
石垣島

八重山諸島の玄関口としてもにぎわう石垣島は、3月に海開きが行われます。本格的な海水浴シーズンに入るのは気温が上がる6月。梅雨が明ける6月中旬くらいから、島内に点在する白砂ビーチは観光客でいっぱいに。台風にだけ注意すれば10月上旬まで海水浴を楽しめます。紫外線がとても強いので、ラッシュガードなどで肌を守ることを忘れずに。
さまざまなマリンアクティビティを楽しめる石垣島で人気なのが、世界最大のエイ、マンタを見にいくシュノーケリングトリップ。北西部の川平湾沖にあるポイントで見られ、特に遭遇率が高いのは6月~11月頃。3m~4mのマンタが優雅に泳ぐ姿は神秘的です。
石垣島が最もにぎわうのは、7月後半~8月の夏休み。この時期はホテルの予約も取りにくくなるので、繁忙期を外した5月のゴールデンウィーク明けや、6月中旬~7月中旬、9~10月を狙って訪れるというのも一案です。
また年間を通して温暖な石垣島では、10月以降も観光によい気候が続きます。最も気温が下がる1月でも平均気温は18.6℃あるので、ウエットスーツを着れば海でも遊べます。
岡山県(倉敷)

白壁の蔵屋敷になまこ壁など、昔ながらの情緒あふれる町並みが残る倉敷美観地区。暑さの和らぐ9月は町歩きにぴったりな季節です。歴史ある建築物が並ぶ美観地区は、車の進入が制限され、ゆったりとした雰囲気。趣ある建築の一角を改築した倉敷帆布や倉敷デニム、倉敷発祥のマスキングテープなどを扱うしゃれたショップも多く、散策がてらお店をのぞいてみるのも楽しいもの。散歩のあとは、レトロモダンなカフェでひと休みしましょう。倉敷から車で30分ほどにある水島コンビナートは、日本を代表する工業地帯であると同時に倉敷きっての夜景スポット。コンビナートを一望するなら鷲羽山スカイランにある水島展望台へ。水上から夜のコンビナートを眺める夜景クルーズも人気です。
岡山といえば果物。岡山が誇る白桃の旬は6月~9月で、この時期には道の駅や直売所にみずみずしい桃が並びます。また桃と同じく栽培が盛んなブドウは、4月~12月までと収穫時期が長いのが特徴。ピオーネ、マスカット、デラウェアをはじめ、さまざまな種類のブドウが次々と実り、ブドウ狩りも楽しみです。
香川県(粟島)

SNSで話題になり、メディアでも取り上げられて話題になったのが、香川県西部に浮かぶ粟島の海ほたる。海ほたるは、夜の海でやさしく輝く発光生物で、美しい海に生息するといわれています。波の動きに刺激を受け、揺れるように光る様子が幻想的で、空に輝く星と相まって、ロマンティックな雰囲気に包まれます。海水温が上昇する6~9月が見ごろで、この時期になると粟島にあるホテル、ル・ポール粟島では「海ほたる観賞会」を開催します。海の環境や生態といったネイチャートークとともに、事前に集めておいた海ほたるを海にリリースしてゲストを楽しませてくれます。
自然豊かな粟島は、日本のウユニ塩湖と呼ばれる父母ヶ浜やノスタルジックな風景が残る集落など、SNS映えする風景がたくさんあるのもポイントです。