ANAオフィシャルカレンダー「Welcome Aboard 2020」
採用作品を発表します

ANAオフィシャルカレンダー「Welcome Aboard 2020」写真公募コンテストにたくさんのご応募をいただきありがとうございました。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催記念「ANA就航地を巡る美しい風景」をテーマに募集したところ、
各都市の魅力が詰まった約800作品のご応募をいただきました。
プロカメラマンの吉村和敏さんを選考アドバイザーに迎え、ANAカレンダーコンテスト事務局にて厳正なる審査を行いました。
カレンダーに採用する12作品が決定しましたので、発表いたします!

*ANAは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルエアラインパートナーです。

選考アドバイザー

吉村和敏氏

吉村和敏氏 プロフィール
1967年、長野県生まれ。カナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。現在、東京を拠点に世界各国、国内各地を巡る旅を続けながら、意欲的な撮影活動を行っている。
2003年カナダメディア賞大賞受賞、2015年 東川賞特別作家賞受賞。写真集に『Du CANADA』(日経ナショナル ジオグラフィック社)『プリンス・エドワード島』『「フランスの最も美しい村」全踏破の旅』(講談社)、『BLUE MOMENT』『MAGIC HOUR』(小学館)、『RIVER』(信濃毎日新聞社)、『錦鯉』(丸善出版)などがある。

応募作品 結果発表

総評

世界にはたくさんの国があります。そんな国々を訪れ、個性あふれる美しい風景と接し、地元の人たちとの交流を繰り返していると、かけがえのない人生の思い出が生み出されていくのです。これが世界を旅する最大の魅力と言えるでしょう。
「ANA就航地を巡る美しい風景」をテーマに開催された当フォトコンテストには、想像を超える数多くの作品が集まりました。会議室の大テーブルの上に並べられたプリント写真を目にしたとき、まずは、この地球には幾重もの美しい光や色、形があふれていることに驚かされました。時代の流れでしょうか。スマートフォンのカメラで生み出されたスナップ写真も何点かあり、皆さんと一緒に世界を巡っているような不思議な感覚を味わいました。
1次、2次と審査をしていく過程で常に意識していたことは、作品から伝わってくる物語性です。心の底から旅を楽しみ、感じていると、生み出される作品に旅人の想いが反映されてくるものです。今回選ばれた12作品には、見る側を一瞬で現地に誘ってしまう、不思議な力が秘められているような気がしました。
いま、世界中の人々が日本の文化に関心を寄せています。国内各地も精力的に旅をし、まだ多くの人が気づいていない美しさや魅力をとらえ、その作品を世界に向けて発信してみたらいかがでしょうか。皆さんから寄せられたベストショットを眺めていたら、旅と写真にはまだまだ可能性があることに気づきました。
写真家 吉村和敏

1月 富士山

1月カレンダー

三ツ峠にて / 冨岡 茂雄様

絶景スポットと言われる三ツ峠から富士山をとらえた作品です。真っ白な樹氷の森と雲海が、富士の勇姿をいっそう引き立てています。真冬の大気の透明感がストレートに伝わってくるようで、作品を眺めていたら思わず深呼吸をしたくなりました。1年のはじまりに相応しい上質な作品と言えるでしょう。

2月 ロサンゼルス

2月カレンダー

グリフィス天文台 / 今井 美穂様

オレンジ色の夕焼け空から群青の空へと続くグラデーションの美しさに心が奪われました。眼下には、星空を鏤めたような果てしない都市の夜景が広がっています。一瞬、宇宙を彷徨っているような錯覚を抱きますが、グリフィス天文台の存在感が、この地球上で繰り広げられている光のドラマであることを教えてくれます。

3月 北京

3月カレンダー

故宮の角楼 / 三田 崇博様

世界遺産「故宮」の角楼をストレートにとらえただけでは、当たり前の説明写真になってしまいます。鏡のように凪いでいる水面と、雲一つない澄み切った青空を大胆に取り入れたことで、この場の静謐な雰囲気を伝える作品に昇格しています。建造物を生み出した人々の想い、この地の深い歴史をもっと知りたくなりました。

4月 長野

4月カレンダー

千曲川堤防 / 大槻 光平様

八重桜の並木が全長約4キロにもわたって続く地元では有名なスポットです。花が満開に咲き誇る季節に訪れ、光がやわらかくなる時間帯を狙ってシャッターを切っています。まるで絵本のページをそっと開いたようなメルヘンの世界が誕生しました。この作品に接する誰もが、いつかこの場所を訪れてみたいと夢を抱くことでしょう。

5月 パリ

5月カレンダー

エッフェル塔 / 脇元 文良様

パリをテーマにした中で最も目を引いたのが、このエッフェル塔を大胆な構図でとらえた作品でした。塔の下まで来て、ふと空を見上げたときに受けた驚きや感動が、ダイレクトに作品に反映されています。パリで暮らしている人たちはなかなかこのようには撮らないでしょう。街歩きの醍醐味を再認識することができました。

6月 シドニー

6月カレンダー

オペラハウス(VIVID SYDNEY)/ Yori Hirokawa様

オペラハウスのプロジェクションマッピングを、高度な撮影技術でとらえています。この作品の価値を高めているのが、縦横無尽に海上を移動する船の航跡です。早いスピードの船もあれば、ゆっくりと進んでいく船もある。まるでシドニーの街中で暮らす人々の生活スタイルが垣間見えてくるようです。

7月 東京

7月カレンダー

足立の花火 / 笠井 忠様

日本の夏の風物詩と言えば花火です。この作品の優れている点は、手前に高層マンション群を入れ、都市の一風景として花火をとらえていることです。文化を継承しつつ発展し続ける大都市東京を、見事に1枚の作品で物語りました。世界中の人々が煌びやかな東京に憧れを抱き、いつか訪れたいと願うことでしょう。

8月 ロンドン

8月カレンダー

ビッグ・ベン / 児玉 高照様

スカッとした澄んだ夏の青空に心が奪われました。空を背景にしたことにより、ビッグ・ベンの存在感が強調されています。この作品を面白くしているのが、構図の中に大胆に取り入れた地下鉄ウェストミンスター駅の標識です。新と旧が融合するロンドンのいまを伝えると同時に、賑やかな街の喧騒も聞こえてきます。

9月 メキシコシティ(郊外)

9月カレンダー

テオティワカン遺跡 / 鶴谷 巌様

ピラミッドのような巨大な建造物は、作品にするのが難しい被写体と言われています。少し離れた場所でカメラを構え、左右を大胆にカットした構図にし、望遠レンズ特有の圧縮効果によって建造物の大きさを伝えています。所々に点景で映り込んでいる観光客が、この作品に臨場感を与えてくれました。

10月 札幌

10月カレンダー

平岡樹芸センター / 佐藤 哲也様

秋の平岡樹芸センターから、まるで日本画を彷彿とさせる作品が誕生しました。太陽の光が斜めから差し込む時間帯を狙っているからこそ、モミジの色鮮やかさが際立ってくるのです。落ち葉が敷き詰められた小径を強調した構図も素晴らしい。明確な季節を持つ北国の魅力を伝える、旅情あふれる作品です。

11月 バンクーバー

11月カレンダー

スタンレーパークにて / 岸 大輔様

バンクーバーのダウンタウンは、スタンレーパークからの眺めが一番お勧めと言われています。近代的なビル群と秋色に染まる木々の枝葉を組み合わせたことで、カナダの秋の季節感を表現することができました。作品を眺めていたら、この街が毎年のように「世界で最も住みやすい都市ランキング」で上位に選ばれる理由がわかってきました。

12月 ミュンヘン(郊外)

12月カレンダー

ノイシュヴァンシュタイン城 / 溝渕 美穂様

シンデレラ城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城の冬の姿です。針葉樹が額縁の役割を果たし、風景写真が一枚の絵画のような作品に仕上がりました。観光でこの地を訪れる人たちは、夏から秋にかけての季節が中心になるでしょう。しかし、寒さが厳しい冬にも洗練された美しさが潜んでいることを、この作品は教えてくれています。

賞品

採用された12名の皆様には国際線ビジネスクラス往復ペア航空券を贈呈いたします。