いた滞在時間を過ごすことができます。

ラグーナテンボスの今年のイルミネーションテーマは、「ラグーナ イルミネーション 光と水のカーニバル」。海の中をイメージしたイルミネーションドーム「マリンファンタジア」が新登場。海のモチーフが映し出される3つのイルミネーションドームが青くきらめくトンネルでつながれ、光と水の世界がファンタジックに表現されています。ドームの中を歩くと、まるで海の中を歩いているような没入感です。

さらに水上ドローンを使ったイルミネーションにも注目。「光の花手水」（produced by MOTOO MARUMARU）は、花手水のイルミネーションと16基のドローン演出を加えた水上ショー。音楽が響くなか、光輝く花手水が水上を動き回ったり、上空へ舞い上がったりする演出は神秘と夢の世界です。そのほか、ショーキャストと3Dマッピングがコラボしたエンターテインメントショーが楽しめます。また、クリスマス期間にはクリスマスマーケットや、期間限定で花火スペクタキュラなどが開催。注目のイベントも目白押しです。

蒲郡クラシックホテルは1934年開業の歴史と伝統を誇るクラシックホテル。ラグーナテンボスからは5km圏内にあり、タクシーで10分程度でアクセスできます。ホテルは三河湾と竹島を一望できる高台に建ち、四季の絶景とともに滞在を楽しめるのがポイント。館内には、三河湾の新鮮な海の幸と特選和牛を取り入れたフランス料理レストランや別棟のステーキハウスがあり、食の楽しみも充実しています。

海側の客室からは三河湾を一望でき、竹島の風光明媚な眺めとともに1日がスタート。高台に建っているため、すべての客室は大きな窓から日差しが降り注ぎます。客室はダブルルーム、ツインルーム、スイートルーム、ロイヤルスイートルームがあり、どの客室も淡く落ち着いた色調のインテリアで、くつろぎの時間が約束されています。

昨年、創業90周年を迎え、今年、記念事業の集大成として大人のための一棟貸し施設「THE COVE」がオープン。温泉やハマム浴が完備された癒やしの施設です。同じく一棟貸しの「茶寮 鶯宿亭」も開業。いずれも大正5年に建設された建物で、ホテル本館と同様に登録有形文化財に登録されています。優雅な滞在を楽しむにはうってつけのホテルです。

大阪・光の饗宴のコアプログラムの1つである「OSAKA光のルネサンス」は、水都大阪のシンボル中之島で開催されています。期間中、大阪市役所周辺から中之島公園まで水辺の風景を活かした光のプログラムを実施。今年は万博に合わせ、大阪市役所正面イルミネーションファサードおよび中之島イルミネーションストリートが春から特別点灯中です。

大阪市役所正面では、立体感のある3DマッピングLEDによるプログラムが映し出されます。さらに、みおつくしプロムナードでは、樹木とアーチが織りなす光のトンネルが登場。大阪の中之島が幻想的な光に包まれます。

また、こだわりのグルメを堪能できる飲食ブースや、個人の作家によるハンドメイド作品が大集合した物販エリアも展開。クリスマスマーケットのような楽しみ方もできます。

1935年に“大阪の迎賓館”として誕生し、約90年の歴史を持つ格式あるホテル。「伝統美と水の融合」をコンセプトに水の都・中之島の風景や文化と、日本建築の美を取り入れた上質な空間が魅力です。館内にはバラエティ豊富な18のレストラン・バー、ホテルメイドを楽しめるテイクアウトショップなどがあります。OSAKA光のルネサンスの会場から徒歩圏内にあり、宿泊するとイルミネーション散策しながらホテルへ帰ることができます。

客室は、大阪・中之島の周囲に広がる水の魅力を感じさせる、格調高い空間が特長です。ホテルのコーポレートカラーである「ロイヤルグリーン」を基調とし、落ち着いた雰囲気のインテリアで統一。水の流れを墨の濃淡やにじみ、かすれなどで表現した日本の芸術を代表する“書”をあしらったヘッドボードや、床一面に広がる水面のきらめきを思わせるカーペットなど、心が解き放たれるような心地よい滞在が楽しめます。

イルミネーション開催時期は、ホテルもライトアップ。前庭を彩るクリスマスイルミネーションが輝きます。毎年人気の「いちごアフタヌーンティー」や特別メニューなど、館内レストランのクリスマスシーズン限定商品にも注目。クリスマス期間限定のステイプランも販売予定で、多彩なホテルライフがチョイスできます。

ハウステンボスでは一年中、園内の建物を活かしたイルミネーションが開催されています。夜になると、3階建てメリーゴーラウンド「スカイカルーセル」や観覧車が幻想的に輝く非日常の世界へ。約700本の傘が頭上を彩るアンブレラストリートも光の雨が降り注ぐような演出で、映えスポットになります。季節限定のスポットもあり、11月7日からはクリスマスシーズンのイルミネーションが始まります。

11月7日から2026年1月5日までの「ヨーロピアン・ホーリー・クリスマス」はヨーロッパの街並みを舞台に想像以上のクリスマスが届けられます。無数の光とクリスタルが織りなす「グランド・シャンデリアツリー」や、聖歌隊の力強い歌声が響く「メロディー・オブ・クリスマス」の演出が登場。「クリスマスマーケット」も開催されます。また、日本最大の音楽噴水ショーとサーチライトの上空で花火が打ち上がる「シャワー・オブ・ライツ」、最高20mの高さまで吹き上げる華やかなウォーターショー「ウォーターマジック」も必見です。そのほかスタッドハウスに映し出される「3Dプロジェクションマッピング」には、サンタクロースなど冬の風物詩が題材に。圧倒的なスケールのなか、数々のロマンチックな演出が光ります。

ホテルヨーロッパは、ハウステンボスに隣接する5つのホテルのなかでも最上級のホテル。本場オランダ・アムステルダムにある同名のホテルを忠実に再現し、重厚感あふれるヨーロピアンテイストの贅沢な空間が広がっています。宿泊者は専用のクルーザーでのチェックインからホテルライフがスタート。夕方にはアンカーズラウンジで海外アーティストによる生演奏があり、優雅な雰囲気でティータイムが楽しめます。ホテルからオランダの街並みが見渡せるのも宿泊者だけの特典です。

広々とした客室はクラシカルな雰囲気で、重厚感のある贅沢なヨーロピアンテイストで統一。ゆったりとした時間が過ごせます。客室タイプはスタンダードからロイヤルスイートまで11種類あり、人数や要望に合わせて多彩に用意されています。また、ホテル宿泊者限定の特典として、ハウステンボスのオープン1時間前にアーリーパークインが可能に。前日体験できなかったアトラクションなどをいち早く体験することもできます。

レストランはフレンチ料理「デ アドミラル」、日本料理「吉翠亭」、鉄板焼き「戎座（えびすざ）」の3つがあり、お好みによって選べます。また、しっとりした雰囲気のバー「シェヘラザード」でイルミネーションの余韻とともにカクテルに酔いしれるのもおすすめ。朝食は「アンカーズラウンジ」で和洋の朝食ブッフェまたは日本料理の「吉翠亭」でのお膳が用意されています。11月7日からは、クリスマスをイメージしたアフタヌーンティーやお食事なども楽しめます。

これから冬にかけて始まるイルミネーションはどれも毎年パワーアップし、期待が高まるものばかり。ホテルに宿泊すればロマンチックな時間が長く続くため、旅の相乗効果は倍以上に。今年の冬は、ぜひ全国へイルミネーション旅行を計画してみましょう。