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掲載日:2020.06.18

思い出が鮮やかに蘇る旅の記録術

旅の思い出をまとめようと、たくさん写真をとったり、美術館のチケット等を捨てずにとっておいたりするけど、忙しい毎日を過ごすうちに数ヶ月、いや数年経ってしまった…なんてことありますよね。いつか旅に出る日を願ういまこそ、「とっておきの旅」を記録に残してみませんか? 人気作家が語るトラベルノートづくりの魅力と、オリジナルのフォトブックがつくれるオーダー・ブック・サービスをご紹介します。

旅人の定番! トラベラーズノート

トラベラーズカンパニーが発売している革製手帳シリーズ「トラベラーズノート」をご存知ですか? タイ北部の都市チェンマイで一つひとつ手づくりされている革素材のカバー。旅を重ね、時を経るとともに風合いが高まるカバーは、使い込むほどに愛着が湧く旅の相棒のような存在です。それでいてノートは書きやすさに徹したシンプルさで、使い手のアイデア次第では個性豊かなカスタマイズも可能。その佇まいと機能性ゆえに、旅好きにも愛用者の多い人気商品です。

トラベルノート作家mini_minorさん愛用のトラベラーズノート

そんなトラベラーズノートを活用し、トラベルノート作家として活動しているのがmini_minorさん。一級建築士として建築関係の仕事に携わるかたわら、旅や日々のおでかけなどを記したノートを2017年よりインスタグラムで公開。憧れの海外旅行、国内のちょっとした散歩、好きな食べ物や展覧会。そうした記憶を楽しく、愛着いっぱいに記録しているノートにはファンも多く、インスタグラムのフォロワー数は2万人にも上ります。トラベルノートづくりの楽しさ、上手にまとめるためのポイントについてmini_minorさんに聞いてみました。

旅や日常を楽しむためのセンスを磨くノートづくり

時系列だけでなく、鑑賞した建築や食べたものも書き残す

mini_minorさんのトラベルノートづくりのはじまりは、7年前の北欧旅。建築好きが高じて、デザインの発達したフィンランドを都市部から郊外まで時間をかけてめぐる旅に出かけました。

「フィンランドの気候は夏が短く、冬が長いのが特徴です。私が真冬に訪れた時だと朝は午前9時まで真っ暗、そして午後2時くらいから太陽が沈みはじめ、午後4時にはまた真っ暗。そんな状況だと部屋にいる時間も自然と長くなるので、家での生活を少しでも明るい雰囲気で過ごそうとデザインが発達したということにもうなずけました。そうしたポジティブなエネルギーを持つ人たちのセンスや発想から生み出されたあらゆるものたちに強く刺激を受け、それを写真ではない形で心に焼き付けたいと思ったのです。こんな感動を、あんな発見をしたのに、写真でしか残さないなんてもったいないって」

ノートには絵だけでなく現地の地図やその日のテーマなども書き残す

自分だけの時間が積み重なる本革の味わいと、機能的な性質に惹かれ、トラベラーズノートを愛用するようになったmini_minorさん。インスタグラムにノートの内容を投稿するようになると、旅や日常での過ごし方も変わってきたといいます。

「旅はもちろん、仕事や普段の生活でもトラベラーズノートを持ち歩くようになりました。私にとっては持っているだけでワクワクする手帳ですし、革の表紙を開いて何か記している姿もかっこいいなと。それと面白い!好き!嬉しい!など自分の心が動いた瞬間を見つけて記すことで「書くことそのものを楽しめる」ようになるのも大切だと思います。写真のノートは上海旅のものですが、エネルギッシュな街だったのでノートもすごく濃密。訪れる前は少し堅い街のイメージを持っていましたが、複雑な歴史だったりエキゾチックな文化だったり、発見が多くて刺激的な街歩きになりました。なにかを見つけるためのセンスが研ぎ澄まされるようになったのも、トラベルノートのおかげかもしれません」

思い出が消える前にその場でメモをする

大好きなパンやビールは味や風味をマトリクスにして記録

「フィンランド旅行をきっかけにトラベルノートを書き始めるまでは、記録を残す習慣なんてまるでありませんでした。大学の友人にも『こんなに筆まめの人じゃなかったのに』と驚かれます。そんな私でもノートが続けられているのは、気づいたことがあったら汚くてもいいから、とにかくその場でメモすることの効果を実感しているからかもしれません。見出しだけ書いて、あとから追記することもありますよ。どんなにおいしいものを食べても、時間が経ったら、おいしいかおいしくないかしか覚えていないと思うんです。それがもったいなくて、その瞬間に記録するようにしています。食べ物なら食感とか匂い、屋台の食事なら作る過程とかも。思い出のディテールは時間が経つほど曖昧になって、そのうち思い出せなくなるので」

展覧会の記録はチケットやパンフレットも活かす

「海外旅行や食べ歩きだけでなく、美術館や博物館などの展覧会へのおでかけもトラベルノートにしています。デザインそのものに興味があるので深堀りすれば勉強にもなるし、展覧会があった街のことも思い出せます。究極の理想は、日常も旅をしている気分で過ごすこと。だからトラベルノートを普段から記していくことで、海外に思いを馳せる旅をしているようなワクワクを、つねに抱くことができたらいいなと思います」

現地ではその場で感じた発見をサッとメモし、帰国後に写真と照らし合わせながらまとめているmini_minorさんのトラベルノート。見開きのページを仕上げるのに長くて7、8時間を要するそれは、旅行の発見と、楽しむためのセンスが詰まったアート作品そのもの。5月27日には、初めての著書が発売! 楽しくて、ついつい真似したくなるアイデアが満載の一冊を片手に、旅を振り返ってみるのはいかがでしょうか。

『“忘れたくない”をかたちにする my トラベルノート』(ワニブックス)1,300円
mini_minor

Instagram:@mini_minor

『“忘れたくない”をかたちにする my トラベルノート』(ワニブックス)

1,300円

ライター:Minimal

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