世界最大級のダンプに出会う「こまつの杜」

「那谷寺」の魅力を教えてくれたANAの北山さんが「小松まで来たなら、ぜひここも訪れてください」と熱弁したのは、JR小松駅前に広がる「こまつの杜」。
建設鉱山機械のシェアで世界2位を誇る日本メーカー「コマツ」の歴史や技術を学ぶことができる複合型展示施設です。
「小松市は『乗りもののまち』と呼ばれ、小松市内には航空プラザ、ポッポ汽車展示館、日本自動車博物館など乗り物に関連した施設がたくさんあるのですが、『こまつの杜』は何といっても展示物の迫力が違います。
まずは日本に1台しかないという超大型ダンプトラック「930E」。そして、やはり日本に1台しかない超大型油圧ショベル「PC4000」。この2台が屋外展示されているのですが、その大きさに圧倒されること間違いなしです。
また『こまつの杜』の隣には『サイエンスヒルズこまつ』という科学や未来に触れられる展示が楽しめる科学館もあります。ものづくりの街・小松の魅力をじっくり体験してみてください」と北山さん。

北山さんイチオシの建機「930E」は、高さ約7m、車体重量200トン。
荷台には小学生を7,400人載せることが出来るという驚愕ボディが目印。
「PC4000」は、コマツ創立100周年を記念して2021年に設置されたもので、こちらは車体重量約400トン。
シャベルのひとすくいで、なんと40トンもの土砂(軽自動車5台分超)をすくうことができるというから驚きです。
他にも、約70年前に作られた国産ブルドーザーの元祖ともいうべき機械や、コマツ製最古のホイールローダーなど1940~60年代に作られた懐かしの建機が展示されているので、車好き・建機好きな方はぜひ、こちらの見学も忘れずに。


「こまつの杜」内には、旧本社の外観を復元し、コマツの100年の歴史を知ることができる「わくわくコマツ歴史館」をはじめ、子供たちが建設機械の仕組みを体験しながら学べる「わくわくコマツキッズ館」や「わくわくコマツ未来館」があり、建設機械を通して日本が誇る「ものづくり」を知ることができます。
また「げんき里山」と名付けられたエリアでは、自然あふれる小川や田んぼ、チョウの観察路などが整備され、里山の自然に触れる体験も。
北陸を旅する際はぜひ「こまつの杜」で、「学び」の1ページを添えてみましょう。
スポット情報(3)
- 名称:こまつの杜
- 住所:石川県小松市こまつの杜1
- TEL:0761-24-2154
- 営業時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)/月曜、第5土曜休
- 入場料:無料
- ウェブサイト:こまつの杜
おわりに
歴史、伝統、そして最新の科学技術。
日本を支える3つの柱が集まる小松市は、石川県を訪れたならぜひ訪れたい穴場エリア。
粟津温泉など人気温泉地もあり、退屈知らずの旅になることうけあいです。
- 記載の内容は2021年11月現在のもので、変更となることがあります。
- 写真はすべてイメージです。