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大人になってもアソびたい

Composed by
BOSE(スチャダラパー)
『阿蘇ロックフェスティバル』出演のために阿蘇を訪れたことがあるスチャダラパー・Bose。しかし、阿蘇のスポットを巡るのは今回の旅が初めてだった。予想を超える魅力に溢れた阿蘇の場所の数々に、Boseは圧倒される。大人の遊び場は世界有数のカルデラにあった。

目次

やま康
道の駅あそ望の郷くぎの
えびすぱーな 阿蘇店
草千里ヶ浜
吉一牧場
押戸石の丘
食のひろ勝
大観峰
千羽鶴鹿公園
黒川温泉 お宿 のし湯
そば屋 沙羅
OGUNIYA JERSEY

やま康

オールディーズ好きな店主が経営する高森のあか牛料理専門店。刻んだ大葉がパンチとなったあか牛丼に、Boseは「これは本物。確かにわざわざ食べにきたくなる味」と舌鼓を打つ。確かな品質の赤牛や自家製の漬物の味を堪能できるほか、店内からは雄大な根子岳の景観を目にすることができる。Boseは、やま康のあか牛丼で満たされたあとの余韻を表す音楽としてBobby vintonの「Blue velvet」を選曲。「店主の好きな60'sのヒットソングから」。

道の駅あそ望の郷くぎの

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買い物
地元の名産品を取り揃えるお土産どころ、レストラン、ドッグラン、さらにはそば道場や温泉を併設する。この場所を訪れた際はちょうど猿回しが行われており、B-BOYな服を身に纏った芸猿のホープ君の軽やかな身のこなしに、Boseも思わず感心。また、地元のかたが拵えた熊本の名産品・いきなり団子を購入し、各生産者ごとのものを食べ比べをする場面も。「同じいきなり団子でも作る人でこんなに味が違うんだ」と地元の味を楽しんだ。実はここに訪れたことがあるというBose。『阿蘇ロックフェスティバル』の前夜祭として、眼前に阿蘇五岳を望む広大な芝生広場のステージに、泉谷しげるとともに立ったという。当時のことを思い出しながら、「この場所でハナレグミの『きみはぼくのともだち』の弾き語りが観られたら最高だなと思いました。満天の星空を観ながら聴きたい」と語る。
place

えびすぱーな 阿蘇店

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買い物
「暮らしに愛を、食卓に夢を」をコンセプトに掲げる地元密着型のスーパーマーケット。その名の通り、スーパーの看板では恵比寿様が微笑む。店内は店手作りの色鮮やかなポップが目を惹き、陳列される食材に華を添える。「地元の人が毎日使うスーパーマーケットが明るく元気になるように」と、BoseはBobby Caldwellの「Saturday In the Park」を選曲。

草千里ヶ浜

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アウトドア
阿蘇山の火口跡に広がる草原。山々がそびえ立つ雄大な景観は、草千里ヶ浜へ向かう道のりから始まる。どこまでも広がる壮大な光景に「こんな山肌は初めて見ました。まるで異国の地」とBoseは興奮する。Boseが「このあたりの風景を観ながらドライブしてるときに聴きたい」1曲は、William DeVaughnの「Be Thankful For What You Got」だ。

吉一牧場

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アウトドア
草千里ヶ浜から街へと下る道すがら、Boseは放牧牛と出会った。車を走らせているとふと目に入った牧場の牛たちは、驚くほど微動だにしない。突如広がった牧歌的なこの場所に、BoseはThelonious Monk「Sweet And Lovely(Take2)」を選曲する。「全く動かなくて可愛い牛のイメージです」。

押戸石の丘

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アウトドア
阿蘇は南小国町中原、マゼノ渓谷近辺の険しい道のりを往けばそこに広がるのは神秘的な絶景。草原のパノラマ風景を望む火砕流台地の小高い丘には巨石が点在する。先史時代の巨石文化遺跡であることがユネスコ岩石芸術会等で認証されており、ひとつひとつの石が意味を持つ。なかにはシュメール文字が刻まれるとする「鏡石」や方位磁石の針が乱れるほどの磁力を発する「押戸石」があり、パワースポットとしても名高い場所でもある。神秘的な押戸石の丘を表す音楽としてBoseが選んだのは、Matin Dennyの「Hypnotique」。「半信半疑だったけど、登ってみたら催眠にかかったような高揚感がありました。神秘的な場所でも怖さは感じなくて、抜けが良く晴れやかなパワースポットでしたね。風はなく、辺りも静寂に包まれていて、神様に近い場所と言われているのも納得です」。

食のひろ勝

阿蘇の夜、Boseは内牧温泉街の一角に佇む日本料理居酒屋「ひろ勝」でひと時を過ごした。ナスの揚げ浸しなどポピュラーな居酒屋メニューから、馬刺しや馬ホルモンの唐揚げといった郷土の味まで、店おすすめの料理の数々を楽しんだ。なかでも醤油と砂糖を絡めて焼いた餅に海苔を巻いた「ぽたぽた焼き」は、シメにぴったりなお腹も心も満たす一品。こんな夜にはAl Greenの「Let's Stay Together」が似合う。「甘いソウルミュージックと地元のお酒、シメはポタポタ焼き」。

大観峰

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アウトドア
阿蘇の連峰を望む大観峰は、阿蘇を観光する上で定番となる場所のひとつ。最高峰からの眺望に、Boseは感動する。「流石の絶景に感服しました。気質として、定番すぎて避けてしまいそうな所ですが、例えるなら『やっぱり生で聴く大ヒット曲は凄かった』みたいな。カルデラの全貌が目で見えましたね。自然の大きさと人々の小さな暮らしの対比が見えて、自分のちっぽけさを感じましたね。カルデラの雄大さにスケールの大きなXavier Cugat『Perfidia』を」。

千羽鶴鹿公園

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アウトドア
大観峰から黒川温泉街へ向かうやまなみハイウェイに、突如無数のトピアリー(樹木を刈り込んだ造形物)が現れた。鶴やくまモン、人の形を模したものまで、実に多くのトピアリーが立ち並ぶ光景は道ゆく者の目を惹く。加えて鹿、山羊、鶏やうさぎまで居り、それらを突然現れた猫が案内してくれるのだ。「思ったより動物たちと触れ合えて楽しめました。結局なんのための場所だったのか分からなかったのも良かったですね。猫がずっとリードしてくれたのがよかった。かわいい猫が案内してくれるという不思議体験には、坂本慎太郎の『鬼退治』が合いそう」。

黒川温泉 お宿 のし湯

阿蘇の自然を堪能できる露天風呂に、木々に囲まれた静謐な空間が心を癒す「お宿 のし湯」。Boseは日帰り温泉に入浴。「露天風呂、最高でしたね。誰にでもおすすめできる」と太鼓判を押した。そして、回遊廊下や談話室、中庭など館内の情緒ある佇まいは、流れる時間をゆるやかにする。「Bill Evans Trioの『Some Other Time』のような静かなジャズでも聴きながら、ここで家族とゆったりしたい」とBoseは振り返る。

そば屋 沙羅

信州産、阿蘇産や小国産のそば粉を使用した外一そばを提供する「沙羅」。敷地内で採れた野菜やきのこの天ぷらが美味しい天そばを始め、季節限定の鴨せいろそばなどを楽しむことができる。Boseはこの場所を表す音楽にMiyoshi Umekiの「If I give my heart to you」をセレクト。「鴨せいろなのに冷たい蕎麦用のつゆも付いているというサービス精神。変化を恐れない勇気のあるお店には、ハリウッドで初めて活躍した日本人女性のミヨシウメキの歌声が似合います」。

OGUNIYA JERSEY

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買い物
小国町の梅田牧場からその日のうちに直送される牛乳を使用した搾りたて牛乳、ホットミルクやジャージーソフトはここでしか楽しむことができない味。「ノンホモ・ジャージー・低温殺菌」の三拍子揃った牛乳は、口にすれば自然な優しい甘さが広がる。そんなOGUNIYA JERSEYの牛乳を表す1曲にBoseが選んだのはJackie Mittooの「Good Feeling」。「牛乳のまろやかなフィーリングがグッドすぎました」。
Photos by 小川哲汰朗
その他のプレイスリスト
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(アソビ)ギナーズラック

Composed by
imai(group_inou)、辻友貴(cinema staff)
初めて阿蘇を訪れたimaiと辻。group_inouとcinema staffとして同時代の音楽シーンを牽引し、長年交流を重ねる彼ら。友人同士だからこそのリラックスした雰囲気のなかで訪れる場所はどこも刺激的。阿蘇ビギナー2人の遊びに満ちた旅は、あまりにも出来すぎていた。
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愛は資本主義じゃない

Composed by
夏目知幸
長い歴史をかけて形成された阿蘇のカルデラは、埋立地の千葉県浦安市で生まれ育った夏目知幸の知的好奇心を刺激する。高く透き通った阿蘇の空に比例するように、明るくて暖かい街の人たち。初めてなのにどこか暖かい、そんな阿蘇の魅力を伝えるプレイスリスト。
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