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    掲載日:2025.11.07

    金沢&加賀:グルメ・体験・温泉・縁結びなど!よくばり女子旅1泊2日

    歴史情緒あふれる街並みに現代アート、そしておいしいグルメの数々。そんな金沢と加賀温泉の魅力を余すことなく満喫できる女子旅のモデルコースをご紹介します。

    1日目:金沢周遊バスで観光スポット巡り

    金沢市内には数種類のバスが走っており、主要な観光地を巡ってくれるので初めて旅行する方でも安心です。特に「金沢市内1日フリー乗車券(大人 800円)」は、金沢周遊バス・北陸鉄道グループ路線バス・金沢ふらっとバスなど6つのバスすべてが乗り放題でおトク。あちらこちら巡りたい方にはおすすめです。今回、1日目にご紹介するスポットもすべてこの周遊バスでアクセスできます。

    「兼六園」で豊かな自然の景観を楽しむ

    兼六園のシンボル「徽軫灯籠(ことじとうろう)」。撮影スポットとして外せない
    写真提供:兼六園管理事務所

    まず足を運んだのは日本三名園のひとつ「兼六園」です。江戸時代に長い歳月をかけてつくられた大名庭園で、その広さはなんと約11.4ヘクタール。春は桜が咲き誇り、夏は鮮やかな花々で彩られ、秋は園内一面が紅葉で染まり、冬は幻想的な雪景色と、四季折々の楽しみがあります。国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。

    チェックポイント

    金沢観光ではずせない兼六園。何度訪れても新しい魅力が発見できること間違いなしです。

    兼六園
    • 住所:石川県金沢市兼六町1
    • TEL:076-234-3800
    • 営業時間:年中無休(開園時間は季節により異なる)
    • 料金(税込):大人:320円、小人(6歳~17歳):100円
    • ウェブサイト:兼六園

    幻想的なアート空間を体験

    たんぽぽの綿毛でつくられた幻想的なアート
    写真提供:アトリエHIMITO(光水土)

    金沢は歴史情緒あふれる街である一方、アートの街としても注目されています。数あるアートスポットのなかでも、フォトジェニックな空間で女子旅にぴったりなのが「HIMITO(光水土・ヒミト)」。オーナーの才田春光さんはピールアートの創始者で、普段は捨てられてしまう野菜やフルーツの皮(ピール)を使ったさまざまな作品が店内にならびます。他ではなかなか体験できない幻想的な空間にぜひ酔いしれてみてください。

    チェックポイント

    フォトジェニックな写真がたくさん撮れること間違いなしのこちら。オレンジの皮を使ってランタンを作る「ピールアート体験(2名様以上・要予約)」も開催しているそうなのであわせてチェックしてください。

    アトリエHIMITO(光水土)
    • 住所:石川県金沢市中川除町51
    • TEL:076-224-3730
    • 営業時間:12:34~16:30最終入店(不定休)
    • 料金(税込):大人:1,000円、学生:800円、小中学生:500円
    • ウェブサイト:アトリエHIMITO(光水土)

    近江町市場でランチ

    地元の方から観光客までおおにぎわい
    写真提供:近江町市場商店街振興組合

    さまざまなグルメが楽しめるのも金沢の魅力です。お店えらびに迷ったら、金沢市民の"台所"として親しまれている「近江町市場」へ。アーケードに鮮魚・野菜・フルーツ等の専門店や飲食店が170店ほどならぶので、ここにさえ来たらきっと食べたいものに出会えるはずです。

    今回は市場に入ってすぐのところにある「近江町食堂」におじゃましました。昭和5年創業の老舗飲食店で、海鮮丼をはじめ、定食や逸品料理などメニューはなんと100種類以上。のどぐろの塩焼きや刺身、白エビのからあげなど金沢らしい人気のメニューも楽しめます。リーズナブルなのに大満足の味とボリュームです。

    一番人気の海鮮丼は、その日に仕入れた新鮮なネタをトッピング。一度にさまざまなネタが楽しめる

    チェックポイント

    驚くほどメニュー数が多いこちら。天丼やかきあげ丼、焼き魚定食などもあるため、生ものが苦手な方にもうれしいですね。ランチは10時半から11時半ごろならスムーズに入店しやすく狙いめです。

    近江町食堂
    • 住所:石川県金沢市青草町1(近江町市場内)
    • TEL:076-221-5377
    • 営業時間:
      • 昼 10:30~15:00(L.O.14:30)
      • 夜 17:00~22:00(L.O.21:30)
      • 日曜日の夜・連休最終日 17:00~20:00(L.O.19:30)
    • ウェブサイト:近江町食堂

    ひがし茶屋街で金沢の伝統「金箔」に触れる

    風情たっぷりの人気スポット
    写真提供:石川県観光公式サイト

    近江町市場からバスに乗ること5分ほどのところに位置する「ひがし茶屋街」。かつて茶屋街としてにぎわった街並みが保存された地域で、その美しく情緒あふれる光景はまるでタイムスリップしたかのよう。ここ数年は新しいカフェやショップが続々とオープンしていて、女子旅にはずせないエリアです。

    金沢といえば金箔の街でもあります。現在は国内生産のほぼ100%を担っており、仏壇仏具・漆器・建築・食品・化粧品などさまざまなところで使われています。金閣寺の再建時にもこの金沢の金箔が使われたそうです。

    金箔は24金に少量の銀・銅を混ぜたものを伸ばし、カットしてまた伸ばすという工程をひたすら繰り返してつくられます。その厚みはなんと1万分の1mm。1枚の金箔が完成するまで3~4カ月かかるという、まさに職人技です。このひがし茶屋街にも、金箔貼り体験・金箔グルメ・金箔の小物や化粧品などがあります。

    金箔貼り体験で世界にひとつだけのコンパクトミラーづくり

    金箔を施したコンパクトミラー

    創業100年以上の老舗「金箔屋さくだ」では1日4回、金箔貼り体験を開催しています。お皿・小皿・鏡などのうえに自分自身でデザインをし、そのうえに金箔を貼ります。1時間ほどで完成するため、気軽に立ち寄ることができます。今回はコンパクトミラーに金箔を貼る体験に参加しました。

    職人さんのていねいなサポートがあるから初心者でもハードルが低い

    ワークショップは自信がない……という方も問題ありません。さまざまなデザインが金型として用意されており、それをマスキングテープになぞるだけ。マスキングテープをミラーのうえに貼り、カシューから作った接着剤をハケで塗ります。そのうえに金箔を貼り、マスキングテープをはがせば完成です。

    金箔ならではの輝きに思わず感嘆の声が

    お店の2階の女性トイレには、なんと壁一面に金箔を貼った"黄金のトイレ"があります。お店に寄った際は必見です。金箔屋さくだはひがし茶屋街に3店舗あり、金箔貼り体験だけでなく金箔を使った伝統工芸品・小物・食品などが販売されています。お土産を買う際はぜひのぞいてみてください。

    他にはないゴージャスなトイレ

    チェックポイント

    どなたでも参加しやすい簡単なワークショップですが、金箔を貼る瞬間はドキドキしながらていねいに作業していきます。世界にひとつだけの色あせない輝きを放つ小物づくりは、旅の思い出にぴったり。自分用はもちろん大切な方へのお土産にもおすすめです。

    金箔屋さくだ 本店
    • 住所:石川県金沢市東山1-3-27
    • TEL:076-251-6777
    • 営業時間:9:00~17:00(季節により変動あり) ※
    • ウェブサイト:金箔屋さくだ 本店
    • 年中無休。

    休憩がてら金箔ソフトクリームを楽しむ

    金箔が乗せられた贅沢なソフトクリーム

    ひがし茶屋街には金箔グルメがたくさんありますが、その火付け役ともいえるのが「箔一」の金箔ソフトクリーム。なんと金箔を1枚そのまま使っているという大胆さ。フォトジェニックなソフトクリームなので、お店は観光客でたいへん賑わっていました。なお、ひがし茶屋街では食べ歩きがNGなので注意が必要です。箔一の店内はイートインスペースが充実しているので、休憩スポットにおすすめです。

    箔一は、ひがし茶屋街内にあぶらとり紙専門店「うつくしや」と金箔化粧品専門店「KINKA」も展開しています。うつくしやで販売しているあぶらとり紙は、金箔製造の技術を応用した特許取得の「金箔打紙製法」でつくられているとか。ゆずの香りがするものなど、季節限定の商品も人気だそうです。

    色とりどりのパッケージ。バッグに入っているだけで気分が上がりそう

    チェックポイント

    金箔の魅力に余すところなく触れることができます。伝統だけでなくそれをモダンにアップデートされているコスメやアクセサリーなどは必見です。

    箔一 東山店
    • 住所:石川県金沢市東山1-15-4
    • TEL:076-253-0891
    • 営業時間:
      • ショップ 9:00~18:00
      • カフェ 9:00~17:00 ※
    • ウェブサイト:箔一 東山店
    • 年中無休。

    加賀・山中温泉で旅の疲れを癒す

    山中温泉のメインストリートゆげ街道
    写真提供:山中温泉観光協会

    金沢駅からIRいしかわ鉄道線に乗車すると45分ほどで加賀温泉駅に到着します。そこから送迎バスで山中温泉へ。1,300年ほどの歴史がある温泉地で、松尾芭蕉が日本各地を旅した奥の細道の旅で訪れた地でもあります。四季折々の自然を楽しめる温泉地として人気があります。

    温泉も食事もたっぷり満喫

    2025年2月にリニューアルしたばかりで館内はとてもきれい

    山中温泉にはさまざまな宿がありますが、今回は「大江戸温泉物語Premium 山中グランドホテル」に宿泊しました。大浴場を全面改修し、「あやとりの湯」に棚湯を、「鶴仙の湯」に屋外風呂を新設し、さらに浴場内の床に畳を敷き詰めたそう。自然を存分に堪能しながら極上の温泉体験ができます。こちらでは浴衣を自分で選ぶことができ、女性用の柄はなんと10種類以上もそろっています。好きな柄を選ぶ時間も楽しみですね。

    サイズも数種類あるのでぴったりの1枚が選べる

    お待ちかねの食事はビュッフェです。夕食は約50種類のラインアップ。お寿司やお造りなどの海鮮、治部煮・めった汁・甘海老塩ラーメン・加賀棒茶プリンなどこの土地ならではのメニューもいただけます。さらにライブキッチンでの実演も見逃せません。揚げたての天ぷらやサーロインステーキがその場でつくられます。石川県の名物のどぐろの煮つけや能登牛ステーキなどの別注料理もあります。

    季節ならではの料理もずらり(写真の秋冬料理は2026年2月28日まで)
    写真提供:GENSEN HOLDINGS株式会社
    和洋中と多彩なお料理が楽しめる

    チェックポイント

    ロビーラウンジや湯上りラウンジにはアルコールを含むフリードリンクコーナーがあり、滞在中はいつでも利用OK。※

    好きな飲み物を片手にくつろげます。他にも卓球コーナーやまんがコーナーなど無料で楽しめるサービスが満載。9月~11月はゆったり過ごせる穴場シーズンとのことなので狙いめです。

    • ラウンジは1Fは7:00~10:00、14:00~22:00、湯上りは5:30~10:30、15:00~24:00の営業となります。
    大江戸温泉物語Premium 山中グランドホテル

    2日目:加賀温泉郷の映えスポットへ

    北陸随一の渓谷美が楽しめる「鶴仙渓(かくせんけい)」

    紅紫色のS字橋が斬新な「あやとりはし」

    翌朝は山中温泉の名所「鶴仙渓」へ足を運びました。大聖寺川にかかる、3つの象徴的な橋を巡りながら、自然豊かな遊歩道の散策ができます。四季折々の表情を楽しめますが、なかでも紅葉の時期は何事にも代えがたい格別な絶景だそう。また、春から秋にかけては川床がオープンしていて、スイーツや飲み物がいただけます。

    のどかで風流なひとときを楽しんで
    写真提供:石川県観光連盟

    チェックポイント

    ホテルから少し歩きますが、足を運ぶ価値のあるスポット。雄大な自然に触れて心身ともにリセットしてみてください。

    鶴仙渓 川床
    • 住所:石川県加賀市山中温泉あやとりはし付近
    • 期間:4月1日から11月30日
    • 営業時間:9:30~16:00、ラストオーダーは終了15分前まで
    • TEL:0761-78-0330(山中温泉観光協会)
    • ウェブサイト:鶴仙渓 川床

    縁結びのお寺「愛染寺」

    フォトスポットにもおすすめの山門

    ホテルから加賀温泉駅まで戻り、そこからバスで「愛染寺」へ。片山津温泉の守護寺でありながら、縁結びのお寺としても知られています。石段をのぼるとハート形の山門がお迎えしてくれ、早くも縁結びのご利益に期待が高まります。お寺の護摩堂の本尊は「愛染明王」という縁結びの最上の仏です。一般的に護摩堂の本尊は「不動明王」が多いため、他にはなかなかなく珍しいそう。

    縁結びの絵馬はハートのはめ込み式というオリジナルのもの。ハートの裏に願い事を書き、自分で絵馬にはめ込むことで完成します。"ご縁"を結ぶイメージを、ハートを合体させることで表現したというこの絵馬。一定方向からしかはめ込めないような設計にしていたり、ハートの赤色を山中漆器の職人さんが漆塗りしていたりと、3人がかりで作られているそうです。

    こだわりぬいて作られた絵馬に願いを込めて

    チェックポイント

    おだやかでとてもユーモアたっぷりのご住職がお迎えしてくれます。縁結びのお寺なので願い事は恋愛に関することかと思いきや、どんなご縁でもOKとのこと。仕事でも学業でもほしいご縁を書いてくださいね。

    愛染寺
    • 住所:石川県加賀市片山津温泉
    • TEL:0761-74-0169
    • Instagram:愛染寺

    「加賀パフェ」で旅の締めくくり

    加賀の「おいしい」が凝縮されたパフェ

    最後に加賀温泉駅の構内にある「Cafe&Bar髙乃蔵」で加賀パフェを楽しみました。加賀パフェは、加賀市が企画している地産地消と伝統芸能が融合したパフェのこと。材料も器もすべて地元のものを使うというこだわりです。市が毎年オファーするカフェや喫茶店など数店舗で、それぞれの個性豊かなパフェが楽しめます。

    「Cafe&Bar髙乃蔵」で加賀パフェを提供するのは2年目。今年は、片山津温泉で人気の名店の加賀棒茶バウムや、加賀産のお米のポン菓子、はちみつ入りホイップクリーム、このパフェ用に特注した老舗「げんば堂」のあぶり紅白団子などが入っています。加賀名物の吸坂飴などで作った特製ソースをかけていただけば、旅の締めくくりにふさわしい幸せなひとときに。

    チェックポイント

    駅の構内という抜群のアクセス。加賀パフェはもちろん、食べやすいサイズのどんぶりや飲み物も充実しているので、帰る前にぜひ立ち寄ってみてください。

    Cafe&Bar髙乃蔵
    • 住所:石川県加賀市作見町ヲ6-2(加賀温泉駅の構内)
    • TEL:0761-72-3311
    • 営業時間:8:30~17:30 ※
    • Instagram:Cafe&Bar髙乃蔵
    • 年中無休。

    グルメ・伝統・温泉・自然と魅力が満載の金沢・加賀。まだまだ紹介しきれていないスポットがたくさんあります。訪れるたびに新しい発見があるため、ぜひ何度でも楽しんでください。

    • 記載の内容は2025年10月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
    ライター:佐藤望

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