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掲載日:2021.08.23

【獣医師監修】犬の体臭の原因6選。愛犬の臭いが気になる飼い主さん必読

愛犬が放つ臭いが気になる飼い主さんも、少なくないでしょう。それらの体臭の原因や、臭いを軽減させるための対策等を紹介します。また、病気が原因の臭いについても解説します。

犬の体臭が発生するのはなぜ?

愛犬の体臭対策は愛犬にとってストレスにならない程度に
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犬の体臭の主な原因は、皮脂です。
犬は人間のような水っぽい汗をかかないので、いわゆる「汗臭い」という体臭はありません。
犬の体臭は、皮脂が空気に触れて酸化することで生じます。
皮脂をエサとする菌が繁殖しやすくなる高温多湿の時期は、とくに愛犬の体臭は強くなるでしょう。

そもそも、犬は自分のニオイがしっかりついていると安心する習性があります。
体臭は繁殖行動において異性へのアピール材料のひとつにもなり、母子の心を安定させる材料にもなるからです。
このように、自身のニオイは犬にとってプラス面が多いため、シャンプー後に体臭が消えてしまうと不安になり、地面に擦り付けてシャンプーの匂いを消そうとする犬もいるでしょう。

人によっては「獣臭い」と表現することもあるような、飼い主さんにとっては軽減させたい体臭ですが、取り過ぎてしまうのも犬にしてみれば迷惑なのかもしれません。
愛犬の体臭対策は、愛犬がストレスを感じない程度にとどめたいものです。

犬の臭いごとの対処法

皮脂汚れからくる体臭の場合はシャンプーが効果的
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飼い主さんが気になる愛犬の臭いには、皮脂の酸化による体臭のほか、口臭や尿によるアンモニア臭などがあります。
それぞれの臭い対策として、以下を試してみるとよいでしょう。

臭いの対処法(1)シャンプー

皮脂汚れが溜まってきたら、シャンプーで皮脂を洗い流すのが効果的です。
ただ、シャンプーに含まれる界面活性剤は、皮膚のバリア機能を保つ常在菌も洗い流してしまいます。
どの犬種でも、皮膚が健康な状態であれば、乾燥した時期は3~4週間に1回程度、ジメジメした時期は2~3週間に1回程度がシャンプーの適切な頻度と言われています。

なお、フレンチ・ブルドッグ、パグ、シー・ズー、ラブラドール・レトリーバーといった皮脂の分泌が多めな犬種は、剛毛のテリア系など分泌が少ない犬種に比べて、体臭や皮膚のベタつきが気になる場合はシャンプーの頻度を高めにしてもよいでしょう。

シャンプーは、飼い主さんがいい匂いだと感じるものをチョイスして問題ありません。
けれども、愛犬にとっては変わった匂いがすると違和感を感じて、床に身体をこすりつけるなどして匂いを取ろうとするかもしれません。
愛犬が必死で取り除こうとするような、強い香りのシャンプーは控えたほうがよい可能性もあります。

また、旅行中や外出時に部分的に汚れて臭いが気になる時は、洗い流さないでよいシャンプーなどを活用すると便利です。

臭いの対処法(2)洋服

愛犬の体臭は、ずっと一緒に生活している家族は慣れてしまい気にならなくなるものです。
けれども、旅行での宿泊先などでは、体臭が気になる人がいるかもしれません。
その際の臭い対策としては、愛犬に洋服を着せること。
身体から空気中に放つ臭いを多少は軽減できます。

臭いの対処法(3)拭く

フレンチ・ブルドッグやパグなど顔にシワのある犬種は、どうしてもシワとシワの間に皮脂汚れが溜まるので、顔が臭いと感じるかもしれません。
顔や身体にシワのある犬種は、シワの内側に溜まった汚れをブラッシングついでに拭き取ってあげましょう。
同様に、目ヤニや涙を放置しておくと、そこに雑菌が繁殖して顔の臭いの原因になります。
目の下の汚れが気になる場合は、コットンなどでやさしく目ヤニや涙を拭い取ってあげてください。

臭いの対処法(4)ブラッシング

短毛か長毛かにかかわらず、頻繁にブラッシングをすると皮膚の新陳代謝が促され、皮脂の分泌が安定します。
短毛犬種は獣毛ブラシやラバーブラシ、長毛犬種はピンブラシやコームを使って、被毛に溜まった汚れを取り除くのをぜひ日課にしてください。

長い被毛が毛玉になると、毛玉内で雑菌が増殖しやすくなるので要注意。
毛玉は、スリッカーブラシなどを使ってほぐし、いつも衛生的な被毛を保てるようにしましょう。
長毛の犬種は、尿の成分が被毛に付着してしまい、それがアンモニア臭の原因になるケースも少なくありません。アンモニア臭軽減のためにも、ブラッシングは有効です。

ブラッシングの際、静電気と被毛の傷みを防げるブラッシングスプレーを使うのもおすすめです。
飼い主さん好みの匂いがするスプレーを使いながら、楽しいブラッシングタイムを。

臭いの対処法(5)耳掃除

垂れ耳の犬種は、耳の内部が蒸れて、マラセチアなどの常在菌が増殖しやすい傾向にあります。
垂れ耳犬種の中でも、とくに皮脂分泌が多いシー・ズー、アメリカン・コッカー・スパニエル、ラブラドール・レトリーバーなどは、増えたマラセチアが原因で外耳炎になりやすいので注意が必要です。

綿棒や布で耳を拭う掃除法は、薄い耳の皮膚を傷つけてしまい、ますます雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうので避けましょう。

耳の臭いが気になる時は、獣医師に相談を。
動物病院で適切な耳洗浄を行ってもらうとよいでしょう。

臭いの対処法(6)デンタルケア(歯磨きなど)

3歳以上の犬の7~8割は歯周病を患っていると言われるほど、犬は人間よりも歯周病になりやすい動物です。歯周病は、口臭の原因になります。

口臭予防には、毎日のデンタルケアが欠かせません。
歯ブラシを使って歯周ポケットの汚れを掻き出すケアが理想的ですが、歯磨きがむずかしい愛犬には、デンタルスプレーやデンタルジェルなどのケアグッズを活用してください。
歯周ポケットの汚れは除去できませんが、歯磨きガム、歯磨き効果のあるおもちゃなども使いながら、口臭予防と歯周病予防に取り組むのも対処法のひとつ。

さらに、口腔内善玉菌配合のドッグフードや口腔内の環境を整えるサプリメントなどを与えることで、口臭が改善するケースもあるでしょう。

まとめ

愛犬の臭いの原因を知って、適切な対策を
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犬の体臭の主な原因は、皮脂の酸化です。
犬である以上、ある程度の体臭がするのは当然で、犬自身は自分がまとっている体臭で安らぎを得ていることも、覚えておいてあげたいものです。
けれども、口臭や耳の臭いは、病気の原因になる菌が原因のケースもあるので適切な対策を取ってあげましょう。

愛犬が健康的な毎日を過ごせるように、正しい知識を得て役立ててくださいね。

  • メインビジュアルは、イメージ(pixta_76161887)です。
ライター:臼井 京音
監修者:箱崎 加奈子(獣医師)

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