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ANA Trivia Vol.27
ボーイング787のエンジンカバーにはギザギザがあります。これは何のため?

2017.02.02ANA Trivia

ANA Trivia

ボーイング787(ドリームライナー)には、いたるところに革新的な技術が使われています。なかでも外見的に分かりやすいのが、エンジンのナセル(樽型カバー)の後部に刻まれたギザギザ。もちろん、この不思議な形には理由があります。さて、その理由とは次のうちどれ?

ボーイング787のエンジンカバーにはギザギザがあります。これは何のため?

ボーイング787のエンジンカバーにはギザギザがあります。これは何のため?

騒音を減らすため

飛行機のエンジンを覆っている樽型カバーをナセルと呼びます。ナセルの縁は通常、つるんとした直線です。ところがボーイング787のエンジンを見ると、ナセルの後部が山形のギザギザになっています。この特徴的なナセルはシェブロンノズルと呼ばれ、飛行機の運航に際して画期的な役割をはたしているんです。

その役割とはエンジンの騒音を減らすというもの。ギザギザのカバーを付けるだけで騒音軽減になるの?と思ってしまいますが、シェブロンノズルの開発にはアメリカ航空宇宙局(NASA)も協力しているそうです。

飛行機のジェットエンジンは、外から空気を取り込み燃料と混合して燃焼させます。飛行機はこの爆発・燃焼により、高速の燃焼ガスを排出し飛ぶことができるわけですが、同時にものすごい爆音が発生します。

シェブロンノズルを装着すると、排出された燃焼ガスが周囲の空気とうまく合わさり、騒音が減少するとのこと。機内でも快適に過ごせると好評です。

ただのデザインのように見えるギザギザに、こんなにも効果的な役割があったんですね。シェブロンノズルは特徴的なので、ボーイング787の見分け方のひとつにもなります。ちなみにエンジンは、あのロールス・ロイス社製です。