Comfort

Comfort
お客様を快適に目的地にご案内するために

ここでは、私たちが行っている実際の業務をお客様がご搭乗される前から飛行機が目的地に到着するまでを時間軸の流れに沿ってご案内いたします。ご覧になりたい項目をクリックしてください。

飛行前
Before Departure

皆様をご搭乗機へご案内するまでの私たちの準備についてご案内いたします。
飛行機が安全に目的地へ飛行するためには、さまざまな準備をします。

運航管理

パイロット

整備士

キャビンアテンダント

旅客カウンター

離陸・飛行中
Takeoff and In-flight

離陸から水平飛行へ。全神経、全機能を集中して安全を確保しています。

離陸・飛行中

着陸・到着
Landing and Taxiing

多くのスタッフの力によって、着陸時の安全が確保されています。そして、次のフライトの安全確保に向けて、新たな努力が始まります。

着陸・到着

運航管理

まず、パイロットを地上でサポートするディスパッチャー(運航管理者)といわれる人達についてご紹介します。
彼らは、事前に飛行ルート上の天候・雲の様子・気流の乱れなどを調査し、また、出発空港および目的地空港についてもさらに細かい気象情報、たとえば風向き・風速・視程・雲底の高さ・滑走路の状態などのデータを調べ、飛行予定ルートや高度を決定し飛行計画を作成します。
また、ご搭乗されるお客さまの人数や貨物の量から離陸する機体の総重量を計算し、目的地まで飛行するために必要な燃料の量、および目的地空港が着陸できない場合の代替空港までに必要な燃料の量を算出し、燃料搭載計画を作ります。
その他、予定している飛行ルートに関する情報、各地の飛行場について使用できる滑走路の情報や誘導路の情報、航空管制に使用している電波の状況などを調べておきます。

パイロット

パイロットは、皆様がご搭乗する便の出発時刻1時間前には、運航管理室でディスパッチャー(運航管理者)の作成したさまざまな飛行計画について打ち合わせを行います。
この打ち合わせでは、皆様に快適な飛行がお約束できるように、その日の気象条件に合わせた航路・飛行高度・代替空港・燃料搭載量などを最終的に確認し、飛行計画書を承認します。
このように機長と運航管理者が十分な協議をして作成した飛行計画書は、飛行ルート上の各地の航空交通管制センターに送られます。
飛行計画書の作成が終わると、パイロットはそれらの書類やマニュアル・操縦士免許証などを飛行カバンに詰めて、皆様のご搭乗をお待ちしている飛行機に向かいます。
整備士によってすでに出発準備が整えられている飛行機は、パイロットによる最終の点検を受け、いよいよお客様をお迎えすることができるようになります。

整備士

パイロットが到着するまでに、皆様のご搭乗される飛行機は、整備士たちのプロの目によって機体全体の点検を受けます。特に、その日の最初に行う点検では、機体に電源を入れ、各システムが正常に作動するか、油圧システムが正常の作動するか、動翼の動きがスムーズか、タイヤの圧力が正規圧力になっているかなどを注意して点検します。
飛行機の冬場の準備は特に大変です。雪が機体に積もると、機体が重たくなるだけではありません。飛行機の性能にまで影響がでます。そこで皆様のご搭乗をお待ちする間に、整備士を始めとした地上の係員が総出で、除雪作業を行います。
現在は除雪方法もいろいろ進歩し、手で雪を取り除く作業の代わりに、機械で融氷剤を散布しますが、細かい所や、融氷剤をかけられないところは、昔のように手で除雪をしなければなりません。
また、夏の暑い季節は、別の神経をとがらせなければなりません。暑い滑走路に着陸した後のタイヤは大変な熱さになります。あまり熱くなると、タイヤの中の空気圧力が高くなりすぎ、リリーフバルブ(圧力調整弁)という保護装置から空気が抜けてしまいます。
タイヤの点検はそういったことにも注意して行います。

キャビンアテンダント

皆様をお出迎えするまでにキャビンアテンダント(客室乗務員)がどんな準備をしているのかをご紹介します。
キャビンアテンダントはまず、その日に乗務する便のフライト情報やお客様の情報を調べます。
その後、一緒に乗務するキャビンアテンダント達が集まり、チーフパーサーを中心に配置ポジションを決め、緊急事態が起こった時の任務、機内に装備されている非常用装備品の配置および使用方法や機内サービス内容等について確認を行います。
確認が終わると飛行機に搭乗します。搭乗後、まず非常用装備品が確実に装備されているか、機内に異常はないか、清掃状況、サービス物品がきちんと搭載されているか等を確認します。途中、パイロットが搭乗するとブリーフィングを行い、飛行ルート、気流の状況、目的地の天候や気温、緊急事態が起こった時の任務を確認します。
また、チーフパーサーは地上係員とお客様の情報についてブリーフィングを行います。
全ての準備が整うとチーフパーサーは機長に報告し、お客様の搭乗が開始され、キャビンアテンダントは笑顔でお客様をお迎えします。

旅客カウンター

お客様が空港に到着されると、最初に旅客カウンターがお迎えします。
カウンターでは、私たちがお客様にご搭乗の手続きをいたしますが、その際に、これからの空の旅を安全で快適にお過ごしいただくために、手荷物のお預かりや座席指定などいくつかのお願いをいたしております。

離陸・飛行中

お客様が全員ご搭乗され、地上係員から必要書類を受け取ると、ドアを閉めます。チーフパーサーの合図で他のドアも出発の為の操作をします。チーフパーサーは機長に全ドアが閉まったことを報告し、搭乗歓迎のアナウンスを行います。
その後、安全についての説明ビデオを上映します。この安全のビデオは万一の緊急時の対応として必ずご覧ください。
ビデオ上映後、キャビンアテンダントは客室内のチェックを行います。離陸に際し、皆様がベルトを締めていらっしゃるか、荷物はきちんと収納されているか等を確認します。
離陸後ベルト着用サインが消灯すると機内サービスを行います。お客様にお食事や飲み物をお配りしたり、機内販売や映画上映などを行います。
尚、サービス中もキャビンアテンダントは常に具合の悪いお客様がいないか、トイレ等客室に異常はないか機内をチェックしています。
また、飛行中ベルト着用サインが点灯するとお客様のベルト着用状況等を確認します。

着陸・到着

飛行機が着陸しスポットに入ると、キャビンアテンダントはチーフパーサーの合図でドアを開ける準備をします。
ドアが開くとチーフパーサーは地上係員に必要書類を受け渡し、連絡事項を報告します。その後、お客様の降機が開始されます。
お客様の降機終了後、チーフパーサーは機長に降機終了の旨報告します。キャビンアテンダントは機内に忘れ物や不審物がないことを確認します。
忘れ物があった場合地上係員に引き継ぎ、キャビンアテンダントは降機します。
また、フライト後はその日のフライト全般の反省を行い、報告書を作成します。