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掲載日:2022.05.31

一人でもデイキャンプでも楽しめる、焚き火の始め方

眺めているだけで癒やされると人気の焚き火。トライしてみるには、どんな道具や手順、ルールがあるのでしょうか? キャンプ歴35年の日本単独野営協会の代表理事・小山仁さんに、初心者でもできる焚き火の始め方とポイントについて、教わりました。
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焚き火の火の付け方と楽しみ方を紹介する動画です

動画について

<動画シーン>

・火を付ける
・焚き火で調理を楽しむ
・焚き火を見ながら時を過ごす

【火を付ける】

フェザースティック(着火剤)の作り方の紹介
メタルマッチやライターを使った着火の仕方の紹介
細い木から順に薪を組む様子
ファイヤーブラスターで火力を調整している様子

【焚き火で調理を楽しむ】

焼き網を乗せ肉や野菜を焼いている様子

【焚き火を見ながら時を過ごす】

ゆっくり焚き火を見ながら夕暮れ時を過ごす様子

焚き火をするときの準備とルール

焚き火にはさまざまな準備やルールがある

焚き火は、キャンプで過ごすアウトドアの時間をゆったりさせてくれるもの。バーベキューやキャンプファイヤーと違って、小さな炎を見守りながら過ごすのが醍醐味です。自然に身をゆだねてゆらめく炎を眺めていると、時が経つのも忘れ、パチパチと薪がはぜる音に癒やされます。

焚き火初心者は、まず焚き火ができるキャンプ場を予約するのがベター。当日、準備する前にまず必要なのが、「やるかやらないかの判断」です。

「風が強く、火の粉が舞うような日は、やめる決断も大切です。季節の変わり目は風が強く、火の粉を飛ばして、他人のテントに穴を開けたり、火事を出したりすることもあります。“せっかく来たから”で焚き火をすると、思わぬアクシデントが起きると心得ましょう」(小山さん、以下同)

焚き火に必要な道具

焚き火の道具を自分で用意する場合は、次の10点を揃えます。

  • 焚き火台
  • 風防
  • スパッタシート(焚き火台の下に敷いて、下草に火の粉や灰が落ちるのを防ぐ)
  • 火消し壺
  • 薪割り台
  • ナイフ
  • ファイヤーブラスター(火吹き棒。火力の調整に使用)
  • 革手袋
  • 炭ばさみ
  • ファイヤースターター or マッチ or ライター

急に風が吹いて火が下草に燃え移ってしまったときのために、多めの水も用意しておきましょう。

基本的に直火OKのキャンプ場以外は、直火での焚き火は厳禁です。石のかまどを放置すると、人にけがをさせる恐れがありますし、焼け焦げた跡は元に戻らないからです。

左が広葉樹、右が針葉樹。この量で2時間ほど焚き火ができる

焚き火の薪は、針葉樹と広葉樹の2種類を用意しましょう。繊維がまっすぐな針葉樹は火が付きやすいので着火用に。繊維が入り組んでいる広葉樹は、ゆっくり燃えるのでおだやかに焚き火するのに使用します。

火の付け方

着火用のフェザースティックを作ってみよう

火をスムーズに付けるために、フェザースティック(着火剤)を作ります。細く切った針葉樹の薪や、細い建材を用意しましょう。

「細い針葉樹や建材を用意したら、薪割り台の上で、ナイフを向こう側に押して削っていきます。着火しやすくするために、最初は厚めにして、徐々に薄く細く削るのがポイント。下側は削らず平らなままでOK。2〜3本作ってみてください」

フェザースティックの火の付け方

フェザースティックができたら、いよいよ着火。フェザースティックの平らな面を下にして、メタルマッチやライターを使用すれば、すぐに着火します。

薪の組み方

火が着いたフェザースティック2、3本を焚き火台にのせ、その上に細い針葉樹、太い針葉樹の順で重ねていきます。このとき、隙間をあけて空気を入れるのがポイント。太い針葉樹に火がついた後は、広葉樹をそのまま重ねていっても大丈夫です。

焚き火の楽しみ方

ファイヤーブラスターで火力を調整

火が付いたら、おだやかに火を育てていくのが焚き火を楽しむ鉄則だそう。

「焚き火はキャンプファイヤーではないので、薪をくべすぎないことが大切です。薪を足すときは、1本消えかかったら、1本足すくらいがちょうどいいですね。ちょろちょろと燃えるのを見守るのが焚き火。炎のゆらめきやパチパチという音に癒されますよ」

焚き火は、ゆったり眺めるほかに、シンプルに調理を楽しむこともできる。その場合、ファイヤーブラスターで一度火力を上げて調整していく。

焚き火の楽しみ方はいろいろ

調理するときは、自立できる焼き網があると、肉や魚、野菜を焼くのに便利。赤い炎の上で焼くとススがついてしまうので、熾火(おきび)で焼きましょう。串に刺したマシュマロを焼いて、チョコクッキーで挟んでスモアにするのもおすすめです。

焚き火の後始末

火消し壺での消火

焚き火が終わったら、残った炭や灰を火消し壺に入れて消火します。炭を再利用しない場合は、アルミホイルに炭や灰を出し入れて、水をかけて消火し、そのまま包んで持ち帰ってください。持ち帰った炭や灰のゴミは、お住まいの地域のルールにしたがって処分しましょう。

ゆらめく炎をおだやかに見守る焚き火は、癒やしのアウトドア。ルールを守り、ゆったりした気持ちで始めるのがコツです。次の休日は、焚き火とともに静かな時間を過ごしてみませんか。

取材協力
小山仁さん

日本単独野営協会・代表理事/誰もがいつまでも綺麗で安全な野営地でソロキャンプを楽しむことができるようにと「ソロキャンプの健全な普及」を理念に設立。キャンプマナーの啓蒙や初心者の支援活動を行なっている。

ウェブサイト:日本単独野営協会

  • 記載の内容は2022年4月現在のもので、変更となることがあります。
ライター:岡本のぞみ(verb)
フォトグラファー:有泉伸一郎(SPUTNIK)

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