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掲載日:2020.09.11

【獣医師監修】犬がしゃっくりをする原因は? 対処や治療は必要?

愛犬が急にしゃっくりを始めると、飼い主さんはびっくりするかもしれません。今回は、犬がしゃっくりをする原因から、適切な対処法、治療が必要な病気かどうかまで、詳しく解説します。愛犬の健康を守るために、ぜひ知っておきたい知識です。

犬のしゃっくりの原因と症状は?

犬のしゃっくりの原因と症状は?
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犬のしゃっくりは、それほどよく現れるものではありません。
けれども、犬も様々な理由でしゃっくりを起こします。

犬のしゃっくりが起こる原因は、人間と同様で横隔膜がけいれんを起こすから。
横隔膜がけいれんを起こす理由そのものは医学的に明らかにはなっていないようですが、横隔神経や迷走神経、呼吸中枢が刺激されることが引き金になると考えられています。

犬がしゃっくりを起こすと、声は出なくても、お腹や胸のあたりから上半身がヒクっと一瞬動くのが確認できるでしょう。

犬のしゃっくりの原因には、病気に起因するものとそうでないものとがあります。
病気が原因となる場合、呼吸器疾患や消化器疾患などが挙げられます。
早食いによってしゃっくりが起こることも、少なくありません。
レアなケースですが、不安やストレスによる呼吸の乱れが原因になることもあります。

犬のしゃっくりを止める方法(応急処置・対処方法)

犬のしゃっくりを止める方法(応急処置・対処方法)
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まず知っておきたいのが、犬がしゃっくりで命を落とす心配はないということです。
もし愛犬がしゃっくりを始めても、焦らずに対処しましょう。

人間同様、いずれしゃっくりは止まるもの。
しゃっくりをしている愛犬が苦しそうでもなく、怯えた様子も見せてないようであれば、まずは数分間見守ってみましょう。
それでも止まらないようであれば、次の方法を試してみてください。

ひとつは、愛犬を撫でたり抱っこしたりして落ち着かせてあげること。
このとき、飼い主さんも呼吸を整えるのがポイントです。
飼い主さんが焦ると、愛犬も不安を感じて呼吸が乱れてしまうからです。
飼い主さんが深呼吸をしながら、愛犬の喉やお腹をやさしくゆっくりと撫でてあげてください。

愛犬を撫でて落ち着かせても止まらない場合、そのままそっと愛犬のマズルを飼い主さんが握り、反対の手の指で鼻の穴をほんの数秒だけ塞いでみてください。
もし、愛犬が嫌がる様子を見せるのであれば、無理せず、この方法は断念を。
愛犬が抵抗せずに受け入れてくれるようであれば、この方法を何度か繰り返すと、しゃっくりが収まることもあります。

愛犬に水を飲ませるという方法もあります。
ただの水では、「飲んで」と言っても犬はきっと口をつけてくれません。
ボウルにヨーグルトの上澄み液や、キューブ状に冷凍しておいた鶏スープなどを入れて、「おいしそう! 飲みたい!」と愛犬に思わせる工夫を施すのがコツです。
おいしく味付けをしても水を飲まない場合は、ヨーグルトやバターを飼い主さんの指先につけて、しばらくなめさせても良いでしょう。飲む、なめるといった行動によって、しゃっくりが止まるケースも少なくありません。

なお、人間では音でびっくりさせて止める方法もよく試されますが、犬の場合は音を出しても怖がって余計に呼吸が乱れる可能性が高いので、その方法はおすすめできません。

重篤な病気の可能性は?

重篤な病気の可能性は?
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そもそも犬は人間ほどにはしゃっくりをしません。
けれども、まれに、病気が原因でしゃっくりが起こることもあります。
消化器の病気や、消化管内の寄生虫が、まずひとつ。
横隔膜付近に腫瘍ができていて、横隔膜を刺激している可能性もあります。
また、呼吸器疾患が原因となる例もあります。
誤飲をしたものが、食道や消化器に詰まってしまい、しゃっくりを引き起こすケースもなくはありません。

なお、しゃっくりと間違えやすい病気の症状として、てんかん発作や胃拡張胃捻転症候群が挙げられます。
いずれも、よだれが症状のひとつとして見られます。
また、胃拡張胃捻転症候群の場合は、ぐったりして、吐きそうなのに吐けないというのが主な症状です。
胃捻転は命に関わるので、緊急で動物病院へ。

犬のしゃっくりの予防法と注意点

犬のしゃっくりの予防法と注意点
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食事中にしゃっくりをする犬は、早食いが原因かもしれません。
そのような愛犬には、しゃっくり予防のために早食い防止策を施しましょう。
早食い防止食器というキーワードで検索すると、多くの商品がヒットするはずです。
これらの食器を活用してみてください。
それでもしゃっくりが起きる場合、喉にフードが詰まりにくいように、フードをふやかしたり、フードを小粒にするなどして試してみましょう。

いずれにしても、毎日のようにしゃっくりを起こしたり、寝起きや寝ているときなど、しゃっくりを起こしそうにないタイミングで頻繁に見られたり、ほかに咳や嘔吐や下痢などの症状が見られたりする場合は、しゃっくりという現象の裏に違う病気が隠れている場合があるので獣医師に相談をしてください。

まとめ

まとめ
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決して多く見られる現象ではありませんが、犬もしゃっくりをします。
しゃっくりが原因で犬が命を落とすことはないので、過度な心配は不要です。
しゃっくりの原因として多い早食いなどを改善しても頻繁に見られる場合、病気が原因のケースもあります。
しゃっくりのほかに気になる症状があれば、動物病院を受診しましょう。

ライター:臼井 京音 Kyone Usui
監修者:箱崎 加奈子(獣医師)

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