

撮影のため、高津戸さんと一緒に訪れたのは、オーストラリアのシドニー。近代的なビル群とのどかなビーチリゾートが隣り合う人気の都市だ。高津戸さんへのリクエストは、「3泊4日の週末海外出張コーデ」。出張先でのアポの前後1日をフリータイムと想定して、アーバンカジュアル、ビジネスフォーマル、リゾートカジュアルの3コーデを提案してもらった。
今回のコーディネートのコアアイテムは、ANA×EDIFICEが共同開発したポケッタブルチェスターコート。都市から都市へ移動する旅を快適かつスタイリッシュに過ごすためのさまざまなアイデアが盛り込まれている。

まず特筆すべきは、NASAが開発した抜群の温度調節機能を持つ中綿と裏地を採用していること。さらに、表面にもゆるやかな形状記憶性と初期撥水性が特徴のポリエステル素材を贅沢に使っている。開発にも携わっている高津戸さんは、こう語る。
「今回のチェスターコートは、シャープな細身のシルエットにこだわりました。表地のやや張りのある形状記憶性の素材を活かして、中綿のふくらみをできるだけ目立たないように仕上げています。これならフォーマルでもカジュアルでもスタイリッシュに着こなせます。30~40代の方なら、ビジネスシーンはもちろん、プライベートの時間も常に大人らしい見え方を意識してほしいというのが今回の私からの提案です。出張先で訪れる場所も20代とは大きく変わりますよね。オフィス往訪の後は、レストランで会食をして、ホテルのバーへ…という流れも珍しくないでしょう。移動中も含めて、常に見られている意識を持つと出張コーディネートのアイデアも広がりますよ」
【COORDINATE:1】 アクティブに動けるアーバンカジュアル

では、シドニー出張の3コーデを高津戸さんのアドバイスと一緒に見ていこう。
まず、取引先とのアポの前日に現地入りして、街歩きを楽しむときのアーバンカジュアル。アクティブに動けるけれど、スニーカーほどのラフさを出さないのがポイントだ。

「ネイビーのチェスターコートにタートルネックとイージーパンツを合わせました。チェスターとタートルは、鉄板の組み合わせ。ジャケットなしで合わせたいですね」

「シューズはビット付きのスリッポン。ルームシューズのブランドが開発した商品なので、飛行機の移動時にも快適な履き心地です。スニーカーで外すのではなく、ラクだけど大人っぽさをしっかりキープするアイテムを選ぶのがポイントです。街歩きに使っても疲れないし、スーツケースの中でかさばらないのもいいですね」

「タートルネックのニットは、ハウンドトゥース(千鳥格子)の柄を選びました。1枚でも存在感があるし、ほかのジャケットなどにも合わせやすいですね」

「小物はマフラーがマストです。カシミアの素材感でワンランク上の印象を意識しています。冬は巻物のアクセントをひとつ取り入れることで、イメージが大きく変わります。もちろんスーツにも合わせられます」

「バーなどを訪れる際に便利なのが、レザーのクラッチバッグ。海外で財布を直に持ち歩くのはないですよね。機内でチケットやパスポートを入れておくのにも重宝します。ファッションとしてだけでなく、使い勝手もいいですよ」

ちなみに飛行機移動の際、コートは頭上の荷物入れに畳んで入れておくのが正解。長時間着たまま移動すれば、伸び・シワの原因になるのは言うまでもない。その点、今回紹介するポケッタブルチェスターコートは、コンパクトに畳んで持ち運ぶことが可能。出張アイテムには欠かせないうれしい機能だ。
【COORDINATE:2】 大人の“こなれ感”を意識したビジネスフォーマル

続いて、取引先とのアポ当日。スーツにタイのビジネスフォーマルにチェスターコートを合わせていく。ブルートーンで統一しているのがポイントだ。

「ネイビーのチェスターにあえてネイビーのスーツ、ブルーのシャツ、ネイビーのタイを合わせました。白シャツは、パキッとしすぎる印象なので、ブルーのシャツを選ぶことで、大人の“こなれ感”を出すことができます。ネイビーのタイは、顔の印象を締めるので、ストイックさも演出できます」

「シューズは黒のストレートチップ。【JETSETTER Vol.01】でも紹介しましたが、出張に持っていくならド定番のコレがやっぱり便利です」

「バッグは、ハンドルが長めのビジネストートを選びました。これならコートの上からでも肩掛けできるので、移動する際などにも便利ですよね。容量もあるので、1日分の資料やPCも持ち運べます。折り畳めば、スーツケースにもすっきり収まります」

ここで気になるのが、スーツを持ち運ぶときの注意点。今回は、スーツ上下はスーツケースに入れて運ぶ想定。到着後、気をつけることはあるだろうか?
「ホテルに到着したら、すぐにスーツの上下を取り出し、ハンガーにかけておくのがいいでしょう。1日かけておけば、充分シワも伸びます。ホテルにスチームアイロンがあれば、スチームを吹きかけておくのもおすすめです。せっかく前日入りしたなら、こうした下準備はしておきたいところです」
【COORDINATE:3】 ちょっと大人のリゾートカジュアル

取引先とのアポの翌日は、オフを取って完全なプライベートの想定。コンセプトは、「リゾートリラックス」。白いカットソーにデニムを合わせたリゾートカジュアルをコーディネートしてくれた。

「ネイビーのチェスターに白のカットソーとデニムを合わせました。カットソーは、柄を入れずに無地に。さらに、デニムもブラックを選ぶことで、リゾートだけど、ちょっと締まった印象になります」

「フォーマルにも合わせられるチェスターなので、淡いブルーデニムより、ブラックが合いますね。シューズは初日に履いていたビット付きのスリッポンです。ビーチにも合うでしょ?」

街歩きを楽しんだら、夜はカジュアルな雰囲気の夜景バーへ。海外に住む旧友と再会して、軽く1杯というのも悪くない。「相変わらずおしゃれなのね」と思われるスタイリングで臨みたい。

チェスターコートをベースに、カジュアルからフォーマルまで3つのコーディネートをEDIFICEのPRESS担当・高津戸真吾さんに紹介してもらった。今回紹介した「ANA×EDIFICEコラボ チェスターコート」はもちろん購入可能。詳細は、下記ページをご覧いただきたい。
<ANAオリジナル> ANA×EDIFICE ポケッタブルチェスターコート

ANA×EDIFICEが共同開発した都市から都市へ移動する旅に快適な機能を持ったコート。温度調整機能を持った中綿、裏地には、NASAのために開発された素材「アウトラスト」を使用。体からの余分な熱を吸収し、寒くなると蓄えていた熱を放出するという働きで、快適な体感温度へとコントロールします。表素材には、イタリアLIMONTA社により企画されたソフトメモリー(ゆるやかな形状記憶性)、初期撥水性が特徴のポリエステル素材を採用。内側には、ファスナー付きのポケットが4カ所あり、パスポートなどが収納できるようになっています。さらに、コンパクトに畳んで、持ち運びができるように、同生地を使用した収納袋も付属します。
- <ANAオリジナル> ANA×EDIFICE ポケッタブルチェスターコート
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価格:36,720円(税込)
URL:https://www.ana.co.jp/travelandlife/article/000460/