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香港

パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。

掲載している内容は2024年12月13日時点の情報です。

入国とビザ

ビザ

日本国籍の人の香港入国は、90日以内の滞在なら不要。中国本土に出入りする場合も、30日間以内の滞在ならビザは不要。

パスポート

パスポートの残存有効期間は、香港滞在が1ヵ月以内ならば「入境時1ヵ月+滞在日数以上」となっている。

  • ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがある。必ず大使館、領事館または旅行会社で確認。

検疫

日本から香港への渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。なお、関係機関の発行した輸入許可証がある場合は持ち込み可能。

  • a:すべての生きた動物(家禽類・爬虫類を含む)
  • b:中国以外のあらゆる場所を産地とする植物・植物の病虫害・土壌
  • c:絶滅危惧種の動・植物(死体・標本・身体の一部を含む)
  • d:動物の死体とそれを商品化したもの(毛皮・精液・血液など)
  • e:生の肉類(野生動物・家禽類を含む)および卵
  • f:冷蔵・冷凍の肉類と家禽
  • ただし出発地の公的機関の証明書があれば15kg以下は持ち込み可能。

税関

電子たばこの持ち込み

2022年4月30日以降、電子たばこ、加熱式たばこ、ハーブたばこを含む代替喫煙製品の持ち込みは基本的に禁止されている。成分にニコチンが含まれている電子たばこは香港では医薬品に分類されるため、持ち込みには医薬品輸入免許が必要となる。持病の治療目的として個人で持ち込む必要がある場合は、医師の診断書(英文)があれば持ち込みが特別に許可される可能性がある。また診断書には、病名の他に電子たばこの銘柄や必要量(滞在中の服用スケジュールなど)が明記されていることが必要。また、成分にニコチンが含まれていない電子たばこに関しては、輸入免許や医師の診断書は必要ない。香港に入境しないトランジットの場合も、この限りではない。

免税タバコの持ち込み、所持について

18歳以上に限り、紙巻きたばこ19本、葉巻25g以下のもの1本、そのほかのたばこ25gのいずれか1種、アルコール分30%以上のお酒1本(1L)まで。12万HK$以上の現金、またはそれに相当する小切手などを持ち込む場合は申請が必要。申告漏れは犯罪となり、罰金2000HK$と支払うべき税額の数倍、最高で50万HK$および禁固2年が科せられるので要注意。

時差とサマータイム

時差

時差は日本の1時間遅れ。日本の8:00が香港では7:00となる。サマータイムはない。

気候

気候

香港は亜熱帯気候に属し、夏の期間が長く、高温多湿だが、一応冬の時季もある。
ここ数年、台風の勢力が強まっており、7月~9月の台風シーズンには注意が必要。観光のベストシーズンは10~12月の秋から初冬にかけて。この時期はさわやかに晴れる日が多い。

香港と東京の気温グラフ

香港と東京の降水量グラフ

通貨と為替レート・税金・両替・チップ

通貨と為替レート

2018年から2020年にかけて発行となった各紙幣

通貨単位は香港ドル(HK$)とセント(¢)。1HK$は100¢、約19.77円(2024年12月13日現在)。紙幣は1000HK$、500HK$、100HK$、50HK$、20HK$、10HK$の6種類。硬貨は10HK$、5HK$、2HK$、1HK$、50¢、20¢、10¢の7種類がある。発券銀行が3つあるため、紙幣のデザインが複数あることに注意したい。

税金

消費税はかからない。ローカルな食堂やファストフード店以外のレストランでは10%のサービス料が加算される。ゲストハウスや格安ホテル以外のホテルでも10%のサービス料および3%の宿泊税が加算(2025年1月1日より)。出国税は120HK$、空港保安税は65HK$、第三滑走路建設のための空港建設費が90〜160HK$(エコノミークラスの場合)、70~160HK$(トランジットの場合)で、いずれもチケットに含まれている。OK24時間以内に出国した場合、または空港のスカイピア経由の場合には、出国税の払い戻しを受けることができる。また、香港への持ち込み品には関税はかからないが、一定量以上のアルコールやたばこには物品税が課せられる。

チップ

香港ではイギリス文化の名残としてチップの習慣があるが、最近は薄れつつある。

  • タクシー:タクシーではチップは不要。
  • レストラン:レストランでは合計金額の10%がサービス料として上積み請求されるので、おつりの小銭を残す程度でよい。大衆食堂やファストフード店ではチップ不要。
  • ホテル:ホテルのトイレでは2~5HK$、ベルボーイや部屋係には10HK$が目安。

電圧とプラグ

電圧

プラグは大部分がBFタイプ
プラグは複数の形状が存在する。ホテルではアダプターを用意していることもある

電圧は220Vで周波数50Hz。プラグは現在BFタイプ(角3ピンのイギリスタイプ)に統一されているが、古いホテルなどではBタイプが残っていることもある。変換プラグは持参したい。日本国内用の電化製品(パソコン周辺機器以外)はそのままでは使えないので、変圧器が必要。

ビデオとDVD方式

ビデオとDVD方式

ビデオ

香港のテレビ・ビデオ方式(PAL方式)は、日本やアメリカ(NTSC方式)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。

DVD・ブルーレイディスク

リージョンコードの確認を忘れずに。DVDの場合、日本のリージョンコードは2、香港は3のため、「All code」と明記されているものでないと日本では見られない。ブルーレイのリージョンコードは、香港も日本と同じAなので、香港で購入したソフトも日本で見られる。

郵便

郵便

郵便局の営業時間

場所によって多少違うが、だいたい月曜~金曜9:30~17:00、土曜~13:00。日曜・祝日は休み。中環の郵政總局は、月曜~土曜8:00~18:00、日曜は12:00~17:00、祝日は休み。

郵便料金

日本までの航空便は、はがきまたは20gまでの封書で5.4HK$、50gまで12.3HK$。小包は、船便1kgまで250HK$、航空便は1kgまで213.7HK$、EMSは212HK$。
詳細はHong Kong Post

電話

電話の掛け方

香港から日本へかける場合

STEP1

001(国際電話識別番号)

STEP2

81(日本の国番号)

STEP3

××(頭の0を取った市外局番)

STEP4

1234-5678(相手先の電話番号)

日本から香港へかける場合

STEP1

010(国際電話識別番号)

携帯電話の場合は010のかわりに「0」を長押しして「+」を表示させると、国番号からかけられる。

NTTドコモは(携帯電話)は事前にWORLD CALLの登録が必要。

STEP2

852(香港のエリア番号)

STEP3

12345678(相手先の電話番号)

祝日・祭日

祝日・祭日

年によって日にちが変わる休日もあるが、ここでは2025~2026年に従った。

2024年 ※( )内は2026年

  • 1月1日 新正月
  • 1月29~31日 旧正月(2026年2月17〜19日)
  • 4月4日(2026年4月4日) 清明節(2026年4月5日、7日が振替休日)
  • 4月18日(2026年4月3日 )受難節(イースター)
  • 4月19日(2026年4月4日) 受難節翌日(イースター翌日)
  • 4月21日 (2026年4月6日) 復活節翌日(イースターマンデー)
  • 5月1日 メーデー
  • 5月5日(2026年5月24日、25日が振替休日) 佛誕節(釈迦誕生日)
  • 5月31日(2026年6月19日) 端午節(ドラゴンボート)
  • 7月1日 香港特別行政区成立記念日
  • 10月1日 国慶節
  • 10月7日(2026年9月26日)中秋節翌日
  • 10月29日(2026年10月18日、19日が振替休日)重陽節
  • 12月25日 クリスマス
  • 12月26日 ボクシングデー

言語

言語

公用語は英語と中国語(広東語と北京語)。

ビジネスアワー他

ビジネスアワー

以下は一般的な営業時間の目安。商店やデパート、レストランなどは、店によって異なる。

銀行

月曜~金曜9:00~16:30、土曜~13:00(土曜休業のところもある)。日曜・祝日休み。

商店

11:00~21:00くらい。コンビニエンスストア、一部のファストフード店は24時間営業。大型ショッピングモールは10:00~22:00くらい、デパートは通常22:00までの営業。

レストラン

11:00~22:00くらいだが、飲茶レストランや粥・麺の店、茶餐廳は7:00くらいから営業。旧正月を除き年中無休の店が多い。高級レストランではランチとディナーの間に1時間ほど休憩をとる店が多いので注意したい。

年齢制限

香港では、18歳未満のタバコとアルコールの購入、またカテゴリー3に属する映画(暴力、性的描写などの多い物)の18歳未満の入場が禁止されている。競馬場への入場、馬券やサッカーくじ、マークシックスの購入は18歳以上のみ可能。

マナー

公共の場でのゴミの投棄、つばや痰を吐く行為に対しても一律3000HK$の罰金が科せられる。

喫煙

禁煙の範囲は、あらゆるオフィス、公共の場、飲食店、バーとカラオケの室内エリア、バスターミナルと広範囲に及ぶ。また公営の市場(市場内の食堂も含む)、公衆トイレ、プール、体育館、運動場、コロシアム、博物館、図書館、大部分の公園も基本的に禁煙(公園やプロムナードでは喫煙場所が設けられているところもある)。一部のレストランやバーでは、屋外に喫煙エリアを設けているので、スタッフに確認するとよい。禁煙の場所で喫煙した場合の罰金は一律1500HK$。

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