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イスタンブール

パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。

掲載している内容は2024年12月5日時点の情報です。新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢の影響もあり、路線も運行状況もよく変更されます。またトルコではインフレが激しく、運賃の値上げが頻繁に行われています。

入国とビザ

ビザ

観光目的の日本国民は、通常は90日以内の滞在はビザ不要。

パスポート

パスポートの有効残存期間入国時に6ヵ月以上あることが望ましい。

検疫

日本からトルコへの渡航の際、以下はトルコ農林省から持ち込みが禁止されている。ただし、宗教上必要な食べ物に関しては事前に申請し、必要な手続きをとって別便で送れば、農林省の検疫を通さず持ち込むことができる。

  • a、 肉類
  • b、 乳製品
  • 3kg以上の果物・生野菜またはその乾物、および1kg以上のそのほかの農産物を持ち込む場合は関税が必要となる。

税関

免税品の持ち込み、所持について

  • 酒:アルコール度数22%未満の酒2リットル、22%以上の酒1リットル
  • たばこ:紙巻きたばこ600本または1本3g以下の葉巻たばこ100本、またはたばこの葉250gなど
  • 香水:5本(それぞれ600mlまで)
  • 食品:茶葉1kg、コーヒー1kg、チョコレート1kgまでなど

電子たばこの持ち込み

電子たばこについて、トルコ政府は健康への悪影響が通常のたばこに比べて強いとして、国内への輸入や持ち込み、国内での販売を禁止している。

時差とサマータイム

時差

トルコと日本の時差は6時間。日本の7:00がトルコでは深夜の1:00となる。以前はトルコと日本の時差は7時間(サマータイム時は6時間)だったが、2016年より冬時間を廃止。トルコと日本の時差は通年6時間となっている。

気候

気候

国土が広いため、地方によって気候や降水量の差が激しい。一般的に夏は雨が少なく、乾燥しており、海岸部では蒸し暑い。冬期は曇りが多く、よく雨が降る。東部の高原地帯では積雪もあり、路面が凍結することも。内陸部は日中と夜の気温差が大きい。

イスタンブールと東京の気温と降水量

通貨と為替レート・税金・両替・チップ

通貨と為替レート

紙幣と硬貨

トルコの通貨単位はトルコリラ(TL、テュルク・リラスTürk Lirası)。補助単位はクルシュKuruş(Kr)で、1TL=100Kr。1TL≒4.66円(2024年12月6日現在)
流通している紙幣は200TL、100TL、50TL、20TL、10TL、5TL。硬貨は1TL、50Kr、25Kr、10Kr、5Kr、1Kr(トルコ国内の激しいインフレにより硬貨の流通は順次減っており、ほとんど流通していないものもある)。

税金

トルコでは物品に10~20%のKDV(付加価値税)が掛けられている。そのほか、宝飾品など高級品、人体や環境に悪影響を及ぼすもの(アルコール飲料やタバコ、化石燃料など)にはÖTV(特別消費税)が別途掛けられている。また、税率は政策によりしばしば変更される。免税対象となる最低購入金額は税抜で1000TL。規定の額以上を購入したときに書類を作成してもらい、イスタンブール空港など出国地の税関で申請すれば、払い戻しが受けられる。
還付率は金額、購入点数により異なる。なお、ホテルや飲食など現地で受けたサービスについては還付されない。
詳細についてはグローバルブルーのサイトを参照のこと。

チップ

チップの習慣はヨーロッパ諸国同様にある。以下の相場を参考にして、スマートにチップを渡そう。心付けは諸外国同様一般的に行われる。大型ホテルでは、サービス料、KDV(付加価値税)が別というケースが多い。

レストラン

セルフサービスの食堂やファストフードでは不要。また、レシートにサービス料がプラスされている場合も不要。テーブルで会計をする場合には、会計の5〜10%を目安に置くとよい。レジで会計する場合はチップボックスがあることが多く、お釣りの小銭を入れるようにする。

ホテル

ベルボーイに荷物を運んでもらう場合は、1米ドルを目安にトルコリラで渡す(現在のレートで30〜35TL程度)。ルームサービスに対しては総額の10%を上限にキリのいい紙幣を渡す。ただしルームサービスメニューにサービス料が含まれていると記載されている場合は運んで来た人に50TL程度渡せばよい。また、現地ツアーに参加した場合、ガイドと運転手へのチップ(相場は参加人数や内容による)も必要だ。

タクシー

おつりの小銭をチップとする。

トイレ

町なかの公衆トイレやジャーミィのトイレ、バスターミナルやドライブインなどのトイレは有料のことが多い。料金はたいてい入口に書かれており、10〜50TL。

電圧とプラグ

電圧

プラグとコンセント

電圧は230Vで周波数50Hz、プラグは2本足のSEタイプがメインでB、B3、Cタイプもある。日本国内の電化製品はそのままでは使えないので、変圧器が必要。

ビデオとDVD方式

ビデオとDVD方式

DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVD内蔵パソコンでは通常PAL出力対応なので再生できるが、一般的なDVDプレーヤーでは再生できない(PAL対応機種なら可)。

ブルーレイ方式

ブルーレイソフトの地域コードは日本は「A」、トルコは「B」と異なる。地域コード欄に「ABC」と書かれたリージョンフリーのソフトなら日本の機器で再生可能。

郵便

郵便

郵便局はトルコ語でPTT(ペー・テー・テー)と呼ばれる。

郵便料金

郵便料金は国際通貨基金が創設した特別引出権「SDR」により設定され、その都度トルコリラに換算するため毎回料金は異なる。日本へのエアメール料金は2024年3月2日現在の換算で20gの封書は52.26TL、1kgの小包は766.55TL。

営業時間

月~金曜8:30~12:30、13:30~17:00。土・日曜は休み。大都市の中央郵便局は24:00(郵便局によっては19:00または21:00)まで営業している場合もある(営業時間は随時変更される可能性がある)。

電話

電話の掛け方

トルコから日本へ電話をかける場合

東京(03)1234-5678へかける場合
STEP1

00(国際電話識別番号)

STEP2

81(日本の国番号)

STEP3

3(0を取った市外局番)

STEP4

1234-5678(相手先の電話番号)

  • *1.ホテルの部屋からは、外線につながる番号を頭につける。
  • *2.携帯電話などへかける場合も、「090」「080」などの最初の0を除く。

日本からトルコへ電話をかける場合

イスタンブールの(0212)123-4567へかける場合
STEP1

010(国際電話識別番号)

STEP2

90(トルコの国番号)

STEP3

212(最初の0を除いた市外局番)

STEP4

1234-5678(相手先の電話番号)

  • 携帯電話の場合は010の代わりに「0」を長押しして「+」を表示させると国番号からかけられる
  • NTTドコモは事前にWORLD CALLに登録が必要。

祝日・祭日

祝日・祭日

西暦で祝う固定祝祭日と、イスラーム暦で祝う移動祝祭日(*印)がある。ラマザン(断食月)明けのシェケル・バイラム(ラマザン・バイラム)やクルバン・バイラム(犠牲祭)は最低3日間の祝日が続く。またこれらの連休および共和国の日の前日は半休となる。

2025年

  • 1月1日 新年
  • 3月30日~4月1日 *シェケル・バイラム(ラマザン・バイラム)
  • 4月23日 トルコ大国民議会開会記念日、子どもの日
  • 5月1日 メーデー、労働者と連帯の日
  • 5月19日 アタテュルク追悼記念日、青少年とスポーツの日
  • 6月6〜9日 *クルバン・バイラム(犠牲祭)
  • 7月15日 民主主義と国民連合の日
  • 8月30日 戦勝記念日
  • 10月29日 共和国記念日
  • 移動祝祭日

言語

言語

トルコ語が公用語。南東部ではクルド語も広く日常的に話される。シリア国境近くではアラビア語も話される。

ビジネスアワー他

ビジネスアワー

以下は一般的な営業時間の目安。ラマザン期間は日没で閉めることが多い。

銀行

9:00〜12:30、13:30〜17:00(民間銀行は17:30までのところもある)。休業日は、土・日曜、祝日

博物館

施設によって異なるが、国立の博物館は9:00〜17:30か18:00になっているところが多い。夏は19:00までのところもある。多くの施設でチケット販売は1時間前までとしている。

デパートやショップ

デパートやショッピングセンターは、10:00〜22:00のところが多い。一部は0:00まで営業している。一般の商店は10:00〜20:00ぐらいまで。スーパーマーケットは9:00〜20:00のところが多い。

レストラン

朝食を扱っているところは7:00、あるいはもっと早くから開店しているところが多い。スターバックスやカフェネロなどのチェーン店は7:00〜22:00、場所によっては23:00まで。カフェも8:00からのところが多い。ランチタイムからの営業店は、繁華街で12:00〜0:00、アルコールの出ないレストランや住宅街に近い食堂は昼に始まり20:00〜22:00頃に閉店する。

年齢制限

トルコでは18歳未満の酒類とタバコの購入は不可。

喫煙

ホテルは、ロビーなど屋内の公共スペースのほか喫煙可能と指定された客室以外は禁煙。レストラン、会社、学校など自宅以外のすべての屋内は禁煙。公共交通機関内、タクシー内、ツアーバス内も全面禁煙。違反した場合は罰金が課せられる。